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ハワイ島 4

Kapa'au~Mauna Lani Resort

開催日 2010.06.19(土)晴れときどき曇り
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★
難易度
走行距離 67km

ノース・コハラ・コーストからマウイ島を臨む
ノース・コハラ・コーストからマウイ島を臨む

◆ コース紹介

カメハメハ大王像が建つノース・コハラのカパアウから西海岸へ出、真っ青なコハラの海を眺めながら南下し、マウナラニ・リゾートまで。 途中、海岸でシュノーケリングを楽しんだり、古代ハワイの遺跡を散策します。

まず島の最北端近くにある、モオキニ・ルアキニ・ヘイアウという古代の神殿へ。 しかし途中のゲートに鍵がかかっていて入れず。 事前に電話して開けてもらう必要があるとのことでした。

次に立ち寄ったマフコナ・ビーチ・パークには、今は使われていない小さな港があり、地元の人たちに混じってハワイ島での初シュノーケリング! ラパカヒ州立歴史公園は600年前の漁村跡で、住居や祭壇跡などを巡る1.6kmのトレイルがあり、散策しながら海の向こうに見えるマウイ島の眺めがすばらしい。

後半はサウス・コハラの史跡とビーチ巡りです。 プウコホラ・ヘイアウはカメハメハ大王が建設した神殿で、石の基盤が残っています。 三日月型のマウナケア・ビーチは美しい白砂のビーチ、その南にあるハプナ・ビーチも世界のベストビーチの一つにあげられたという美しいビーチで人気があります。

主に幹線道路を行く下り基調のコースですが、雨の少ないサバンナ気候で木陰はほとんどないので、暑さ対策を。 交通量はおおむね少ないですが、ワイメアからの道路との合流地点から南の19号線は車がやや多くなります。 アコニ・プレ・ハイウェイには、ラパカヒ州立歴史公園から18km南にあるカワイハエを除き、レストランはないので注意を。

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総合データ(GARMIN Connect:ルート、高度、速度など。ダウンロード可)

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
Kapa'au START 発08:00 Hawi-Niuli Rd 泊:Kohala Country Adventures
Hawi 5km 着08:30
発09:00
Akoni Pule Hwy 朝食:Kohala Coffee Mill
Mo'okini Luakini Heiau 11km 着09:15
発10:30
Akoni Pule Hwy Hawiから3kmで海岸への枝道を入り2kmで家畜用ゲートに至る。鍵がかかっており入れず
Mahukona Beach Park 20km 着10:10
発11:00
Akoni Pule Hwy 漁港跡のようなところでシュノーケリング
シャワー、トイレあり
Lapakahi State Histrical Park 23km 着11:20
発12:00
Akoni Pule Hwy 入園無料。古代の漁村の歴史公園で、一周1.6kmのトレイルを歩くことができる
Kawaihae
 昼食
41km 着13:15
発14:00
Akoni Pule Hwy 昼食:Tres Hombres Beach Grill
/メキシコ料理
Puukohola Heiau 44km 着14:20
発14:50
海岸沿いの一般道 カメハメハ大王の神殿跡の散策
ビジターセンターあり
Mauna Kea Beach 49km 着15:10
発15:50
Mauna Kea Beach Dr,19号線 ゴルフ場とホテルの先にある三日月型の美しいビーチ。岩場でシュノーケリングしカメに遭遇
Hapuna Beach 55km 着16:20
発16:50
Old Puako Rd,19号線 レクリエーションエリアの美しいビーチ。ここでもカメに遭遇
Mauna Lani Resort 67km 着17:40
泊:Nomura Hawaii Village
/68-1270 South Kaniku Drive Kamuela

コハラ・カントリー・アドベンチャーズの前庭コハラ・カントリー・アドベンチャーズの前庭

快適なゲストハウスで迎えた爽やかな朝、快晴です。 ヤシの木が揺れるトロピカルガーデンをあとに、ハウィに向かって出発。 実はこの宿は朝食付きと思っていましたがついていないとのことなので、まずハウィにあるカフェを目指します。

ハウィのカフェ『コハラ・コーヒーミル』ハウィのカフェ『コハラ・コーヒーミル』

昨夜晩ご飯を食べたレストラン『バンブー』の向かいのカラフルなカフェ『コハラ・コーヒーミル』で、卵サンド(パンをベーグル、マフィン等から選べる)にトマトやチーズ、オニオンなど追加したサンドイッチとコーヒーの朝食です。 滞在している観光客や地元の人たちで朝からにぎわっていました。

