9601

香港+マカオ

香港+広州+マカオ 2

開催日 1995.12.28(木)- 1996.01.06(土)

文武(マンモウ)廟の天井からぶら下がる線香
文武(マンモウ)廟の天井からぶら下がる線香

旅の紹介

◆  香港は結婚パーティーの麻雀に驚き、夜はあやしいマーケットを徘徊。 マカオではあやしい賭博船で『大小』というサイコロ賭博に盛り上がり、海鮮料理やポルトガル料理などに舌鼓を打ちます。

地図ベース:Google Maps

ビクトリアピークからビクトリアピークから

広州から香港に戻ってきたサイダーとサリーナにチコとユーリンが合流し、4人で香港のショート・トリップです。 2006年の元旦、まずはお決まりのビクトリア・ピークへ。 ここからの眺めはいつでもだいたい同じだけれど、来るたびにいくつか超高層の建物が増えています。 中国に返還されるまであと1年半となった香港ですが、返還後、この眺めはどう変わるのでしょう。

超高層マンションの壁超高層マンションの壁

香港の高層マンションはすごい! 日本のものはたいていポツポツと大きな間隔を空けて建ちますが、ここのはご覧の通りびっしり隙間なくという感じです。

こんなマンションやビルの群すれすれを飛行して、街中にある啓徳(カイタック)空港に着陸するパイロット泣かせで恐ろしい『香港アプローチ』も、中国返還に合わせて新しい空港が造られているとのことなので、そろそろ経験できなくなりますね。

そうそう、本日は元旦ですがここ香港は旧正月なので、街はほとんど普通の日と変わらない感じです。

結婚パーティーは麻雀から結婚パーティーは麻雀から

さて夜は今回香港に来た目的、ケンちゃんとジャネの結婚パーティーです。 聘珍楼の会場に入ると、唖然。 なんとそこはマージャン会場だった! いえいえ、ここは立派な、お二人のパーティー会場なのです。 ここ香港では宴会が始まるまで、そこでお客は麻雀をして楽しむのだそうです。 どれどれ私たちも、と始めたのは、牌を使った神経衰弱です。 チビッコ・ユーリンがいるからね。 やや、ユーリンは積み木遊びしてる!

宴会宴会

1時間ほど麻雀を楽しんだあとはいよいよ宴会のはじまりはじまり。 こちらの宴会の雰囲気は日本のそれとはずいぶん違います。 日本の宴会は主賓のあいさつだのなんだのとちょっと堅苦しいですが、こちらは最初から和気あいあい、にぎやかです。 主役のお二人も飲んで食べて笑ってと、かなり豪快!

ヨットハーバーに変貌したアバディーン 翌ヨットハーバーに変貌したアバディーン

パーティーで楽しく過ごした翌日は、オーシャンパークからアバディーン(香港仔)に行ってみました。 かつてのアバディーンは水上生活者のサンパン(木造の小舟)がグチャ〜と集まったところで、良く香港映画のロケに使われるところでした。 今回、何年ぶりかで訪れたアバディーンはまったくそれとは別物に変貌していてビックリ。

サンパンとヨットサンパンとヨット

高台から湾を望むとそこにはあの茶色のサンパンではなく白い船がびっしり。 なんとここはヨットハーバーになっていたのです。 アバディーンからコーズウェイ・ベイ(銅鑼湾)に通じるアバディーン・トンネルも出来ていて、すごく便利になり、時代の移り変わりを感じます。 そんな中にも昔ながらのサンパンがごく僅かですが浮かんでいました。

マカオの友誼大橋マカオの友誼大橋

さて翌日は、ケンちゃんとジャネと、マカオでおいしい物でも食べよう、ということになりマカオにフェリーで向かいました。

議事亭前地(セナド広場)議事亭前地(セナド広場)

マカオ観光はサンマアロ(新馬路)からセナド広場へ。 この広場はポルトガル統治時代のマカオ市政庁の前にあり、周囲をパステルカラーの建物に囲まれています。 中央には天球儀を据えた噴水があり、波模様の石畳がユニーク。

