今日からいよいよ済州島一周自転車旅の始まり。昨日の夕焼けが保証してくれたように、今日もすばらしいお天気。
旧済州の塔洞(탑동タプドン)のホテルを出、まずは昨日と同じようにその目の前にある、海に面した塔洞広場(탑동광장 タプドングヮンジャン)へ。
私たちはこの塔洞広場から半時計廻りに済州島の一周に出発します。まだ朝早いせいか、広場には昨日と違ってほとんど人はいません。
ジオポタ独占で、この広場と真っ青な海の間の歩行者自転車道を行きます。うしろには済州市街が一望にできる沙羅峰(사라봉 サラボン)が見えています。
先には韓国の最高峰である漢拏山(한라산 ハルラサン 標高1,950m)が私たちを歓迎してくれています。
この先、進行右手には青い海、そして左手にはこの漢拏山を仰いで進みます。
ほどなく、昨日訪れた龍淵(용연 ヨンイェォン)に到着です。
昨日は夕方だったので、龍淵の水はやや沈んでいましたが、朝日を受けた今日は瑞々しく、周辺の緑も輝かしい。
龍淵の吊り橋を渡ってさらに進むとすぐに、龍頭岩(용두암 ヨンドゥアム)に到着。
ここはさすがに済州一の観光名所とされるだけあって、すでに大勢の観光客で賑わっています。龍頭岩はその名のとおり、龍の頭の形をした岩ですが、近年その頭の一部が欠けてしまったそうです。
この岩は200年ほど前に噴火した漢拏山(한라산 ハルラサン)の溶岩でできたものだそうで、龍が頭をもたげて海から這い上がろうとしているように見えることから、この名が付いたといいます。
昔大蛇が、竜になろうとして漢拏山の玉を盗んで逃げようとした時、怒った漢拏山の神霊の矢に射られ、体全体が海に沈み頭の方が空に向かって固まってしまった。
という伝説があるとのこと。
参考文献:KONESTなんでもここは、韓国の新婚カップルは必ず訪れるというほどの観光名所なのだそうですが、ん〜〜ん、どうでしょう? この龍頭岩はともかく、海岸線はきれいではありますが。
龍頭岩を過ぎれば、しばらくは一本道の海岸路を行きます。
このあたりは済州のデートコースで、メジャーなドライブコースでもあるので、それなりに車が多く、私たちは自転車道になっている歩道を使って進んで行きます。
『今日もお天気で最高〜 来て良かった〜〜』 と海外初ツーリングのキルピコンナが牽く。
龍頭岩から1kmほど行くとヨンドンポグ(용담포구)という小さな入り江に付きます。
ここは済州国際空港の滑走路のすぐ近くで、空港に着陸する飛行機がひっきりなしにやってきます。これが超低空なのでかなりの迫力。
そして入り江にはオレンジ色の浮きが浮かんでいます。海女さんが潜っているのです。
ここ済州島には海女さんがまだかなりいて、あちこちでその姿を見ることができます。
このあたりの海岸路は17番のオルレになっていて、地図には車椅子でも移動可なゾーンの表示があります。
海岸線は複雑な形状をしていて、漢拏山から流れ出た黒い溶岩の岩場が続きます。
その岩場の先はエメラルドグリーンの海!
