シカゴの朝です。私たちの泊まっているホテルはブラックストーンといって、ダウンタウンの南側、ミシガン・アヴェニュー沿いにあり、正面にグラントパーク、そしてミシガン湖を望む素晴らしい立地にあります。
ホテルは21階建で1909年に建てられ、国の歴史的建造物に登録されています。赤レンガと白いテラコッタの外壁の頂上にマンサード屋根が乗っている優雅なスタイル。
このブラックストーン・ホテルには多くのセレブが泊まったそうで、20世紀前半頃にはアメリカ大統領も宿泊したとか。19世紀末以降の歴史的な高層建築が建ち並ぶシカゴで、そんな建物の一つに泊まるというのもステキな経験、嬉しいですね。
『シカゴ』が創設されたのは1780年代と言われていますが、町として本格的に発展を始めたのは1830年代のことだそうです。シカゴは、アメリカの東西の交通の要衝として住民も急増していきました。
1871年のシカゴ大火によって当時の街の大部分が廃墟となり、そこからこれまでの木造家屋に代わって鉄骨造の建物が世界に先駆けて建設されるようになります。そんな歴史的建築を見て回りましょう。今日はシカゴの建築三昧です。
ビルの足元の通り沿いあったのは『スパイ・ファクトリー』というお店。スパイグッズを売っているんですかね? 鉄とガラスのショーウインドウがレトロでオシャレ。
ミシガン・アヴェニューから1街区西の通りには、1895~97年に建設された高架鉄道の環状線『ループ』が通っています。
シカゴの繁華街を『ループ』と呼びますが、それはこの路線名が由来となっているのだそうです。写真はループのアダムス/ワバッシュ駅のちょっと南。
シカゴ ループ・ウォーキングツアー
再びミシガン・アヴェニューに戻ると、そこにはサンタフェ・ビル(レイルウェイ・エクスチェンジ・ビル)。コーニスに並ぶ丸窓が特徴的な17階建のオフィスビルです。
1904年に完成したこのビルは外から見ると正方形の箱型に見えますが、中央にガラス天井の吹き抜けがあります。このビルにはシカゴ建築センターが入り、シカゴ建築財団によるウォーキングツアーの集合場所にもなっています。
私たちもウォーキングツアーに申し込み、待っているとガイドの初老の男性が現れました。
リタイアした高校の先生、といった感じのガイドさんについて、まず訪れたのはミシガン・アヴェニューを少し南に下ったところにあるファインアーツ・ビル(1885年)。ファサードの真ん中にある2本の花崗岩の柱が特徴。このビルには劇場があるほか、アートギャラリーやダンススタジオなど、芸術関係のテナントが多いといいます。
そして、すぐ南隣にあるのが、オーディトリアム・ビル(1888年)。L・サリバンとD・アドラーの設計で、若きフランク・ロイド・ライトも内装デザインの一部に関わったといいます。
写真はミシガン・アヴェニュー側のエントランスロビー。
2階への階段の天井と側面はステンドグラスで覆われ、青い光を投げかけています。
階段の真鍮の手すりの装飾は植物文様なのか、アール・ヌーヴォー的です。繊細で美しい。
こちらは南側にある劇場のエントランスホール。両脇にはチケット売り場が並んでいます。
シカゴの事業家が世界一豪華なオペラ劇場を建てたいと願い、このビル内には4,300席の劇場がありますが、劇場だけでは経営難に陥ることを見越して通り側はホテルと貸しオフィスで取り囲む複合ビルとしたのだそうです。さすがは事業家ですね。
建物の入口には劇場のホワイエに入る扉が並んでいます。その扉の上には美しいステンドグラス。
10階建のこのオーディトリアム・ビルは、完成当時はアメリカ合衆国で最も大きな建物だったといいます。
オーディトリアム・ビルを出て、ガイドさんは次に私たちグループを連れて西の方へ。ループを潜って進みます。
