阿蘇山へ向かう
いよいよ阿蘇山アタックの朝。お天気は残念ながら曇り。しかし目指す阿蘇山はしっかりその姿を見せている。
緑の丘と阿蘇山
「ぼくもアタックする」とジーク。昨夜までバスの時刻表を調べ、バス停を確認していたのだけど、当日朝一大決心! よ~し、みんなでゆっくり上ろうね。
遥か上の阿蘇山を目指して、いよいよヒルクライムが始まった。しばらくは5~7%の勾配で、廻りの緑や高山植物を楽しみながら上っていく。
近づく阿蘇山
さすがクライマーのヴェネーノは余裕、途中の『みつばち牧場』で寄り道して『はちみつアイス』を賞味。
上るジーク
勾配は次第にきつくなり、10%近くになってきた。みんなマイペースで上っていきます。先頭のヴェネーノの姿が小さくなってきた。サリーナとサイダーはひと休みを入れつつ、ジークは写真を撮り景色を楽しみながら、ゆっくりゆっくり上る。
米塚付近を行く
最初の集合場所は『米塚』。下からはボウルをさかさにした山に見えたが、横から見ると頂上が火口跡の円錐形でかわいい塚だ。伝説では阿蘇の神タケイワタツノミコトが、収穫した米を積み上げた山とか。休憩していると霧雨が降ってきた。雨装備を整える4人。
さらに上りはきつくなり、10%前後の勾配が続く。目の前には『杵島岳』がそびえ、もくもくとマイペースで次の『草千里』を目指す。
上から見た米塚
高度を上げ下を眺めると、さっき待ち合わせした米塚のぽっこりした姿が見える。上から見ると頂部の真ん中が凹んでいる。米塚はかつて火口だったようです。
草千里
さらに上り、もうだめ~、という最後の上りで、先頭のヴェネーノがサリーナとサイダーを迎えに来てくれた。「こっちの遊歩道が近道だよ」と誘導、ついに草千里に到着! ジークはマイペースで上ってるからお店で待っていよう、と3人は早速黄金の液体を…。
草千里を散策
そのうちジークも到着し、4人でカンパイ! 大盛りカレーを食べ、草千里を散歩。烏帽子岳を背景に草原が広がり、観光用の馬が歩いている。心が広~くなっていくね~。足元の草の間に小さな紫や白の花を見つけた。
最後の上り
しかし、ここからが最後のアタックだ。火山の灰色の景色の中、『阿蘇町営有料道路』(自転車は無料)の歩道を上る。途中から勾配は一気に20%に! ヴェネーノの姿が小さくなり、サイダーもマイペースで上り始めた。サリーナはしばらく上って「ぜーぜー、もうだめ~」とダウン。しかし歩道に階段が現れ、みんな『担ぎ』。「全部上りたかったのに~」とくやしがるヴェネーノ。息を切らしてようやく火口に到着。ジークもやってきた。
全員阿蘇山アタック成功、ヤッター!
エメラルドグリーンの火口湖
火口の廻りを散歩すれば、ガスの下にエメラルドグリーンの火口湖が見える。
横には『砂千里』が。黒や赤、黄色など、絵の具を流したような砂の色合いが複雑でとてもきれいだ。
火口を後ろに
記念撮影後、厳しかった上りを今度はダウンヒルで温泉を目指す。
垂玉温泉
阿蘇山山頂から下る道は爽快! トンネルを抜け、緑の多い脇道に入ってどんどん下る。そこに渓谷の麗しい垂玉温泉『山口旅館』があった。
正面茅葺きの建物がかじかの湯
ここは風情のある秘湯だ。目の前に緑の渓谷が広がる大浴場、離れの『かじかの湯』は茅葺きの雰囲気のある建物で、近くには本当にカエルの『かじか』がいるという。
桶の風呂で疲れを癒すヴェネーノ
『かじかの湯』の外には、丸い桶の風呂があり、雰囲気満点。
垂玉温泉の露天風呂
そして最もお薦めは、新緑の中『金龍の滝』を眺めながら入る露天風呂! すばらし~!