やや黒ずんで見えるところは、海中にも黒い溶岩があるところで、彩度が高いところは砂のようです。
道の遥か先には小高い山が見えています。あれもオルム(오름)と呼ばれる側火山でしょうか。
『済州島の海がこんなにきれいだとは知りませんでした。予想以上〜』 と、潜りもやるクッキーは感動。
どうやら潜れる機会を伺っているようですが、ごめんクッキー、今回はその時間、とってないんだ。
右手にはエメラルドグリーンの海、そして左手にはあの漢拏山がゆったりとした姿を見せています。
旧済州から8kmほど走ると道頭港(도두항 ドドゥハン)です。
すでに素晴らしい景色の連続で、ずいぶん走った気分なのですが、実はまだほんのちょっとしか走っていなかった。この港は済州国際空港の滑走路のすぐ北なのです。
この港でちょっと変わったものを発見。
どうやらこれはエイを干しているところのようです。泳いでいるエイや乾物のエイヒレは見たことがありますが、こんなふうに一匹丸ごと干されているのを見るのは初めてです。
エイは確かサメの仲間だったはずで、この類はアンモニア臭が強いと聞いた事がありますが、これは近くに寄って嗅いだだけではわかりませんでした。食べたらどうなんでしょう。
道頭港のすぐ東には、小高い道頭峰(도두봉 ドドゥボン)があります。
この中を17番オルレは通っており、山頂からの眺めがいいとのことなので、ひと登り。
西を見れば、道頭港とその先の、これから私たちが向かう海岸線が見え、
南東を見れば、済州国際空港の滑走路とその先に開ける済州市街、そして漢拏山が。
道頭峰のハイクでだいぶ時間を使ってしまった私たちですが、この日は走行距離が短いのでまだまだ余裕です。
梨湖港(イホハン 이호항)が近づきました。
埠頭の先に赤と白の巨大な馬が立っています。
なにかオブジェのようなものかな、と近づいてみると、これらはどうやら灯台のようです。いい目印になりますね。
このユニークな灯台のあとは、黒っぽい砂の梨湖テウ海水浴場の松林を通り抜けます。
松林を出ると、道は海岸から少し内陸を行くようになり、周囲は緑の畑に。このあたりもまだ17番のオルレです。
民家の入口に三本の木が横たわっているのを見つけました。この木はジョンナンといい、それを受ける柱石をジョンジュモクと呼ぶそうです。
これは元は家畜が逃げ出さないようにする柵だったようですが、そのうちに大門の代わりとなり、横木が一本ならこの家主は近所へ行っている、二本なら畑または少し遠いところへ行った、三本なら遠いところへ行っており、帰りが遅くなることを示すようになったとか。なかなかしゃれていますね。
内都洞から外都洞に入るところにある外都橋から17番のオルレは川沿いに南下して行きます。ここで私たちはこのオルレを離れ、海岸路をさらに西へと進みます。ここまではほぼ一本道でしたが、これからはちょっと複雑なコース取りになります。
済州島で目に付くものが五つあります。その一つは公園や道端に設置される健康器具、石じいさん象のトルハルバン、海女、海女の像、そして最後の一つが展望東屋です。
海岸のちょっとしたところには必ずといっていいほど、こうした東屋が建っているのです。
その海岸は相変わらずゴツゴツした黒い岩場です。
そこに建つ民家はほとんどが、こうしたトタン葺きの家。
私たちは基本的に海岸路を進んでいます。その海岸路は一本の繋がった道ではなく、かなり複雑に出たり入ったりします。こうした海岸路のすぐ内陸側には島を一周するR1132が走っていますが、この道は海への眺望がほとんどない上に交通量がとても多く、自転車向きではありません。
どうしてもR1132を通らなければならないところもありますが、それ以外は海岸に道がなければ逆に内陸の細道を探して進みます。
見知らぬ異国のサイクリングで気になるのが、補給箇所とトイレ。ここまでは済州近郊ということもあり、コンビニはあちこちにあり、トイレもビーチには必ずあることがわかりました。オルレになっている道には、ハイカーのためのトイレがあることも多くあります。
さて、細道に入ってきたので、こうした施設に少し気を止めながら進むようにします。カムン東浦はちょっとした漁港で、食堂が数軒あり、その先にトイレもあります。