海辺に並ぶ風車海辺に並ぶ風車

このあたりのアコニ・プレ・ハイウェイは車は少なく、標高180mくらいのところを通っており、時々真っ青な海の眺めが開けて気持ちいい。 風が強いところなのか、風力発電の風車が並んでいました。

モオキニ・ルアキニ・ヘイアウへと下るモオキニ・ルアキニ・ヘイアウへと下る

このノース・コハラの北西端に、ハワイ諸島で最も古い時代に属する『モオキニ・ルアキニ・ヘイアウ』という神殿があるとのことで、ハイウェイから枝道を海岸に向かってどんどん下りていきます。 目の前の青い海がどんどん近づき、そのまま海に飛び込んでしまいそうな道を2kmほど下ったところで右折すると、今度は赤い砂利道になります。

ヘイアウへの道を塞ぐ家畜用ゲートヘイアウへの道を塞ぐ家畜用ゲート

砂利道を200mほど進んだところで

『ありゃりゃ。。』

ゲートが閉まって鍵がかかっています。 ガイドブックによれば、家畜用のゲートが2ヶ所あり、ヘイアウに行くには事前に電話して鍵を開けてもらわなければならなかったとのことで、残念ながら神殿にはたどりつけませんでした。 来るときは爽快な海への道も、戻りは標高差50mのきつい上り坂となり、ヨタヨタとハイウェイまで戻ります。

ヤシ並木が海へと誘うヤシ並木が海へと誘う

まだ午前中ですが日差しが強くなってきました。 右手には真っ青な海の眺めがずっと広がっています。 『早く海に浸かりたいよ~』 ハイウェイ沿いにステキなヤシ並木があり、ビーチかな! と覗いてみますが、どうやらプライベートな敷地らしい。

ロードレーサーとすれ違うロードレーサーとすれ違う

海は目の前にありますが、着替えなきゃいけないのでシャワーとトイレがあるマフコナ・ビーチパークを目指します。 このあたりは下り基調で車が少なく海の眺めもすばらしく、るんるん飛ばします。 これまでほとんどいなかったサイクリストにも会いました。 コナからノースコハラはハワイ島トライアスロンの自転車コースになっているところで、コナの近くではロードレーサーを結構見かけました。

マフコナ・ビーチパークマフコナ・ビーチパーク

『これかな?』と枝道を入っていくと、駐車場があり、さらに先へ進むとキャンプしている家族連れがいてシャワー・トイレの小屋もありました。 マフコナ・ビーチパークです。 早速着替えて海へ。 ここは、かつてのコハラ・シュガー・カンパニーの砂糖の積み出し港だそうで、砂浜はありません。 船着き場のようなところの梯子から海に入ってみると、いるいる! まっ黄色の魚たちがひらひらと群れて泳いでいます。 子どもたちも次々と海に飛び込んで大はしゃぎ。 地元の人たちに混じってしばらくシュノーケリングを楽しみました。

ラパカヒ州立歴史公園ラパカヒ州立歴史公園

マフコナ・ビーチパークの少し南に、古代の漁村を展示しているラパカヒ州立公園があります。 ハイウェイから公園に向かって下っていくと、はるか海の向こうにマウイ島が姿を見せています(TOP写真)。

公園入口駐車場の小屋にパンフレットがあり、地図に沿って1.6kmのトレイルを散策しながら、公園内の住居やカヌー置き場、祭壇などの建物・建物跡や、塩をつくる石皿などの道具を見ることができます。 昔のハワイのゲームなんかもありました。

ラパカヒ州立歴史公園の海辺とマウイ島ラパカヒ州立歴史公園の海辺とマウイ島

この公園は、昔のハワイの生活を知ることができるとともに、何と言ってもこの景色が魅力です。 青い空と透き通った海、黒い溶岩の岩と白い砂、ヤシの木、海の向こうには雄大なマウイ島。 しばし見とれてしまいます。 実はじりじり暑いんですけど!

なお、この公園ではシュノーケリングは厳禁。 また、トレイルのコースを外れることもよくないそうなので注意しましょう。

海をバックにサイダーが行く海をバックにサイダーが行く

きれいだったね~ とラパカヒ州立歴史公園をあとにします。 泳いで歩いて時刻は12時、そろそろお昼にしたいところですが、ハイウェイ沿いにはお店どころか建物一つ見当たりません。

荒野のハイウェイをサリーナが行く荒野のハイウェイをサリーナが行く

周囲はところどころに低い灌木があるだけの荒野、前を見ても何もない。 ただただまっすぐハイウェイが走っています。 ああ、くじけそう。。 下り基調は終わり、緩いもののアップダウンも出てきて、汗が頬をしたたります。 公園から12~13km走ると、ようやく住宅らしき建物がいくつか見られるようになりましたが、レストランはありません。

サウス・コハラのリゾートエリア目指して下るサウス・コハラのリゾートエリア目指して下る

何回目かの緩い上りを終えたとき、目の前に突然サウス・コハラの全景が姿を現しました。 リゾートエリアももうすぐ、レストランももうすぐだ! 一気に下っていきます。

メキシコ料理レストランメキシコ料理レストラン

下り終えたあたりはカワイハエです。ここでようやくお店の建物が。 『ああ、よかった~ 助かった』

この建物にはメキシコ料理店とスシのテイクアウト店、イタリア料理店が入っていました。 メキシコ料理レストラン『トレス・オンブレス・ビーチグリル』に突入!