ガイドのおじさんの説明はシカゴの建築への愛に溢れていて、知識も豊富。聞いていてとても楽しいです。
そして、到着したのはバーナム・アンド・カンパニーの設計によるフィッシャー・ビル(1896年)。当時、シカゴで2つしかない18階以上の建物のうちの1つだったそうです。1906年に一部2層分増築され、20階建となっています。
このビルでは、入口の上部などにあるテラコッタの浮き彫りが楽しい。
このループ側の入口上部、ビル名上のアーキボルトには、イルカ?に乗った2人の子どもが紋章を持っています。そして柱などはゴシック様式。
西側の入口上部には、中央に紋章のようなイルカ?、その左右にいるのはカニですね。海の動物シリーズか。
他にも鷲だとかドラゴンだとか、いろいろなものがいるそうです。
フィッシャー・ビルの北側斜向かいには、モナドノック・ビルがあります。バーナム&ルート設計で1891年に完成したこのビル(北棟)は、何とレンガ積みで16階建。当時世界最高の高さだったそうで、現在でも組積造では世界最高。
紫がかったレンガの外壁、そして1・2階は分厚い壁で踏ん張ったような台形です。その壁から張り出して最上階まで続くベイ・ウインドウ。装飾を排除し少し内傾させた形から、『パイロン』(古代エジプトの塔門)という愛称もあるそうです。
モナドノック・ビルからジャクソン・ブールバードを西へ進むと、ネオクラシックの列柱が並ぶ建物の斜向かいに超高層ビルが姿を現しました。
これは、1930年に建てられたシカゴ・ボード・オブ・トレード・ビルディング(Chicago Board of Trade Building, CBOTビル)。シカゴで初めて180mの高さを超えたビルだそうです。
CBOTビルはアール・デコのデザインで、超高層部分はセットバックを繰り返し、最上部には銅のピラミッド屋根、その上には、麦とトウモロコシの袋を持つ古代ローマの豊穣の女神ケレスの像が乗っています。これは、穀物の先物取引に強みを持っているシカゴ・ボード・オブ・トレード(シカゴ商品取引所)を表しているそうです。
ラサール通り側から突き当たりを見ると、正面にはCBOTビルのアール・デコの時計、両側には銀行のビルの列柱と三角のペディメントが並び、強烈な印象を与えます。よく映画のロケにも使われていますね。
これは翌日、ビル内に入ってトレーディングフロアを見学した時の写真です。上のロビーのガラス越しに取引現場を見学できるのです。
電光掲示板に数字がたくさん並び、大勢のトレーダーが密集し、動き、声をあげ、、ほんとに映画みたい。
さて、建築ツアーを続けましょう。
ウォーキングツアーで最後に訪れたのは、ルッカリー・ビル。1888年にバーナム&ルート設計により建てられた12階建のビルです。外観は列柱と石のアーチの入口、そしてビザンチン風、あるいはベネチア風のレリーフの装飾が施されています。
このビルに入ってみると、建物中央には屋内コートがあり、鉄骨を組んだフレームとガラスの天井から柔らかい光が差しています。
この内装は、1905年にフランク・ロイド・ライトが改装したもの。
入口を入り、屋内コートの正面には2階へと導く白い階段があります。階段の手すりの両端の支柱には半円形に四角い縁のプランターが乗っていて、いかにもライトのデザイン。
2階からは金属の繊細で美しい階段が上階へと伸びています。
改装前は、柱や階段周りなどは全て装飾を施した鋳鉄で、やや暗く重々しい感じだったといいますが、ライトは柱や2階のバルコニー周りをペルシャ風の金色の模様のある白大理石で覆い、明るく軽快な屋内コートにしました。
照明器具のデザインも、まさにライト。
そして、上階へと続く繊細な鉄の回り階段。
その階段からは、上階の光庭に面した各室の窓がよく見えます。
ルッカリー・ビルをもって、建築ウォーキングツアーは終了。1900年前後の素晴らしい建築を、熱心なガイドさんの解説で堪能することができました。