港を過ぎると、とてもきれいな小さなピンクの花が咲いています。これは何という花でしょう。済州島は北九州と似た気候で、この時期は一年中でもっとも素晴らしい季節の一つでしょう。
先に小高い丘が見えてきます。これからあの丘を越えなければならないのでしょうか。
済州島の海沿いの道はほぼ平坦と聞いていましたが、しかしまあ、ちょっとしたアップダウンくらいあるのが普通でしょうね。
旧厳(구엄 グオム)の海岸にやってくると、そこに済州島で目に付くものの一つ、海女の像がありました。こうした像はほとんど石でできています。
済州島は「風」と「石」と「女性」が多いという意味で、三多島と呼ばれているそうです。漢拏山の噴火によるごつごつした黒い石が多く、そのため石像文化が発達したのでしょう。島ですから風が多いのはあたりまえですが、女が多いのは、かつては男の仕事は漁師で、台風などで遭難して死んでしまうことが多かったからだといいます。
日が高くなり、一気に海の色が鮮やかさを増してきました。
写真ではこの素晴らしい海の色を、半分ほどしか伝えられないのが残念。
旧厳浦にやってくると、そこにもう一つの済州島で目に付くもの、トルハルバン(돌하르방)が立っています。この「돌」は石という意味で、「하르방」は「爺さん」の意ですから、トルハルバンは「石爺さん」となります。これは済州島の象徴で、島の守護神であり呪術的な宗教機能を兼ね備えているとも考えられているそうです。
そんなわけで、これは街の入口や重要な建物の入口などに立てられることが多く、こうした海の入口となるところでも良く見かけます。そして必ず一対二体で置かれるようです。
旧厳浦からの海岸路は16番のオルレに入っています。
ここで、『おなかすいた〜』 と、サリーナが騒ぎ出し、みんなを引き連れて昼飯処へ向かいます。
きれいな景色に見とれ、写真を撮ったりおしゃべりしたりで、実はここまでで予定時間を一時間近くもオーバーしていたのです。
涯月邑新厳(애월읍신엄 エウォルウッシンオン)に「海女の家(해녀의집 ヘニョエチブ)」があったので入ってみることにしました。海辺の小さな小屋ですが、眺めが良く気持ちいいところです。
どれどれメニューは、と見てみると、鮑やなまこなどの刺身と鮑粥しかない。これらは昨日食べたものばかりなので、ちょっと景色を眺めさせてもらって、ここは退散。「海女の家」は済州島のあちこちにありますが、どうやらあまり凝った料理はなく、基本的には刺身を出すところのようです。
「海女の家」からはすぐに上りになりました。そしていったん下ってまた上り。
この上り、最高点の標高が30mちょっとなので、どうということはなかったのですが。
その上りの途中からは、こんな素晴らしい海が。
この海を眺めながらならば、ちょっとした上りの辛さもなんのその。
『や〜、この海の色、絶対忘れないですね〜』 と、帽子のキルピコンナがグイグイ行きます。
その海の中には、海女さんたちのオレンジ色の浮きがいくつも浮かんでいるのでした。
高内浦で16番のオルレは内陸に向かいますが、私たちはこのまま海岸路を進みます。
そうこうするうちに涯月港(애월항 エウォルハン)に到着です。涯月港はこのあたりでは大きな港で、食堂もたくさんあります。先ほど通った高内浦はサザエなどの養殖が盛んなところなので、昼食はそのサザエ類がいただけるところに。
今日は暑いので、まず済州島でしか食べられないだろう水刺身をやってみました。これはスズメダイの水刺身(자리물회 チャリムルフェ)で、スズメダイの刺身と野菜類が入ったちょっとピリッとする冷たいスープといったところ。スズメダイは小さい魚なので、小骨は処理しないのか、食べるとちょっとチリチリします。
水刺身によくするものとしては他にヤリイカ(한치 ハンチ)があるのですが、これは季節もので6月にならないと食べられないそうです。
さて、肝心のサザエ類ですが、サザエ(소라 ソラ)そのものは済州島のどこでも食べられます。サザエなどの巻貝の総称をボマル(보말)と呼ぶようで、ここではそのボマルが入った手打ち麺(칼국수 カルグクス)を。
出てきたのは、ご覧の通りのもので、黒いなんだか良く分からないものがボマルです。濃厚な海の味!
