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四万十川 二日目

四万十川源流点〜窪川

開催日 2008年05月04日(日)晴れ
参加者 ジーク/マリー/ケロガメ/ ナオボー/ピルゼン/サリーナ/サイダー
ビジター ミエチャン/トシクン/ベティー
総合評価 ★★★
難易度
走行距離 55km
地域 四国

四万十川源流点
四万十川源流点

コース紹介

高知県の津野町、不入山(いらずやま)に発する四万十川源流点から、四万十川の流れに沿って自転車で窪川まで走ります。 下り基調でらくちんなこのコースの見どころは、なんといってもまずは四万十川の源流点です。 山間の岩場から、ちょろちょろと沸き出すというよりは、流れ出す四万十の始まり。 その流れが徐々に大きくなり、せせらぎから小さな川になり、そこにいく筋もの川が流れ込み、さらに大きな流れになってゆきます。 その流れの上にはかわいらしい、現在も生活道路として使われている沈下橋が5つ架かっています。

走行地図
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)
走行ログ(xmlファイル。カシミール3D、GoogleEarth、GPSには拡張子を.gpxとしてお使いください。)
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発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
四万十源流センター START 発06:00 r378+山道 せいらんの里 TEL:0889-62-3623
四万十源流の碑 2km 着07:05
発07:10

山道徒歩
後半の1kmはダートで徒歩移動
源流点までは公称25分の山道
四万十川源流点
着07:30
発07:45

山道+r378

徒歩+自転車
四万十源流センター 5km 着08:45
発10:00

r378、r19
朝食
高樋(たかひ)の沈下橋 15km 着10:55
発11:00

r19
四万十川最上流の沈下橋
四万十源流の家 20km 着11:25
発11:35

r19
四万十源流の家 TEL:0889-57-2126
久万秋の湧水
久万秋沈下橋
22km 着11:50
発11:55

r19
長野沈下橋
 昼食
27km 着12:20
発13:15

r19、r322
手前の天満宮前キャンプ場にトイレあり
弁当
一斗俵沈下橋 39km 着14:15
発14:20

r19
四万十川最古の沈下橋
米奥沈下橋 40km 着14:30
発14:45

r19、r322
清水大橋が正式名?
高岡神社 49km 着15:50
発16:15

r322
地元では「五社さん」と言われている
岩本寺 54km 着16:30
発16:45
37番札所
窪川駅付近 55km 着16:50 泊/美馬旅館 TEL:0880-22-1101
2食付9,000円

源流の碑までの上り源流の碑までの上り

夜明け、今日も快晴のようです。 朝6時発、まず自転車で、宿から2kmほどの『四万十源流の碑』を目指します。 山の朝はちょっと肌寒い…と感じる間もなく、激坂上りが続きへいへい。 この上りをものともせずにロードの重いギアを踏んで元気に上るベティ。

源流の碑までのダート源流の碑までのダート

r378の『源流点あっち』の看板を左折してしばらく行くと道はダートに。 そこに自転車を置き、あとはハイクとなりました。 1kmほどこの砂利道を上っていきます。 マリー、ナオボー、ミエチャンも元気いっぱいです。 耳を澄ませばサラサラという水の音が。 もうここには四万十の流れがあるようです。

源流の碑源流の碑

『着いた〜』 ここが源流の碑です。 でも実はここからが本当のハイキング。 約25分ほど山道を上ったところに源流点があります。 宿のご主人が言っていたように、道なき山道でちょっとわかりにくいところもありますが、そろそろかな〜、と思う頃に『源流点あっち』のちいさな標示版が現れます。 そこをエッチラオッチラと上るジオポタ。

源流点で源流点で

新緑の淡い緑の葉っぱをつけた木々を仰ぎ見て、山桜の花びら、苔むした岩場を踏みしめながら一歩一歩上っていくと、ついに『源流点』到着! ここが四万十の原点なのね、とみんな感動の笑顔です。

源流のせせらぎ源流のせせらぎ

源流の水は、爽やかに冷たくてほんのり甘い感じがします。 『おいしいよお〜』とミエチャンとサイダー。 でも、この『源流点』の上にも実はせせらぎが続いています。 『もっと上まで上らないの〜?』とジーク。 ここからも不入山ハイキングを続けることができて、今の時期なら山頂にはお花がいっぱいのとてもいいコースなんだそうですが、それには午前中いっぱいかかりそうと、 今回はあきらめて下ることにしました。

四万十のせせらぎ四万十のせせらぎ

ハイキングの途中には岩場から流れ落ちる水場もあり、鳥の鳴き声、風になびく木の葉の音とともに五感を刺激してくれます。 これぞリフレッシュ! 

