0906-3

桜井〜飛鳥〜明日香〜大和西大寺

新緑の飛鳥・奈良 三日目

開催日 2009年05月01日(金)
参加者 ジーク/ムカエル/ケン・ボーズ/サイダー
総合評価 ★★
難易度
走行距離 72km
地域 近畿

山辺の道を行く
山辺の道を行く

コース紹介

飛鳥は高松塚古墳に始まり石舞台などを見学してのどかなカントリーロードを行きます。 大神(おおみわ)神社にお参りして三輪そうめんを食し、マウンテンバイクにぴったりの『山辺の道』を通り、数々の天皇陵の古墳を見て、大きな天理教本山にびっくり。 村の廻りに濠がある稗田の環濠集落から薬師寺、唐招提寺を巡ります。

自然と歴史的な遺産が目白押しの楽しいコースです。

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総合データ(GARMIN Connect:ルート、高度、速度など。ダウンロード可)

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
桜井駅 START 発08:00
耳成山
(みみなしやま)
9km 着08:50
発08:50
麓の公園にWC
今井町 13km 着09:15
発09:25
重要伝統的建造物群保存地区
橿原神宮 16km 着09:30
発09:35
WC
飛鳥駅 20km 着09:55
発10:05
WC
高松塚古墳 21km 着10:10
発10:10
WC
橘寺 24km 着10:45
発11:00
WC
石舞台 27km 着11:20
発11:35
WC
大神(おおみわ)神社 39km 着12:45
発13:30

山之辺の道など
昼食:三輪ソーメン、にうめん
松原神社 41km 着14:00
発14:05
崇神天皇陵 45km 着14:40
発14:45
天理教本山 52km 着15:45
発15:50
稗田環濠集落 62km 着16:55
発17:05
薬師寺 67km 着17:30
発17:35
大和西大寺駅 72km 着18:10 泊:ビジネスホテル新大 0742-34-7387 5,000円

飛鳥のあぜ道飛鳥のあぜ道

今日は飛鳥巡り。 飛鳥駅にジークとチコとサリーナが来るまでの間、サイダーとムカエルそしてケン・ボーズはその辺をぶらぶらすることにしました。

飛鳥は昨日までの山の中の奈良と違いほぼフラットです。 走り出すと畑の中にいい雰囲気の道がたくさんあります。 しかし、特にルートを決めて走っているわけではないので、ときに激坂になったり行き止まりになったりして・・・

古池古池

ぶらぶらポタリングはそんなのも楽しいイベントです。 昔からありそうな古池の廻りを廻っていると遠くにぽっこりとした小高い山が見えてきました。 あれに行ってみようかな?

『あ〜、あれはミミナシ山ですな〜』 とケン・ボーズ。

耳成山耳成山

『昔から畑の中にぽっこりあるので有名なんですわ〜』 とのこと。

小さな小川に沿ってJRの線路を越え、近鉄の線路を越えると正面に耳成山です。 耳なし山って耳がない山だとばかり思っていたら、なしは成と書くそうです。 成を『なし』と呼ぶ例はあまりないような・・・

山の中にはハイキング路があるようですが、これは時間的に無理そうなので山の周りを一周することにしました。 一周して元の場所に戻れば、調整池の周辺が公園になっていたので一休み。

今井町今井町

耳成山の次は南に下って藤原宮跡を通るか、西にある今井町に行くか。 藤原宮跡には特になにもないらしいので今井町に向かいました。

今井町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、東西600m、南北300mほどのブロックに江戸時代の伝統様式を残す町家が500軒ほど残っています。 建物も路地もよく整備されていて好印象です。

橿原神宮橿原神宮

今井町から南下すると橿原神宮です。 この神社は神武天皇を祭るため明治天皇によって建てられた神社だそうで、広大な敷地には豊かな緑があり、奥に本殿などがありました。

飛鳥駅飛鳥駅

待ち合わせの10時に飛鳥駅に到着するとそこにはジーク、チコ、サリーナがスタンバイ。

チコとサリーナ曰く、

『いや〜、電車は小学生で満員で大変だったよ!』 なるほど周辺を見渡せば、小学生が遠足なのか大勢たむろしています。

高松塚古墳へ向かう高松塚古墳へ向かう

さて、いよいよ飛鳥巡りの始まりです。 飛鳥といえばまずは高松塚古墳でしょう。 駅から1分で道は畑の中のいい雰囲気になります。 路面は高松塚古墳のためかきれいに舗装されています。

解体修理中の高松塚古墳解体修理中の高松塚古墳

1972年に白虎、青龍、玄武、女子群像といった極彩色の壁画が発見され、飛鳥を一躍有名にした高松塚古墳ですが、この古墳の命運は今のところ悲惨としかいいようがありません。 2006年についに解体修理がはじまり10年間かけて保存修理され、のちにここに戻ってくるそうですが・・・

かつては古墳のすぐそばまで行けたのですが、今回の解体修理の影響で古墳の廻りには鉄の塀が張り巡らされ近寄ることもできません。 その鉄の塀の向こうに、シートのようなもので包まれた古墳に掛けられた屋根らしきものがちらっと見えるだけです。