ループの歴史的なビルをついでにもう一つ。あとで行ったのですが、これはフィッシャービルの南の街区にあるマンハッタン・ビル。
1891年に完成したこのビルは内部の鉄骨フレームがタイルや石張りの外壁を支えており、当時としては驚きの16階建の高さを実現しました。
さて、ウォーキングツアーは終わりましたが、私たちの建築ツアーはまだまだ続きます。ここからダウンタウン北のミシガン大通り橋の袂まで歩き、シカゴ川建築クルーズに参加します。
というわけでアダムス通りを東へと歩いていると、列柱のファサードの高層ビルがありました。
このビルに目を留めたのは、ゴンドラの宙吊りで作業している人たちがいたからです。窓拭きじゃないようですが、何をやっているのかな。
ともかく建物が高くなっていくと、外壁などのメンテナンスは大変でしょう。
建築リバー・クルーズ
北へ北へと歩いて、シカゴ川に到着。早速クルーズ船に乗り込んだハルさんとサリーナ。風が気持ちよくて、楽しみ〜
建築リバー・クルーズは5~10月まで毎日行われており、川の両岸に林立する多様なビルの眺めを楽しむことができます。
ここはシカゴ川の本流です。まずはここから上流のミシガン湖へ。乗船地点の北側、シカゴ川対岸に見えているのは、1924年に完成したリグレー・ビル。建物全体はフランス・ルネッサンス風とのことで、クラシックで上品な雰囲気。塔のデザインは、スペインのセビリャの『ヒラルダの塔』だそうです。
そのすぐ近くにあるのがネオゴシックのトリビューン・タワー。新聞社シカゴ・トリビューンのビルで、そのデザインは『世界一美しいオフィスビル』を求めた国際設計競技によって選ばれたものです。
1925年に完成したトリビューン・タワーは36階建。24階から上は8角形の塔に変わり、下から延びる柱が頂上部のフライングバットレスになっています。1922年に行われた設計競技では応募案の1割がモダニズムの萌芽を示した中で、古典様式の最後を飾った建物と言われています。
北岸の少し上流にはNBCタワーがあります。テレビ局のNBCのシカゴ支局で、37階建。
上階へ行くほどセットバックしていくスタイルはアール・デコで、20世紀前半の建物かと思ったら1989年の完成とのこと。
さらに上流へ進むと、北岸にはタワーマンションが現れてきます。
そして、アウタードライブ橋を潜ったら、シカゴ川の最上流。もうミシガン湖です。クルーズ船は方向転換します。
その湖に面した南岸にも超高層が林立しています。左の黒い曲線平面の建物はハーバー・ポイント(1972年)、54階建のコンドミニアム(分譲マンション)です。その右の白くて四角い超高層住宅はパークショア(1991年)、56階建。
こちらは最上流部の北岸の景色です。超高層建物の奥に、2本の角が生えた黒いジョン・ハンコック・センターが顔を覗かせています。
今度は川を下ります。南岸に見える白くて細長い超高層はアモコ・ビル(*1999年よりエイオン・タワー)。
1973年に完成した83階建のアモコ・ビルは、外壁を全てイタリア白大理石のスラブで覆っていたそうですが、剥がれて落下する事故があり補強が行われ、1992年までには全てが白花崗岩に付け替えられたとのこと。
そして、その奥のとんがった建物は、64階建のトゥー・プルデンシャル・プラザ。
クルーズ船の出発地点に戻ってきました。南岸でミシガン・アヴェニューを挟んで向かい合っているのは、左が 333ノース・ミシガン・ビル、右がロンドン・ギャランティー・ビル。
奥の方のロンドン・ギャランティー・ビルは1923年の建築です。ネオクラシックの列柱の屋根の上に乗っているクーポラは、ストックホルム市庁舎の鐘楼をモデルにしたのだそうです。
