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ニセコアンヌプリ登山

夏の北海道・ニセコ 6日目

開催日 2023年08月11日(金)晴れ時々曇り
参加者 レイナ/レイ/サリーナ/サイダー
総合評価 ★★
難易度
走行距離 ハイク2.9km(車23km)
地域 北海道

ニセコアンヌプリ中腹からの眺望
ニセコアンヌプリ中腹からの眺望

コース紹介

快晴の空の下、ニセコアンヌプリを登ります。まずゴンドラで標高1000mに降り立ったあとは、山道をひたすら上り。暑さとキツさで途中ギブアップした3人を残し、レイは無事登頂成功! 雄大な景色や草花を楽しみ、締めは比羅夫の温泉へ。

動画(03'23" 音声:BGMのみ)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
宿
220m
Start 発08:55 r343, r66 Totei Townhouse
ゴンドラ山麓駅
405m
(6km) 着09:10
発09:15
ゴンドラ ニセコアンヌプリゴンドラ/往復1500円、片道900円
/9:00-16:00
ゴンドラ山頂駅
975m
0km 着09:25
発09:30
徒歩 ここからハイク
1000m台地展望広場
アンヌプリ登山/山頂駅-山頂往復1h40m
山頂駅-山頂-山麓(見返り坂コース)3h40m
*ひらふサマーゴンドラは2023夏休業
中腹リフト降り場
1160m
0.6km 着10:20
発11:35
徒歩 レイのみ山頂往復
アンヌプリ山頂
1290m
1.4km 着10:20
発11:35
徒歩
中腹リフト降り場
1160m
2.2km 着11:30
発11:35
徒歩
ゴンドラ山頂駅
975m
2.9km 着12:05
発12:05
ゴンドラ
ゴンドラ山麓駅
405m
(6km) 着12:15
発12:15
r66, r343
比羅夫
295m
(18km) 着12:30
発14:30
r343 昼食:R Niseko(ピザ)
日帰り温泉:湯元ニセコプリンス ホテル ひらふ亭
Yotei Townhouse
220m
(23km) 着14:45 車で帰宅
日の入り18:55~18:36/ニセコリゾート観光協会ニセコ サイクリング

早朝の羊蹄山早朝の羊蹄山

今朝は快晴。ニセコに来て6日目にして初めて、羊蹄山の頂上までくっきりと見えています。

こんな天気のいい日は眺めのいい場所に向かおうと、今日はニセコアンヌプリに登ることにしました。

ニセコアンヌプリニセコアンヌプリ

車で山に向かう途中、羊蹄山の西に対峙するニセコアンヌプリも雲一つなく、その全貌を見せてくれました。

ニセコアンヌプリは標高1,308m。名前はアイヌ語の『ニセイ・コ・アン・ヌプリ("nisey-ko-an"-nupuri)』からきており、『ニセコアンベツ(絶壁に向っている)川の山』という意味だそうです。

アンヌプリゴンドラ山麓駅アンヌプリゴンドラ山麓駅

登山といっても、途中の標高1000mまではゴンドラで上ることができます。

駐車場に車を置いて、ゴンドラ乗り場へ。

ゴンドラ山麓駅入口ゴンドラ山麓駅入口

ゴンドラ往復チケットを購入し、すぐにゴンドラに乗り込みました。

ゴンドラ山頂駅からは標高差300mほどでニセコアンヌプリ山頂なので、問題なく辿り着けるはず。。とこの時は思ったのですが。

ゴンドラ出発ゴンドラ出発

ゴンドラ発進。南の空は雲一つない快晴です。

『やっぱり今日は登山がベストですね~』と満足そうなレイ、レイナ。

羊蹄山には少し雲羊蹄山には少し雲

しかし、東を見ると羊蹄山の山頂付近には少し雲が湧き始めていました。

『羊蹄山の雲、もう少し待っておくれ~』と祈りつつ、ゴンドラは上っていきます。

標高が高くなってきた標高が高くなってきた

ゴンドラはどんどん上り、随分標高が高くなってきました。

南には、緑に囲まれた田畑の景色が広がっています。

1000m台地展望広場からの眺め1000m台地展望広場からの眺め

10分ほどでゴンドラ山頂駅に到着。ここは標高約1000mです。山頂駅の東側に『1000m台地展望広場』があり、ニセコ駅から昆布駅あたりにかけての美しい景観が楽しめます。