四万十川を下り始める四万十川を下り始める

四万十川の源流点から一旦宿に戻り、遅めの朝食を済ませた後は、いよいよ本格的に四万十川の流れに沿って自転車で下りだします。 細くて急なカーブが多い下り道なので、用心しながら進みます。 昨日この道をバスで上ってきたなんて、ちょっと信じられないくらいの道です。 このあたりは山の中という雰囲気、四万十の流れは進行右手の崖の下なので、あまりよく見えません。

小さな集落小さな集落

美しい棚田が現れるとようやく少し道幅が広くなり、民家が現れ始めました。 このあたりにはきれいな花がたくさん、真っ白なコデマリや芝桜でしょうか、ピンクの花が咲いていました。

沈下橋ではない高樋橋から沈下橋ではない高樋橋から

船戸の集落を過ぎ、R197を越すとr19窪川船戸線に入ります。 この入り口付近に少しだけ上りがありますが、あとはほぼ平坦です。 r19は右岸の高いところを行くので、四万十川は左手のだいぶ下方に流れています。 左岸にも道がありそちらは川の近くを走っていました。 左岸の方がおもしろかったかな。

小さな橋を渡りr19が左岸を走るようになると、四万十の流れが間近になります。 

『あった、沈下橋!』 と思って近づくとその橋の欄干には確かに『高樋橋』とあります。 しかしこの橋には低いものの欄干があり、どうも沈下橋らしくありません。 川はとっても澄んでいて小さな魚が見えます。 写真は茶色く濁っているように見えますが、これは水かさが少なく、川底の石が見えているからなんですよ。

高樋の沈下橋高樋の沈下橋

その100mほど下流にもうひとつの『高樋橋』。 こっちが本当の沈下橋でした。 この高樋橋は四万十川に架かる沈下橋では最上流に架かるものだそうです。 この橋の下は急に深くなっていて、水の色が神秘的な青緑をしていました。

どんどこ行くジオポタどんどこ行くジオポタ

高樋の沈下橋を楽しんだ後は、川から離れたり近づいたりしながらr19をどんどん行きます。 このあたりになると道幅もぐっと広くなり視界が開けます。 寺野で支流と合流した四万十の本流沿いに南下して少し行くと『左、四万十源流の家』の看板がありました。 2〜300mほど入ったところにある『四万十源流の家』は宿泊もできる施設で、トイレをお借りして休憩させてもらいました。

久万秋の湧水久万秋の湧水

源流の家から2kmほど下ると道端にひっそりと『久万秋の湧水』がありました。 小さなコップとペットボトルがさりげなく置かれていて、どなたもどうぞ、という感じ。 みんなボトルにこのおいしい水を汲ませていただきました。

久万秋の沈下橋久万秋の沈下橋

湧き水の少し下流には沈下橋もあります。 先ほどの高樋のものより長く立派で、車も通れるようです。 四万十の河川敷も大分広くなってきました。

大野見付近大野見付近

川って不思議ですね。 広くなったり狭くなったり、浅くなったり深くなったり。 上流域では特にこの変化に気づきやすいです。 そんな川の変化を楽しみつつ、さらに下流に下れば、周辺の緑は目映いばかりの輝き、麗しの五月ですね。

鯉のぼり鯉のぼり

このあたりには川と山のほかにもう一つの見物があります。 都市部ではもうほとんど見ることができなくなった雄大な鯉のぼりです。 写真のものは一本のロープにたくさんぶら下がったタイプではなくて、支柱がたくさん立てられていて、一本の支柱には二三匹だけという贅沢なもの。 のぼりもたくさん立っていますね。

長野沈下橋長野沈下橋

大野見の役場付近から大きく西に進路を変えた四万十の流れに沿って進むと、長野の沈下橋に出ました。 なんとこの橋は小さいものの路線バスが通るのに驚きました。 近くに農作業に来ていたおじいさんが川を眺めていたので、ちょっと質問してみました。

『この橋、本当に沈むんですか?』

『あ〜、沈むな〜。』

『え〜本当に? 年に何回くらいですか?』

『そ〜な〜、2〜3回かなぁ』

『へ〜ぇ、どれくらいまで水がくるんですか?』

『ほ〜ら、あそこの木、あれが沈むくらいじゃ!』

『ひゃ〜〜!!』

大きくなってきた四万十の流れ大きくなってきた四万十の流れ

このおじいさんによれば、橋が丁度沈んだくらいで車が通ると、ゆらゆら揺れる川面のせいで橋が動いているように感じられて、ついつい反対方向に行こうとして、良く車が川に落っこちてしまうそうな。 それから昔は大きな橋がなかったので、おじいさんが子供の頃は橋が水没すると、そこの地区の子供は学校へ行かなくてよかったから嬉しかったんだって。

