コハラ・カントリー・アドベンチャーズの前庭
快適なゲストハウスで迎えた爽やかな朝、快晴です。 ヤシの木が揺れるトロピカルガーデンをあとに、ハウィに向かって出発。 実はこの宿は朝食付きと思っていましたがついていないとのことなので、まずハウィにあるカフェを目指します。
ハウィのカフェ『コハラ・コーヒーミル』
昨夜晩ご飯を食べたレストラン『バンブー』の向かいのカラフルなカフェ『コハラ・コーヒーミル』で、卵サンド(パンをベーグル、マフィン等から選べる)にトマトやチーズ、オニオンなど追加したサンドイッチとコーヒーの朝食です。 滞在している観光客や地元の人たちで朝からにぎわっていました。
海辺に並ぶ風車
このあたりのアコニ・プレ・ハイウェイは車は少なく、標高180mくらいのところを通っており、時々真っ青な海の眺めが開けて気持ちいい。 風が強いところなのか、風力発電の風車が並んでいました。
モオキニ・ルアキニ・ヘイアウへと下る
このノース・コハラの北西端に、ハワイ諸島で最も古い時代に属する『モオキニ・ルアキニ・ヘイアウ』という神殿があるとのことで、ハイウェイから枝道を海岸に向かってどんどん下りていきます。 目の前の青い海がどんどん近づき、そのまま海に飛び込んでしまいそうな道を2kmほど下ったところで右折すると、今度は赤い砂利道になります。
ヘイアウへの道を塞ぐ家畜用ゲート
砂利道を200mほど進んだところで
『ありゃりゃ。。』
ゲートが閉まって鍵がかかっています。 ガイドブックによれば、家畜用のゲートが2ヶ所あり、ヘイアウに行くには事前に電話して鍵を開けてもらわなければならなかったとのことで、残念ながら神殿にはたどりつけませんでした。 来るときは爽快な海への道も、戻りは標高差50mのきつい上り坂となり、ヨタヨタとハイウェイまで戻ります。
ヤシ並木が海へと誘う
まだ午前中ですが日差しが強くなってきました。 右手には真っ青な海の眺めがずっと広がっています。 『早く海に浸かりたいよ~』 ハイウェイ沿いにステキなヤシ並木があり、ビーチかな! と覗いてみますが、どうやらプライベートな敷地らしい。
ロードレーサーとすれ違う
海は目の前にありますが、着替えなきゃいけないのでシャワーとトイレがあるマフコナ・ビーチパークを目指します。 このあたりは下り基調で車が少なく海の眺めもすばらしく、るんるん飛ばします。 これまでほとんどいなかったサイクリストにも会いました。 コナからノースコハラはハワイ島トライアスロンの自転車コースになっているところで、コナの近くではロードレーサーを結構見かけました。
マフコナ・ビーチパーク
『これかな?』と枝道を入っていくと、駐車場があり、さらに先へ進むとキャンプしている家族連れがいてシャワー・トイレの小屋もありました。 マフコナ・ビーチパークです。 早速着替えて海へ。 ここは、かつてのコハラ・シュガー・カンパニーの砂糖の積み出し港だそうで、砂浜はありません。 船着き場のようなところの梯子から海に入ってみると、いるいる! まっ黄色の魚たちがひらひらと群れて泳いでいます。 子どもたちも次々と海に飛び込んで大はしゃぎ。 地元の人たちに混じってしばらくシュノーケリングを楽しみました。
ラパカヒ州立歴史公園
マフコナ・ビーチパークの少し南に、古代の漁村を展示しているラパカヒ州立公園があります。 ハイウェイから公園に向かって下っていくと、はるか海の向こうにマウイ島が姿を見せています(TOP写真)。
公園入口駐車場の小屋にパンフレットがあり、地図に沿って1.6kmのトレイルを散策しながら、公園内の住居やカヌー置き場、祭壇などの建物・建物跡や、塩をつくる石皿などの道具を見ることができます。 昔のハワイのゲームなんかもありました。
ラパカヒ州立歴史公園の海辺とマウイ島
この公園は、昔のハワイの生活を知ることができるとともに、何と言ってもこの景色が魅力です。 青い空と透き通った海、黒い溶岩の岩と白い砂、ヤシの木、海の向こうには雄大なマウイ島。 しばし見とれてしまいます。 実はじりじり暑いんですけど!