聖ドミンゴ教会聖ドミンゴ教会

メキシコのアカプルコからやって来たスペイン人の3人の修道士によって16世紀後半に木造で建てられ、その後19世紀に再建された聖ドミンゴ教会は、石造りのバロック様式でクリーム色の壁に繊細な白漆喰の装飾が施されたファサードがかわいらしい。 内部も同じようにクリーム色で教会というより、どこか宮殿のような感じです。 正面の祭壇には『バラの聖母』呼ばれるマリア像が祀られていて、中国語では『バラの教会』と呼ばれているそうです。

高台から聖ポール天主堂を望む高台から聖ポール天主堂を望む

マカオの顔、聖ポール天主堂。 イタリア人修道士スピノラの設計で17世紀に建てられたこのキリスト教会は過去3回の大火に見舞われ、現在はファサードのみが残ります。 この石造りのファザードには細かい彫刻が施されており、完成当時は『ローマ以東でもっとも傑出した教会』と言われていたというその言葉のほんの一部を感じることができます。 がしかし、やはりファサードだけではあまり実感が湧かないというのが正直なところです。 そして周辺の開発が乱雑で、ちょっと魅力半減という感じですね。

聖ポール天主堂跡聖ポール天主堂跡

しかし彫刻をよく観察すれば、3階部分には『対聯』という漢字が刻まれていたり、『念死者無為罪』とか『鬼是誘人為惡』とかが見えます。 ここまで直接的な表現というのはあまり見かけないように思いますが、面白いといえば面白い。

聖ポール天主堂のファサード聖ポール天主堂のファサード

他に変わったものと言えば菊の花が多くの彫られており、これはその昔、キリシタンへの迫害から逃れてこの地にやってきた日本人が彫ったのではないか、と考えられているようです。

粥粉麺飯粥粉麺飯

まちをぶらぶら歩くと、地中海っぽい雰囲気の街並みに中国が混在していて面白い。 写真はちょっとクラッシックな感じですが、新装開店かな。 花輪の形や大きさ、色使いが日本のものとは大分違います。 粥粉麺飯とあるのでレストランですね。

カジノ・パラス・マカオカジノ・パラス・マカオ

マカオとくればカジノ。 マカオにカジノはたくさんあります。 外国人専用の高級カジノから、地元のおじさんおばさんも行く庶民的なカジノと、同じカジノでもずいぶん違います。 私たちは庶民的なカジノに行ってみることにしました。 カジノ・マカオ・パラス(澳門皇宮)は中国式楼閣のカジノ船で、マカオのカジノの中で最も長い歴史を持つものの一つで1962年の開業。 有名なリスボアが1970年開業なのでそれより古い。 かつて香港の人々はここを『賊船』(泥棒船・海賊船)と呼んで親しんでいたとか。 ここに入ったら丸裸にされてしまう、っていう意味ですね。

ここはさすがに庶民のカジノだけあり、入口にある『皇宮娯楽場 CASINO MACAO PALACE』という看板は相当年季が入っていて、その下にぶら下がる中国式の赤い提灯も色褪せています。 この中国式の門をくぐると、バラックのようなプラスチックの波板屋根の下を通り(仮設だったのか?)、小さな橋を渡ってカジノ船の入口にたどり着きました。 入口を入るとドラがジャ〜ンと鳴って客の到来を告げます。

カジノって入ったことがないので、どんなところだろう?とワクワク。 ボディーチェックを受けて中に入れば、内部は撮影禁止なので写真はありませんが、内装も少々年季が入っていて、60〜70年代にタイムスリップしたような気分。 入口付近にはスロットマシーンがずらりと並び、その奥にポピュラーなブラックジャックやポーカーといったカードゲーム、ルーレットなどのテーブルが並んでいます。 映画で見るような正装した男女が賭けに興じて…という雰囲気とは全く異なり、普段着のズックがけみたいな人がほとんどで拍子抜け。 私たちもそうだけど(笑)。