ちなみにカルグクスは温麺で、ここではこのボマルのほかにアサリ(바지락 バジラク)がありました。こちらはボマルに比べると、あっさりとしています。
昼食のあと、ちょっと上ると標高30mほどの涯月雑談公園(애월한담공원 エウォルハンダムコンウォン)に出ます。
ここからの眺めは素晴らしい!
海は遠浅で、その底が白い砂なものだから、エメラルドまでも至らない淡い緑青の海がどこまでも続いていくのです。
この公園の下の海岸沿いには、オルレになってもちっともおかしくない素晴らしい道が続いているので、早々に下りてみました。
真っ黒い火山石の海岸の中に真っ白な道が続いています。
その道をキルピコンナが颯爽と進んで行きます。
この岩がちな海岸を抜けると、今度は真っ白い砂浜の郭支クァムル海水浴場(곽지과물해수욕장 クァッシクァムルヘッスヨクジャン)です。
済州島の海岸は多くが火山岩の黒い岩でできていますが、たまにこうした砂浜が現れる、その対比もなかなかいいです。
済州島の道端にはいろいろなものが干されています。その種類は地域により少し異なりますが、このあたりでは野蒜と思われるものがたくさん干されています。
これは、食堂のおかず(반찬 パンチャン)としても出てくるでしょうか。
今日のサイクリングも大詰め。翰林港(한림항 ハンリンハン)の手前の半島を廻ると、先の海に飛揚島(비양도 ピヤンド)が浮かんでいます。その飛揚島目掛けて疾走するクッキー。
そうそう、この道に水色の側線がありますが、これがなんなのか走りながら考えていました。ここはオルレなので、おそらくそれを示すものではないかと思います。そしてたいていそこは自転車レーンにもなっています。
この水色の線がなくなると翰林港に到着です。翰林はこのあたりではとても大きな街で、学校、病院、運動公園、警察署となんでもあります。
私たちは港の船を眺めながら、ここでちょっと休憩。その間キルピコンナはオルレのスタンプを探しに行きました。ここまではスタンプの在処がわからずに、まったく押せていないのです。驚いたことにキルピコンナが飛び込んだのは、なんと警察署。そんでもって、おまわりさんを引き連れてでき来たものだから、二度びっくり。
そのおまわりさん、すぐ隣にあるトイレの前に立ち止まり、『ほらこれだよ!』 そこにはオルレを示す水色のカンセ(済州馬をモデルにした標識)がありました。なんとスタンプはこの頭の中に入っているのです。これまでそれは、案内小屋かそんなところにあるのだと思っていたので、見つかりっこありません。
『ヤッホー、オルレスタンプ初ゲット!』 と、満面の笑みのキルピコンナ。
目出たくオルレスタンプをゲットし、翰林港を出るとほどなく、挟才海岸(협재해변 ヒョプジェ・ヘビョン)に到着。
この海岸が素晴らしかった。ペールブルーからエメラルドグリーン、そして紺碧へのグラデーションが美しい海に、飛揚島がバランスよく浮かんでいます。
『わ〜、きれい〜。私、自転車に乗っている場合じゃないよ〜』 と、クッキー。おい、こらこら。
ま、ここはそれくらい美しいのです。
青い海と飛揚島、そして海女の像をうしろに記念の一枚。
この素晴らしい海を堪能したら翰林の宿にチェックインし、すぐに翰林公園(한림공원 ハンリン・コンウォン)へ。
翰林公園には済州島のすべてがあるといわれるほどで、大変広く、9つのゾーンからなっています。まず最初は亜熱帯植物園で、ここには幾つもの温室があり、ブーゲンビリアやサボテン、そして目慣れぬ多数の植物があります。この中で飲んだ真っ赤なサボテンのジュースはおいしかった。
この公園は1971年から開発がされますが、当時ここは不毛の地だったそうです。そこに手植えられのは今は20m以上になる椰子の木です。これは見事な並木になっています。