こちらは手前の 333ノース・ミシガン・ビル。1928年に完成した上部がセットバックしているアール・デコのデザインです。
これら2つおよび北岸のリグレー・ビル、トリビューン・タワーと、ミシガン・アヴェニュー橋の両岸四方は1920年代に建てられた4つの超高層ビルに取り囲まれ、シカゴの歴史を感じる豪華な景観が展開しています。
そのすぐ先に、四角いビルの上に丸い塔が乗った建物がありました。1928年に完成したこれはメイザー・タワーといって、四角い箱は24階建、その上の塔は18階建。
最下部は30mx20mしかなく、シカゴで最も細長い超高層なのだとか。
そのさらに下流には、1927年に完成した 35イースト・ワッカー・ビルがあります。古典的なデザインのクーポラがいくつも置かれているデザイン。
シカゴ川のこのあたりは1920年代の超高層ビルの宝庫ですね。
と、そこの対岸、北岸に現れたのは丸いトウモロコシ型の超高層。しかも2本。そのインパクトにはびっくりです。
これは1964~68年に完成したバートランド・ゴールドバーグ設計のマリーナ・シティ。この65階建の超高層住宅は、完成時には世界一の高さの住宅であり、また世界一の高さのコンクリートの建物だったそうです。
『都市の中の都市』を謳ったこのマリーナ・シティには、店舗やレストラン、劇場、ジム、プール、スケートリンク、ボーリング場、そしてもちろんマリーナもあります。
トウモロコシの下部19階までは駐車場、20階には展望の良いジムとランドリールームがあり、その上が住宅。この企画は職住近接を望むヤッピーに受けて事業は成功し、都心回帰の動きを促したのだそうです。
再び南岸。ガラスの四角い箱にペディメントが乗っているビルは、77ウエスト・ワッカー・ビル。1992年に完成したポストモダンの超高層ビルです。
フランクリン=オーリーンズ通り橋を潜ったところで、シカゴ川は北と南の支流に分かれます。その南岸の角に建つのが、333ウエスト・ワッカー・ドライブ・ビル(1983年)。円弧を描くガラスの曲面に空と雲、そして対岸のビルを映し出しています。
この36階建のビルの円弧面の裏側は、敷地の面する2つの道路の形状に沿ったまっすぐなガラス面を見せています。
クルーズ船はここから北の運河に入ります。船を通すために橋が跳ね上げられます。
このキンジー通り鉄道橋は1908年に完成、当時は世界で最も長く重い跳ね橋だったとか。
跳ね橋を過ぎたあたりで方向転換。北側の運河はここまでです。
西岸には運河に面して斜面の屋根の集合住宅がありました。各住宅の広いテラスで川沿いの風景をゆっくり楽しめそうです。
再びシカゴ川が北と南の運河に分かれる地点の戻ってきました。
高架鉄道と車道が通る橋をくぐり、今度は南の運河へ入っていきます。
少し南へ進んだところの東岸に、シビック・オペラ・ビルがありました。船で近づきすぎたので、写真は中央部の壁面のみですが。
これは1929年に完成したアール・デコのビルで、正面の45階建の両翼に22階建の建物が組み合わさっています。その中央部分に3,563席のオペラハウス。
さて、さらに南へ下っていくと周囲に高い建物が少なくなり、緑が多くなってきます。そんなところに現れたのがリバー・シティ。トウモロコシ型のマリーナ・シティと同じ建築家ゴールドバーグの設計です。
計画段階では超高層でしたが、7~14階建になり1986年に完成。こちらも『都市の中の都市』を意図して商業施設やヘルスクラブ、マリーナがあり、医療や教育など様々なサービスの提供も行われているそうです。
このあたりでまた方向転換。シカゴ川本流へと戻っていきましょう。
そして振り返ると、北には『これぞ摩天楼!』的な景色が目の前に。黒くてとびきり高いのはシアーズ・タワー110階建(1974年)。その手前は311サウス・ワッカー・ドライブ・ビル65階建(1990年)、後方にAT&Tコーポレート・センター60階建(1989年)。