その中のいくつかのテーブルでは見たことのない風景が。 3つのサイコロがガラスケースの中でポンポンと飛び跳ねています。 アジアならではの『大小』というサイコロゲームで、これは相当盛り上がります。 賭け方はいくつかありますが、簡単なのは、サイコロの目の合計の大小を当てるもので、 小は4〜10、大は11〜17でレートは1:1。 111や222などのゾロ目は大にも小にも属さず、『ゾロ目』というところに賭けなければ、ディーラーの総取りとなります。 このゾロ目があることでカジノが儲かる仕組みになっています。

この『大小』のテーブルの後ろにはこれまでの大小の出た順番が表示されていて、次の予測をしやすくしていますが、実はこれはワナなのだ。 盛り上がるのは掲示板がこんなとき。 小小小小小小小小 さてこの次も小か、こんどこそ大か? こうして掛け金が増え、参加者も増えてきてテーブルは熱くなります。  そして次は… 333のゾロ目でディーラーの総取り。 あちゃ〜!

そうそう、目的のおいしいものはポルトガル料理。 夕食には、コロアネ島のポルトガルレストランで、caldo verdeというスープ、アサリのトマトソース、カニチリ、タイのロースト、鳥のロースト、サラダ、プリン、飲物で760HK$/4人也、二重丸。 昼食はコロニアル風ホテルBela Vista(峯景酒店)の気持ちの良いベランダで、カレー、アフリカ鳥、ラムのワイン煮込、ハトのロースト、飲物で700HK$/4人也、三重丸です。

西貢西貢

香港に戻っても美味しいものを求めて。 もはやレイユームン(鯉魚門)は有名になりすぎたので、今回はサイクン(西貢)に行くことにしました。 バスに1時間ほど揺られて九龍のチムシャツィ(尖沙咀)から北東13kmほどのところにあるサイクンに到着。 まずはサンパンでぐるっと湾を一廻り。

海老、蟹合戦海老、蟹合戦

陸に上がればさっそく魚屋で食材を物色します。 きれいな斑点柄の黄色っぽいウツボや得体の知れない魚、そしてお決まりの海老や蟹がわんさか。

巨大シャコ巨大シャコ

一番のお勧めちょうだい、といったらここの店主、

『じゃあこんなのはどう?』 と持ち上げたのは緑からちょっと黄色がかった色のシャコでした。 お〜〜デカイ!

ここでアワビと海老とお勧めの魚を仕入れました。 写真の巨大シャコはちょっとお値段が張ったので止めてしまいましたが、やっぱり試してみるべきだったかも。 材料費はちょと高めの220HK$也。

近くのレストラン『山茶菜館』にこの食材を持ち込み料理してもらいました。 海老は『よっぱらい海老』という、活きのいい海老を酒に漬けて酔っぱらったようなところで皮を剥いて食べます。 プリプリの身がなんともたまりません。 アワビはジトッ〜とした煮込み、魚はあっさりとした蒸し物で絶妙な味、調理代とご飯に飲物で300HK$/2人也。 三重丸!

変わらぬ香港変わらぬ香港

魚介に舌鼓を打ったあとは香港の中心に戻り、散策です。 やっぱりぐちゃ〜、がちゃ〜という雰囲気は香港!

まずは1860年頃に埋め立てが完成して以降栄え、古い街区が広がっている香港島のションワン(上環)にやってきました。 ここは上環にある永楽街(ウィンロック・ストリート)、文咸街で、『南北行』の店が並んで賑わっています。 『南北行』とは南の産物や北の産物を集めて商う仲介者の呼び名だそうで、漢方薬や中華材料の乾物を中心にさまざまな品物が売られています。

ポンコツ屋ポンコツ屋

上環を少し山側に上ったところには骨董品街があります。 『アンティーク』と書いてあるお店が軒を連ねていますが、骨董と呼ぶほどのものではなく、ただちょっと古いものが並んでいるお店も。 写真の左手前に重ねて並んでいるのは、中国式の5つ玉のそろばん。 扇風機はともかく、タイプライターってのもそろそろ需要がないよね。

路上の店路上の店

これぞ本当のストリート・マーケット。 これらも『アンティーク』っていう看板を出しているから笑えます。 商品はなんでもござれ。 使い古した靴一足から、水道管の切れ端のようなものまで、ここではなんでも商品になるのだ!