正面中央のとんがった山頂は昆布岳(1045m)。

1000m台地展望広場からの眺め21000m台地展望広場からの眺め2

さらに右の方を眺めると、右の山は幌内山(842m)

その間のずっと奥に内浦湾(噴火湾)が見えるはずですが、今日は霞んでいます。

11000m台地展望広場からの眺め31000m台地展望広場からの眺め3

左の方を見るとニセコ駅と町の中心部、そして奥にかすかに見えるのは、洞爺湖に面した有珠山のようです。

登山開始登山開始

さて、ここからが本当の山登りの始まりです。上に見えるのがニセコアンヌプリの頂上。『あそこまで上るのね~』と気合いを入れるのは、左からレイナ、レイ、サリーナ。カメラはサイダー。

最初は階段になっていて歩きやすい。

山道に入る山道に入る

すぐに山道になり、レイを先頭に土や岩を踏み締めながら上っていきます。

道の両側は背の高い笹に囲まれ、景色はほとんど見えません。

きつい上りきつい上り

勾配がどんどんキツくなってきました。そして周囲の笹の背丈が低くなり、私たちにギラギラと否応なく日差しが照りつけます。

振り返れば美しい景色が広がっていますが、『きつい~、暑い~』と足取りはかなり重い。

景色は良いが日差しがきつい景色は良いが日差しがきつい

さらに笹は低くなり、日陰がないので休むに休めず、とにかく前に上に進むしかありません。

一歩一歩、のろのろと足を上げるも『もうだめじゃあ~』とサイダーがうめく。

上に休止中のリフト降り場上に休止中のリフト降り場

頂上はまだまだ先です。そんな時、先頭のサリーナがリフト小屋(降り場)を見つけました。『あそこに日陰があって休めるんじゃない?』

『いや、リフトは動いていないし、登山道からは行けないんじゃない?』と、疲れて疑り深いサイダー。まだ 登り始めて30分ほどですが、もうヘトヘトです。

リフトの前の登山道リフトの前の登山道

リフト降り場が視界に入ってからもなかなか近づかず、ぜいぜいしながら歩くこと15分、ようやく辿り着きました。ゴンドラ山頂駅からは約45分。

リフトは網で覆われていましたが、とりあえず日陰になっているのでここで休憩。ホッ。下を見ればいい景色で『上ってきたね~』

しかし、実は距離にして600m、標高差にして180mほどしか上っていません。頂上までまだ半分近くあります。

ヤマハハコヤマハハコ

休憩中にあたりの植物観察を。これはヤマハハコ。エーデルワイス(ウスユキソウ)にちょっと似ていますが別種だそうです。

オトギリソウオトギリソウ

こちらはオトギリソウ。プチプチと伸びたおしべがかわいい。

オトギリソウは薬草としても知られており、また園芸種のキンシバイは庭木によく見られます。

青空と野草青空と野草

真っ青な空に緑の野草とピンクの花が映えます。そして、ここにはトンボがたくさん。

山男レイが山頂へ向かう山男レイが山頂へ向かう

サリーナ、サイダー、レイナの3人は、この花に包まれた日陰のパラダイスでかなり満足しており、全く動こうとしません。

仕方ないので山男レイは、ここから一人で山頂に向かうことにしました。

山頂から南西の眺め山頂から南西の眺め

脇目も振らず黙々と登るレイ。約30分後、四方に視界が開け、ついに山頂に着きました。

ニセコアンヌプリ山頂のレイニセコアンヌプリ山頂のレイ

ニセコアンヌプリ山頂(1308m)アタック成功!