この椰子並木を通って行くと道の両側にたくさんの石爺さんが立っており、野草ガーデンに入ります。ここは野山にある草花を集めたものなので一見地味ですが、なかなか味わいがあって気持ちのいいところです。この時期はヒナゲシやスズランのような花が咲いています。
この公園には三つの洞窟があり、そのうちの挟才窟と双竜窟を見学できます。これらは溶岩洞窟でありながら石灰洞窟の特徴である石筍と鍾乳石が見られるという点で、とても珍しいものだそうです。
挟才窟と双竜窟の間には、石文化が発達した済州島らしく、多くのトルハルバンとこんなユニークな像がずらりと並んでいます。
洞窟の次のゾーンは「済州石と盆栽園」なのですが、これは時間切れでパスし、出口に向かう途中にある「財岩民俗村」へ。
ここに集められた建物は済州島の山間部にあった伝統的な民家である「草家(초가 チョガ)」を移築したもので、生活道具類も展示され、昔の生活が再現されています。これらの建物の特徴は、縄で縛られた草葺きの低い屋根、石積みの上に土が塗られた外壁、「一」の字型の平面型、といったところ。
中庭を中心に母屋(안거리 アンゴリ)と外棟(밖거리 パッコリ)が配置され、集落(마을 マウル)が形成されます。
翰林公園はまだ半分ほど残っていますが、ここで完全に時間切れ。この公園に済州島のすべてがあるというのはちょっとオーバーかもしれませんが、じっくり時間を掛けて楽しめることは間違いありません。
済州島一周自転車旅の初日は、好天に恵まれ、とても充実した時を過ごせました。その〆は晩ご飯。
ここは太刀魚をメインに。太刀魚煮(갈치조림 カルチジョリム)と太刀魚焼(갈치구이 カルチクイ)に、ウニわかめスープ(성게미역국 ソンゲミヨックク)が付いたのセットと鮑土鍋(전복뚝배기 チョンボクトゥッペギ)を。
真ん中の真っ赤な太刀魚煮は、見た目ほどは辛くなく、しっとりした大根とのマッチングが絶妙で深い味わい。左上の太刀魚焼はあっさりした塩焼で、これは万人向けですが、ふっくらした身がとてもおいしい。
さて、明日はここ翰林から西海岸を南下、南海岸に出て観光リゾートの中心地、中文までですが、ちょっと雲行きがあやしそう。
◆ひとこと by ジーク
実はもう海外へは行かないつもりだったのですが・・・
でも! "GEO POTTERING" に参加して今年がちょうど15年目の節目の年だし、過去14年間のGW企画にはせっかくすべて参加してきたのだし、今年の年末がパスポートの期限というのも何かの巡り合せだし、という訳で、初めて海外で経験する自転車の旅となりましたが、海外での自転車一人旅は決してできない!ということを悟る旅でもありました。
それにしても準備周到で完璧としか言いようのない企画に脱帽! いつもご一緒するサイダー&サリーナさんとのうれしい再会は勿論のことですが、初対面のクッキー&キルピコンナさんとも旧知のお仲間みたくにお会できてうれしくて・・・ これがジオポタ・マジック!?とでもいうのでしょうか・・・ いつもながらほんとにいいですね。
さて2日目はいよいよ済州島一周スタートの日!
美しい海を眺めながらのサイクリングは晴天に恵まれ快適爽やかそのものでしたが、とりわけ楽しかったのは「財岩民俗村」です。 ここでは済州島の山間部にあった伝統的な民家「草家」が移築されて集落「マウル」が再現されていました。民家「草家」は、石積みに土を塗り込んだ壁の上に茅葺き屋根が被さっているのですが、その屋根はまるで大きな鮑の殻みたいで愛らしく、済州島の島のカタチをも連想させていかにもこの島の建築!
絵になるシーンの連続で写真を撮るのが楽しくて、重い一眼レフを持ってきた甲斐がありました。 この一眼レフのお陰で今回の旅の楽しみが倍増したのでした。