立派な商品立派な商品

道端に落ちているゴミ。 いえいえ、これも立派な『アンティーク』商品ですぞ。

文武(マンモウ)廟文武(マンモウ)廟

骨董品街のさらに山側に、文武(マンモウ)廟がありました。 文武廟は、文を司る神様文昌帝と、武を司る神様関帝を祀ったところで、ここは香港で最も重要な道教寺院の一つだそうです。 釣鐘状の線香が天井からぶら下がり、願い事を書いたお札がその真ん中で揺れています。

風景風景

文武廟をさらに山側に上た太平山街あたりは香港で最も古い界隈の一つだそうで、そこに観音堂がありました。 おじいさん、おばあさんが腰掛け、ジュース売りの屋台が並び、いかにも昔ながらの庶民の地元観光地という感じです。

線香とビルの建設現場線香とビルの建設現場

そしてさらに行くと、道ばたの赤い建物2階に渦巻き線香が。 ここは『百姓廟』といって、隣で建設中の超高層ビルとの対比が何ともユニーク。 『百姓』とは農民のことではなく、百の姓、つまり幅広い庶民の廟ということだそうです。

スター・フェリースター・フェリー

香港に来たら真っ先にここに来たいと思わせるところ。 それは九龍半島のチムシャツィ(尖沙咀)と香港島のセントラル(中環)を結ぶスターフェリー乗り場、天星碼頭です。 この白と緑に塗り分けられたスターフェリーに揺られて渡る、数分間のビクトリア・ハーバーのショート・ショート・トリップはなににも代え難い雰囲気があります。

女人街女人街

香港の最後の夜はやっぱり夜店歩き。 ここ香港にはあちこちに露店が出ていて、場所によって扱う品が違います。 まずはヤウマティ(油麻地)の先にあるウーマンズ・マーケット(女人街)から。 ここは写真のように男性が喜びそうなものばかり売っているところではありません。(笑) 確かに女性用の下着や身の回り品は多く、男性も楽しめますが、Tシャツやジーンズといった男物の衣類や子供用のものなどもたくさんあります。

香港は夜も満員香港は夜も満員

夜の露店はいつでもどこでも超満員。 無数の品物を眺めても楽しいし、それを物色している人を眺めても楽しい。 漢字もここでは楽しい。 『漢玉』ってかなりあやしいよね。 こっちは『恋色表』だって。

ビニ本?ビニ本?

さて、女人街からチムシャツィ(尖沙咀)方面に向かい、天后廟を入ったところにあるジェイド・マーケット(翡翠市)で緑のきれいな翡翠を眺めたら、さらにチムシャツィ方面に向かいます。 するとそこはかなりあやしいゾーンになります。 テンプル・ストリート(廟街)は別名男人街と呼ばれ、男が好きなものがずら〜り。 写真は、ん〜ん、なんといいましょうか、かなりクラシックな感じですねぇ。 まあ、こんなものばかりを売っているという訳ではありません。 時計やら金のネックレスやら、AV関係、あっ、これは両方です、アダルト・ビデオとオーディオ・ヴィジュアルとどちらもあります。

経済飯経済飯

夜店歩きに疲れたら、街角にある屋台で一服しましょう。 経済飯ってなんでしょな? 女人街、男人街の喧噪は以前来たときからあまり変わらず、ざわざわ、わいわいという雰囲気を楽しみ、何となくほっとして旅を終えたのでした。

香港+広州+マカオ TOP サイダー&サリーナの世界の旅 GEO POTTERING home
GEO POTTERING trademark

GEO POTTERING
uploaded:2008-11-03