山登りが続いたツーリングで疲れた足をゆっくりたっぷりと癒してくれました。
0209-5
九州横断 やまなみハイウェイ 五日目
白川水源~熊本空港
| 開催日 | 2002年05月01日 (水) 雨後曇り |
| 参加者 | サイダー/サリーナ/ヴェネーノ/ジーク |
| 総合評価 | ★★☆ |
| 難易度 | ▲ |
| 走行距離 | 34km |
| 累積高度 | 390m |
| 地域 | 九州 |
コース紹介
温泉をゆっくり楽しみ名水の白川水源で水補給したあとは、なだらかな下り基調の道をひたすら空港へ!

地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供
地図:Googleマップ/gpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS
| 発着地 | 累積距離 | 発着時刻 | ルート | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 阿蘇白川駅 | START | 発13:10 | R325 旧道 |
雨で午前中は露天風呂を梯子、12:30タクシーで阿蘇白川駅へ。雨はあがった。駅から白川水源へ行き昼食 |
| 白川水源 昼食 |
2km | 着13:30 発15:10 |
一般道 r36 |
囲炉裏で田楽定食と地鶏定食。白川水源で水補給。 寺坂水源に立寄り出発。途中から一般道、霧深い中をダウンヒル |
| 熊本空港 | 34km | 着17:30 | 最後はヒルクライムと恐ろしいトンネルを抜けて空港着 |
朝風呂
朝は何とどしゃぶりの雨。それでも、増水してゴーゴーと流れる滝の露天風呂へ。廻りの緑がけぶり、それはそれでまた風情が。「今日はタクシーと電車輪行だね~」と、のんびり近くの露天風呂『あだ討ちの湯』へ。なんであだ討ちかって、女湯から男湯が覗けるからだって!
12時頃タクシーを呼んで出発というときになって、雨が止んで何と日がさしてきた。ショック。いい感じのダウンヒルを下りそこねちゃったよ!
いろりを囲んで
阿蘇白川駅からどうする? せっかくWorld Touristをパッキングしたのに…と悩めるジーク。でも青空も広がってきたのでみんなで走ることに。
とにかくまずはお昼。田楽の店『はくすい』で地鶏定食と田楽定食を注文。ヤマメや里芋、こんにゃくを炭火にかざしてしばし待つ。空腹で待つのはつらいよ~、とヴェネーノは炭起こしに奮闘。ハンガーノック寸前でようやく焼き上がったおいしい田楽をいただく。おお、いける!
白川水源
そして、走りに備えて名水をゲット! 白川水源では、水底から小石を巻き上げながらこんこんと湧き出る透明な水に、感動。柔らかくておいしい水でした。
このあたりには名水がたくさんあり、もう1箇所立寄った『寺坂水源』ではサワガニも発見。
霧の中を下る
そこからは、空港までまっしぐら。下り基調の道を快調に飛ばす。そしてやってきましたサイダー野性の勘! 車の多い国道を避け、またまた脇道に。お~、これはすごい! 曲がりくねった道は霧にけぶって幽玄の世界。
しばらく霧中走行を楽しみ、里に降りてきた。空港までもうすぐ。快調だねって言ってたら、やはりあるのね上り坂! 空港まで長い直線の上りが続く。ああ疲れた~。でもまだ続きがあるんです。自転車レーンどころか路側帯もない恐怖のトンネルが待っていたのだ。必死の思いで通り抜けたところが熊本空港でした。
いや~、お疲れさま! 4泊5日、よく登りよく走り食べて飲んで温泉三昧、とにかくすばらしく濃いツーリングでした。空港の居酒屋で完走を祝い、締めの『カンパ~イ!』。東京組と関空組に分かれて、名残惜しい九州をあとにした。