タコス・ボウルのシュリンプサラダタコス・ボウルのシュリンプサラダ

レストラン奥のビーチを眺める席で、いざ昼食です。 隣のお客さんの食べている何やら巨大なサラダがおいしそう、と頼んだのはこれ。 パリパリのタコスのボウルに豆のペーストとえび、トマト、レタス、その他の野菜がたっぷり入り、タコスを崩しながら食べます。

プウコホラ・ヘイアウ史跡プウコホラ・ヘイアウ史跡

食事を終えて元気が出たので、いざ出発。 次のスポットは『プウコホラ・ヘイアウ史跡』 ワイメアから来る道との交差点の700mほど手前を右に曲がったところにあります。

この史跡はカメハメハ大王の神殿跡で、大王がハワイ諸島を統一したときのもの。 建物は残っていませんが、石積みの基壇でその大きさを感じることができます。 この史跡にはビジターセンターがあり、展示やパンフレットがあります。

マウナケア・ビーチはもうすぐマウナケア・ビーチはもうすぐ

プウコホラ・ヘイアウ史跡から海沿いの道を2kmほど南下すると、突然美しい芝生とヤシの木の別世界、マウナケア・ゴルフコースが出現します。 世界トップ10に入るというすばらしいゴルフコースをぐるっと進むと、マウナケア・ビーチ・ホテルが現れます。 高級なイメージに押し戻されそうになりますが、構わずさらに進むと、そこには白砂のステキなビーチが待っていました。

マウナケア・ビーチマウナケア・ビーチ

三日月型の美しいマウナケア・ビーチは、ホテル前にありますが、プライベートビーチではなく誰でも楽しむことができます。 とはいえゴルフコースやホテルの奥にあるからか、はたまた駐車場が少ないからか、あまり人が多くはありません。

ビーチの両側には岩場が突き出しており、波は穏やかで、岩場はシュノーケリングに最適です。 黄色や青や縞の魚の群れを追いかけていると、大きなウミガメが波に漂いながら岩場の藻を食べている姿に遭遇! ド迫力~

ハプナ・ビーチハプナ・ビーチ

マウナケア・ビーチからいったんハイウェイに戻り、今度はすぐ南にあるハプナ・ビーチです。 こちらは州立保養地になっている敷地内で、駐車場もあります。 透き通った海と白い砂浜で人気のこのビーチは、世界のベスト・ビーチの一つに挙げられたこともあるとか。

こちらも砂浜の端の岩場ではシュノーケリングが楽しい。 『またウミガメだ~』

オールド・プアコ・ロードオールド・プアコ・ロード

ハプナ・ビーチからは幹線に戻らず南下するオールド・プアコ・ロードを進みます。 この道にはゲートがあって、自転車は通れるけど車はダメみたい。 一応舗装路ですが、アップダウンも激しくなかなかワイルドな道です。

2kmほどでハイウェイに戻り、19号線をしばらく走る。

マウナラニ・リゾート入口マウナラニ・リゾート入口

ハイウェイの周囲は、一面が茶褐色の溶岩の荒野です。 そこをまっすぐ走って走って。。 すると突然道路前方に1ヶ所だけこんもりとしたヤシの木の林が見えてきました。 まるで荒野の蜃気楼です。 ここがマウナラニ・リゾートへの入口なのでした。 自転車の家族連れに出会い、あいさつしながら進みました。

リゾートの夕陽リゾートの夕陽

アクセス道路を交差点まで走ると、そこからはゴルフコースの芝生の緑、ヤシの林、ハイビスカスと、巨大な蜃気楼のようなリゾートの出現でした。 すごいね~ゴージャスだね~ と、ぐるっと回って宿に到着。

しばらくすると、ダイナツ、プサン、アンクルケンがロードレーサーでやってきた。 オスカルとよーこちゃんもレンタカーで買い物の荷物を抱えて到着です。 無事みんな揃って、夕陽を眺めながらカンパ~イ! 明日からは極楽リゾートだ!

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