100年以上の歴史をつなぐ数々の建築を、ループの足元から、そして川から眺めることができたわけです。シカゴの建築ツアー、本当に素晴らしい。
クルーズ船の舳先の旗は、シカゴの市旗。水色の線はシカゴ川を表しているそうです。
さて、シカゴ川の本流に入ると、北岸には巨大な四角い石の塊のような建物がありました。これはマーチャンダイズ・マート(1930年)。
近づいてみればアール・デコですが、何せ巨大。完成当時は世界一広い床面積の建物だったとか。
ここで取り扱うのは、主には建築や内装資材・設備の卸売。近年は他の様々な店舗が入ってきているそうです。
続いて北岸には時計台を持つ赤レンガの建物が現れました。レイド・マードック・ビル(1914年)です。当初は企業のオフィスおよび倉庫だったそうですが、1955年以降はシカゴ市のオフィスとして使われているそうです。
その先にはマリーナ・シティ。そろそろクルーズも終了です。
都市とアート
クルーズ船を下りたら、今度はダウンタウンのパブリック・アート巡りです。
ここは1965年に完成したインターナショナルスタイルの超高層ビル、リチャード・J・デイリー・センター。
このビルの南にはデイリー・プラザという広場があります。
そこには、15mの高さの鉄の彫刻。1967年に完成し、シカゴ市に贈られたパブロ・ピカソの作品です。この広場は夏の間は毎週ファーマーズ・マーケットが開かれ、また様々なフェスティバルが開催されるなど市民の憩いの場になっているそうです。
ピカソの作品のほんの隣、ビルに挟まれた小さなブルンスウィック・プラザには、『ミロのシカゴ』があります。ジョアン・ミロの彫刻で、元のタイトルは『太陽、月、そして星一つ』。
1967年につくられたブロンズモデルをもとに、1981年に完成したものです。三方を囲まれた空間で、彫刻の足元は一休みによさそう。
それにしても、街の中の広場にこんな巨匠の彫刻が複数あるとはすごいですね。
まだあります。デイリー・プラザの北西の街区、ジェームズ・R・トンプソン・センター(元イリノイ州センター)の屋外空間には、ジャン・デゥビュッフェ。1984年に完成したこの作品のタイトルは『起立した野獣へのモニュメント』だそうです。
左にちょとだけ見えるトンプソン・センター(1985年)はヘルムート・ヤーン設計。外はガラスの円弧、中に入ると円筒の壮大でカラフルなアトリウムに驚かされます。
そこから南東へ。途中の歩道に水を張ったオブジェがありました。水場は子どもたちに大人気です。
場所はマーシャル・フィールズという建物のあたり。
そして、ここはチェース・タワー前の広場。長方形の箱状の壁にシャガールのモザイク『四季』(1974年)があります。
ちょっと汚れが気になるなあと思っていたら、この後1994年に修復され、ガラス屋根が付けられたそうです。
ここは、31階の連邦裁判所、42階の連邦政府庁舎、平屋の郵便局に囲まれたフェデラル・プラザ。ミース・ファン・デル・ローエ設計で1959〜74年にかけて整備された3棟は、黒い鉄とガラスのカーテンウォールを駆使した建築です。
その広場に、カルダーの赤い鉄の彫刻『フラミンゴ』。
フラミンゴの足元から見上げれば、空やビルが赤く切り取られていました。
今日は、超高層ビルの歴史と現在を表す素晴らしいシカゴの建築の数々を、本当にたくさん見学できました。シカゴは、まさに建築の屋外ミュージアムです。また、こうした建築を鑑賞するツアーがいくつも開催され、嬉々として説明するガイドさんたちがいる。街の建築を誇りに思い大切にしているシカゴ市と市民の方々にも感動です。
そして、今日の仕上げはジャズ。泊まっているホテル・ブラックストーンの中にあるクラブ『ジャズ・ショウケース』で、今宵は素敵な音楽に浸ります。