高松塚古墳の裏手を行く高松塚古墳の裏手を行く

古墳をせめてぐるっと廻ろうと思えば、結果はご覧の通り、あれよ〜 とあらぬ方向へ行ってしまい、道なき道を行くことに。 まあ、こんなのも楽しいイベントです。

飛鳥を行く面々飛鳥を行く面々

なんとかそんなワイルドコースから脱却して進むと、今度は小学生軍団の波に飲み込まれてしまいます。 この軍団の長いことといったらありません。 『鬼の雪隠(せっちん)』や『鬼の俎(まないた)』付近にはうようよ。

後ろに橘寺後ろに橘寺

そこから、聖徳太子が生まれたところだという橘寺までびっしりと行列が続いています。 自転車で走るどころではなく、押したり、のろのろ進んだりとたいへんです。 

橘寺は聖徳太子が生まれたところに建つお寺だそうですが、今は特に見るべきものがないんじゃあないかな。。

明日香を望む明日香を望む

橘寺からは『石舞台』に向かいます。 ここはちょと迂回して飛鳥が一番明日香らしい場所に。 お寺や史跡ではなく、ただ野山と民家が作り出すこんなのどかな風景は、言われてみればたしかに飛鳥ではなく明日香らしいのかもしれませんね。

石舞台石舞台

『ところで石舞台って石で出来た舞台?』 と無学なサイダーが聞けば、

『石舞台は石舞台古墳といってな、7世紀ごろの横穴式の石室がある方形墳なんじゃ。 蘇我馬子の墓って説があるようやわ。 昔は下の方形の基壇の上にまん丸く土が盛られておって、その中に石室があったらしいわ。』 と博学なジーク。

とにかくでっ〜かい石でできています。 確かに舞台になりそうなくらい大きくて上が平です。 この下にもぐることが出来るのですが、これは圧巻!

レンゲ畑の脇を行くレンゲ畑の脇を行く

気持ちよい飛鳥の平地を行けば、赤い小さな花を付けた、今ではめずらしいレンゲの畑がありました。 レンゲは肥料になるのですが、近年は化学肥料に取って代わられ、その姿を見ることはほとんどなくなりましたね。

畑の中をのんびり進めばあちこちに森があります。 ぽこっと盛り上がったものもあるので、これらのうちのいくつかは古墳なのかもしれません。

大神神社大神神社

桜井で近鉄の線路を越え、大和川を越え、民家の後ろに廻って東海自然歩道、『山辺の道』に入ります。 細い、道ともつかぬ道をくねくねと進み、鬱蒼とした林を抜けると大神(おおみわ)神社の裏手に出ました。 この鬱蒼とした林は大神神社の御神体なんだそうです。 ひとまず通りに出て正面に廻ります。

三輪そうめん三輪そうめん

大神神社の門前は三輪そうめんで有名、いくつも看板が出ていますが、ジークお勧めの『そうめん処 森正』に入りました。 今日はとても暑いので冷たいそうめんが似合いそうです。

にうめんにうめん

しかしサイダー以外はあたたかい『にうめん』なるものを。 『にうめん』って、そうめんのあったかいやつのことだって。 どうもここの売りはその『にうめん』らしい。

柿の葉寿司もいただいて、満ち足りたところで大神神社にお参りしました。

山辺の道を行く山辺の道を行く

大神神社からは再び『山辺の道』です。 細い細い道は畑の中から森の中に入り、次は森から畑へ、と繰り返します。 GW真っ最中ということでハイカーもたくさんいて、すれ違う時は自転車を下りて押し歩きます。

続山辺の道続山辺の道

最初は楽しかったこの変化のある道も、ボコボコの石畳やとても乗っては進めない石の階段、押してもきつい獣道のような上りが出現、30分もすればへとへとになり、

『おい、ジーク、こりゃあマウンテンバイク・コースじゃあないか(怒)』

『もー山辺の道はおしまいにしよ〜』 とチコが嘆くと賛成者続出で、松原神社までの2kmほどでこの山辺の道から離脱することに。

はりまや橋稗田環濠集落

その後もまた山辺の道に戻ったり出たりしましたが、ついに山道はもうこりごりということで、崇神天皇陵から平地を行き、豪勢な天理教の本山をかすめてやってきたのがこちら、稗田の環濠集落です。

ここの詳しい歴史は明らかではないようですが、室町時代には現在のように外側にぐるっと濠が巡らされた形態だったとされ、中の道はT字路や袋小路になっていて,遠くが見通せないようになっています。 一角には大きな森がある売太神社(めたじんじゃ)があり、この環濠集落はこの神社を中心に発達したと言われています。 環濠の目的は外敵から村を守る為と用水確保の為だとか。 この大和地方にはこういった環濠集落がたくさんあるそうです。

薬師寺薬師寺

稗田の環濠集落からは秋篠川に沿って北上。 すると遠くに2つの塔が見えてきます。 薬師寺です。 奈良時代の東塔と1981年に伝統様式・技法で再建された西棟を見比べつつ、塀の廻りをぐるっと廻ります。 修復中の唐招提寺を門の隙間から覗き、快適な秋篠川のサイクリングロードをさらに北上して、最終目的地、西大寺駅に到着です。

飛鳥・奈良散策はのどかな風景と日本の古代からの歴史が同時に楽しめる、素敵なところでした。


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uploaded:2009-05-14