暑さで汗まみれですが、登頂の達成感に浸るレイ。ジオポタメンバーは誰もいないので、登山の方に記念写真を撮ってもらいます。

五色温泉側の登山ルート五色温泉側の登山ルート

このニセコアンヌプリ山頂には、西の五色温泉からも登山ルートがあります。写真がそのルート。その奥に岩肌を見せている山は、昨日登山口に立ち寄ったイワオヌプリです。

この登山ルートは尾根道を下って約1時間15分で五色温泉に着き、またその途中で南に下る『見返り坂コース』を行けば、頂上から2時間半ほどでゴンドラ山麓駅まで歩けるらしい。

イワオヌプリとワイスホルンイワオヌプリとワイスホルン

イワオヌプリの右奥に見えるのはワイスホルン(1045m)。

ワイスホルンの名前の由来はいくつかの説があるそうで、その1つはあるドイツ人が本家スイスのワイスホルン(Weisshorn)に似ていると言ったとか、もう1つはワイスホルンが標高約4500m、こちらは1045m(45+1000)だからとか(?)

そのはるか先には岩内、そして日本海と積丹半島がうっすらと見えます。

東に羊蹄山東に羊蹄山

東を見れば、比羅夫の街の向こうに雄大な羊蹄山。。ですが、頂上は黒い雲に覆われていました。残念。

ニセコ観測所跡ニセコ観測所跡

ところで、山頂にあったこの碑は『ニセコ観測所跡』。

実は、第二次大戦中にここでゼロ戦の機体への着氷防止実験が行われていたのだそうです。

リフト降り場に戻ったレイリフト降り場に戻ったレイ

自力で下りる『見返り坂コース』にも惹かれるレイでしたが、ここはやっぱりみんなと合流することにして、往復約1時間でリフト降り場まで戻ってきました。

単独登頂、お疲れさまでした。

円錐形が広がる羊蹄山円錐形が広がる羊蹄山

山登りで元気モリモリのレイと、1時間の休憩で元気を回復したレイナ、サイダー、サリーナの全員でリフト降り場を出発。

この高さからの羊蹄山は見納め。円錐形の裾野が広がる優美な姿を目に焼き付けて、下山を開始します。

下りの女王レイナ下りの女王レイナ

今度はレイナが先頭です。

もともと下りは大得意なレイナ。他の3人をちぎって飛ぶように下ります。

階段を下りる階段を下りる

レイナを追うも、足が絡まり何度も転がりそうになるサイダー、サリーナ、レイでしたが、ようやく階段のところまで下りてきました。

先行のレイナが下る面々を下から激写。

山頂駅の近く山頂駅の近く

ここは、もう標高約1000mの山頂駅の近くです。麓の景色も少し近く見えています。

パラグライダーの人々パラグライダーの人々

そして、山頂駅から下りのゴンドラに乗り込みました。

ゴンドラの途中の傾斜地では、パラグライダーを楽しむ人々を発見。

ニセコアンヌプリの東山スキー場ニセコアンヌプリの東山スキー場

ゴンドラが山麓駅に着いたのは12時過ぎ。山歩きを堪能し、景色も十分満喫したということで、今日はこれであがり(笑)。ここから車で比羅夫に行き、昼食と温泉ということにしました。

比羅夫への途中、r343から見えるのはニセコアンヌプリの東山スキー場あたり。レイとレイナは昔ここでバリバリ滑っていたらしい。

ピザとパスタピザとパスタ

昼食はピザレストラン。ランチはピザ窯で焼いた本格ピザとパスタです。

食事の後は、レストランの隣にあるホテル『ひらふ亭』の日帰り温泉へ。まだ14時前ということもあり、誰もいない広い温泉をゆっくり楽しみました。

さて、昨日に続き今日もかなり暑かったけど、山の上からはニセコ周辺の雄大な景色を楽しむことができました。そして、天気予報では明日も暑いらしい。明日も車かな~?

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