なお、この公園ではシュノーケリングは厳禁。 また、トレイルのコースを外れることもよくないそうなので注意しましょう。
海をバックにサイダーが行く
きれいだったね~ とラパカヒ州立歴史公園をあとにします。 泳いで歩いて時刻は12時、そろそろお昼にしたいところですが、ハイウェイ沿いにはお店どころか建物一つ見当たりません。
荒野のハイウェイをサリーナが行く
周囲はところどころに低い灌木があるだけの荒野、前を見ても何もない。 ただただまっすぐハイウェイが走っています。 ああ、くじけそう。。 下り基調は終わり、緩いもののアップダウンも出てきて、汗が頬をしたたります。 公園から12~13km走ると、ようやく住宅らしき建物がいくつか見られるようになりましたが、レストランはありません。
サウス・コハラのリゾートエリア目指して下る
何回目かの緩い上りを終えたとき、目の前に突然サウス・コハラの全景が姿を現しました。 リゾートエリアももうすぐ、レストランももうすぐだ! 一気に下っていきます。
メキシコ料理レストラン
下り終えたあたりはカワイハエです。ここでようやくお店の建物が。 『ああ、よかった~ 助かった』
この建物にはメキシコ料理店とスシのテイクアウト店、イタリア料理店が入っていました。 メキシコ料理レストラン『トレス・オンブレス・ビーチグリル』に突入!
タコス・ボウルのシュリンプサラダ
レストラン奥のビーチを眺める席で、いざ昼食です。 隣のお客さんの食べている何やら巨大なサラダがおいしそう、と頼んだのはこれ。 パリパリのタコスのボウルに豆のペーストとえび、トマト、レタス、その他の野菜がたっぷり入り、タコスを崩しながら食べます。
プウコホラ・ヘイアウ史跡
食事を終えて元気が出たので、いざ出発。 次のスポットは『プウコホラ・ヘイアウ史跡』 ワイメアから来る道との交差点の700mほど手前を右に曲がったところにあります。
この史跡はカメハメハ大王の神殿跡で、大王がハワイ諸島を統一したときのもの。 建物は残っていませんが、石積みの基壇でその大きさを感じることができます。 この史跡にはビジターセンターがあり、展示やパンフレットがあります。
マウナケア・ビーチはもうすぐ
プウコホラ・ヘイアウ史跡から海沿いの道を2kmほど南下すると、突然美しい芝生とヤシの木の別世界、マウナケア・ゴルフコースが出現します。 世界トップ10に入るというすばらしいゴルフコースをぐるっと進むと、マウナケア・ビーチ・ホテルが現れます。 高級なイメージに押し戻されそうになりますが、構わずさらに進むと、そこには白砂のステキなビーチが待っていました。
マウナケア・ビーチ
三日月型の美しいマウナケア・ビーチは、ホテル前にありますが、プライベートビーチではなく誰でも楽しむことができます。 とはいえゴルフコースやホテルの奥にあるからか、はたまた駐車場が少ないからか、あまり人が多くはありません。
ビーチの両側には岩場が突き出しており、波は穏やかで、岩場はシュノーケリングに最適です。 黄色や青や縞の魚の群れを追いかけていると、大きなウミガメが波に漂いながら岩場の藻を食べている姿に遭遇! ド迫力~
ハプナ・ビーチ
マウナケア・ビーチからいったんハイウェイに戻り、今度はすぐ南にあるハプナ・ビーチです。 こちらは州立保養地になっている敷地内で、駐車場もあります。 透き通った海と白い砂浜で人気のこのビーチは、世界のベスト・ビーチの一つに挙げられたこともあるとか。
こちらも砂浜の端の岩場ではシュノーケリングが楽しい。 『またウミガメだ~』
オールド・プアコ・ロード
ハプナ・ビーチからは幹線に戻らず南下するオールド・プアコ・ロードを進みます。 この道にはゲートがあって、自転車は通れるけど車はダメみたい。 一応舗装路ですが、アップダウンも激しくなかなかワイルドな道です。
2kmほどでハイウェイに戻り、19号線をしばらく走る。
マウナラニ・リゾート入口
ハイウェイの周囲は、一面が茶褐色の溶岩の荒野です。 そこをまっすぐ走って走って。。 すると突然道路前方に1ヶ所だけこんもりとしたヤシの木の林が見えてきました。 まるで荒野の蜃気楼です。 ここがマウナラニ・リゾートへの入口なのでした。 自転車の家族連れに出会い、あいさつしながら進みました。
リゾートの夕陽
アクセス道路を交差点まで走ると、そこからはゴルフコースの芝生の緑、ヤシの林、ハイビスカスと、巨大な蜃気楼のようなリゾートの出現でした。 すごいね~ゴージャスだね~ と、ぐるっと回って宿に到着。
しばらくすると、ダイナツ、プサン、アンクルケンがロードレーサーでやってきた。 オスカルとよーこちゃんもレンタカーで買い物の荷物を抱えて到着です。 無事みんな揃って、夕陽を眺めながらカンパ~イ! 明日からは極楽リゾートだ!