そんな話を聞きながら、この橋でお弁当休憩です。

一斗俵沈下橋一斗俵沈下橋

お昼の後もどんどん四万十川に沿って下ります。 日野地川との合流点はちょっと大きな交差点になっていて分かりやすいポイントです。 ここから日野地川沿いを上ると松葉川温泉に行きますが、今回はそちらへの寄り道は遠慮して、右岸へ渡りr322をまっすぐ南下します。

このあたりは一車線でのんびりした道です。 大きな橋に出る直前に、四万十川の沈下橋の中では最も古い一斗俵の沈下橋に出ました。 現在は通行止めのようですが、やってきた地元のおばさん、

『人や自転車なら通ってもだいじょうぶよ。』 とのこと。

米奥沈下橋米奥沈下橋

一斗俵の沈下橋からさらに数百m下ると、橋脚が高く、長い橋に出ます。 ほんのちょっとしか離れていないのに、これら二つの橋の表情はずいぶん違いますね。 こちらは米奥の沈下橋だと思いますが、清水大橋とも呼ばれる(こっちが正式名称?)みたいです。

そうそう、四万十の沈下橋は一つの橋にいくつもの呼び名があり、まずは正式な名称と慣例的な名称(主にその地域名が付いた名)があるそうです。 そして慣例的なものの中には、橋のあっちとこっちで呼び名が違うことさえあるそうです。 ちょっとびっくりですね〜 

窪川へ向かう窪川へ向かう

米奥の沈下橋からは右岸を走る予定でしたが、ちょっとした都合で左岸を行くことに。 このあたりは左岸はちょっと広めの道でちょっとだけ車が通り、右岸はより狭い道で車はほとんど通らない道です。 次の松葉川橋で右岸に渡るとこんな感じ。 のんびりした四万十の流れの側をのんびり行きます。

窪川近くの田んぼ窪川近くの田んぼ

窪川の町が近づくと辺りには田んぼが現れだします。 こんな田んぼのほとりで休憩すれば、水の中の沢山の生物に出会うことができます。 ミズスマシやカエルはもちろん、ゲンゴロウやちっちゃな魚、そして、都会の人ならほとんど見たことがないだろうウネウネ泳ぐヒルなんかもいますよ。

37番札所岩本寺37番札所岩本寺

窪川の入り口にある高岡神社をぐるっと散策したあとは、窪川の町に入ります。 時間があったので四国八十八カ所の37番札所、岩本寺に寄ってみました。 これまでは、ほとんど観光の人には出会いませんでしたが、最近富みにメジャーになった四国八十八カ所巡りだけあり、ここにはさすがにお遍路姿の方が何人もいました。 このお寺の天井にはへんてこりんな絵が沢山飾られていて、なかにはマリリン・モンローもいるからびっくり仰天!

今日は四万十の、山深いところに発する源流点から上流域の流れを楽しみました。 ちょろちょろとした流れがせせらぎになり、ちょっとした川になってきました。

さて、明日はその四万十の中流域です。 どんな表情がそこにあるのか、今からちょっとワクワクなのですが、なんと突如お天気が〜ぁ!

ひとこと by マリー

陽光あふれる桂浜で太平洋の遥か先をみつめる大きな龍馬サマ。
四万十川源流点へのハイキング。 鶯が囀る。
新緑に椿の赤、藤の紫の彩り。
鯉のぼりの川渡しは楽しい行事。
数えきれない沈下橋を渡り、屋形船では船頭さんの名調子に乗せられ櫓漕ぎ体験までさせていただく。
終点中村の『とまろっと』で再会する太平洋。
雄大で達成感のある旅でした。
カツオ、サバ、ヤマメ、酒盗、ドロメ、山菜ですすむ日本酒『土佐鶴』焼酎『海援隊』
土佐はよいとこ行かなきゃ ソン ソン ・・・・・・

ひとこと by サリーナ

半年ほど激務が続き、そのまま四万十に突入。
ほとんど事前勉強しないままの参加でしたが、実は四万十川には以前からタップリ憧れていました。 いつかぜひこの川沿いを走りたい!
今回の企画は、そんな思いを凌駕する源流点から河口まで。
楽しい仲間とおいしいもの、そしてお天気にも恵まれて最高のサイクリングでした。
そのお天気、事前のチェック不足と雨具の不備もあってどしゃぶりの3日目前半はパスしたものの、改めて話を聞くとジーク&ケロガメの行方不明事件など、なかなかのイベントだったみたいですね。
その現場に居合わせなかったことだけが唯一の心残りです。
高知市内の宴会場を事前に現地で調査してくれた地元ナッチャン、そしてお友だちのみなさん、土佐はおいしかったです!
どうもありがとうございました。

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uploaded:2008-05-12