0406-3
南淡路休暇村~灘漁港~洲本
開催日 | 2004年05月01日(土) |
参加者 | ナオボー/ブンブン/ジーク/サリーナ/サイダー |
ビジター | ミエちゃん/トシくん/カズくん |
総合評価 | ★★ |
難易度 | ▲ |
走行距離 | 53km |
地域 | 近畿 |
休暇村南淡路の前で
淡路島の南をぐるっと回って洲本温泉へ。ずうっと海岸線を行きたいのだがなかなかそうもいかない。日本の海岸線は崖っプチのところが多い。福良湾を過ぎたあたりはちょっとばかり厳しい登りが…
山を越え、淡路島の南端に出ると快適な道が東へ延びる。 紀伊半島が大きく見えてきたころ、またまた厳しい登りが現われる。その上りを超えれば洲本まで10km、もうすぐだ。
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)
地図:Googleマップ/gpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS
発着地 | 累積距離 | 発着時刻 | ルート | 備考 |
---|---|---|---|---|
休暇村南淡路 | START | 発09:10 | r25 | |
福良バス停 | 3km | 着09:30 発 |
r25,r76 |
ミエちゃん・トシくんはバスで帰宅。福良湾からしばらく上り |
灘漁港 昼食 |
21km | 着12:00 発13:10 |
r76 |
海岸沿いの平坦な道 |
中津川バス停 | 34km | 着14:10 発14:30 |
r76 |
ここから峠。立川水仙郷までしばらくきつい上り。 |
由良バス停 | 41km | 着15:10 発15:25 |
r76 |
由良から洲本までは平坦な道 |
洲本 | 53km | 着16:10 | 洲本を少し散策後、宿へ 泊:海月館 |
福良湾を行く
今朝も快晴だ。福良のバスターミナルでミエちゃん・トシくんとはお別れ、お疲れさま! 楽しかったね。
残りメンバーは、福良湾をぐるっとひとまわり。あ、湾の向こうに見えるのは昨夜の宿・南淡路休暇村だ。
激坂を押し上るブンブンとナオボー
福良湾をまわり終えたところから、一気にのぼり坂が始まった! まだ目がさめてないのに激坂はつらい! ゆっくり『押し』でのぼります。
この丘を越えた後は、しばらく内陸のロードを走ります。道の両側に広がる畑は、独特の緑色です。おお、これが有名な『淡路のたまねぎ!』
たまねぎ畑でひと休み
今は淡路のたまねぎが有名だけど、少し前までは、たまねぎといえば泉州(大阪南部)。『たまねぎの買い付けは、“たまねぎ小屋”単位でやってたって泉州の友だちに聞いたよ~』とナオボー。
葉(芽?)の部分に栄養がいかないように、葉は折られ、丸々としたたまねぎが土から顔を見せていました。もうすぐ収穫だね。海沿いにもすぐに山が迫る
再び海岸へ。今日はお昼を食べるところがあるのか気になって、みんな朝食のパンをバッグにしのばせています。
途中で会った地元のおじさんが『この先の灘漁港なら、魚のエサと人間のエサと、どっちも置いてる食堂がある』と教えてくれた。え、どんなランチ?(恐怖…)淡路島の南端付近の海岸道
海を見ながら軽快に走ると、そろそろ灘漁港です。『食堂はどこかな?』 しかし、数軒たずね歩くも『今日は休み』ばかり。ゴールデンウィークさなかの土曜日だから?
お昼はやはりバッグの中のパンか…とあきらめかけたとき、ちょうどのれんを出したお好み焼き屋さんがあった。『助かった!』
お好み焼き、焼そば、焼き魚定食などをおいしくいただきました。『遠くから来たのね~』と、お店のおばさんは大きな八朔をおみやげに渡してくれた。ごちそうさまです!
立川水仙郷の上りを前にして
ここからしばらくは、海沿いの平坦な『灘水仙ライン』です。淡路島の南東にあるこのルート、車はほとんど通らず快適そのもの。絶好調でとばすのはブンブン。『いや~気持ち良いリズムで走っていたら眠くなってきましたな~』 そんなリラックスムードで走っていましたが、ついにやって来ました『立川水仙郷』の峠!
ブンブンとナオボーは、ここからバスに乗ることにしました。ブンブンは洲本まで、ナオボーは峠の部分のみバスに乗り、由良で再び合流して走ります。
立川水仙郷の上り
峠越えにチャレンジはカズくん、サイダー、サリーナの3人です。すごい角度のつづら折れの連続がふもとからも見えます。いきなり10%超級の激坂! すぐに会話はなくなり、各自もくもくと上っていきます。海や緑の景色が美しいけれど、とても眺めている余裕はない。何度も何度も曲がってまがって、ようやく平坦なところに出た。
やっと頂上に着いたね~と笑顔のカズくん(写真)はそのまま走り抜け、サリーナとサイダーはひと休み。『さあ下りだ』と思ったのは大間違いであった! しばらくすると再び上りが始まり、精神的ダメージを受けつつ水仙郷までをヘロヘロと超低速でのぼる2人だった。
そして今度こそ来ました真の下り。あっという間に下って下って由良港へ。先行していたカズくんとも合流、そして由良のバス停でナオボーの到着を迎えました。
由良の海岸で
今日からジークが参加です。ジークは淡路島の北の岩屋からスタート、洲本まで南下して宿で合流の予定でしたが、昼過ぎに電話してみると『早く着きそうだから由良まで迎えに行く』と快速ジーク。
由良の海岸を走っていると、見覚えのある緑のバイクとヘルメット。ジーク・ムントザベル登場! 会えてよかったね~と記念撮影です。
左から、若輩サイダー、企て人ナオボー、快速ジーク、余裕のカズくん
夕食の刺身
今日のお宿は洲本港に近い温泉ホテルです。カズくんは泊まらず岩屋まで走って帰るので、ここでお別れ。それにしてもタフだねえ…。
お泊まり組は、ゆったり温泉につかり、その後はビールとお刺身を堪能! タイ、ヒラメ、伊勢海老、アワビ… タコの炊き込みごはんもグッド! みんなで淡路島3/4周の無事完走を祝いました。
ジオ ポタリング 淡路島ポタリングに参加して
写真 観潮船ヘリオス号上のブンブン
私の自転車はそもそもナオボーに勧められて買ったのですが、ポタリング歴は昨年11月の日帰り荒川ポタの1回きり。泊り掛けのツアーは初めてだし万事分からないことばかりで不安でしたが、事前にサイダーとサリーナが私のプジョーのハンドルを改修して下さったり、デュエルンも付添って服装やヘルメットの購入の面倒を見て下さったり、お陰で前回よりは遥かに楽に走ることが出来ました。
実は神戸の住まいからそのまま走れると思っていたのですが、明石海峡大橋が自転車で通行できないとは残念。 初日の岩屋からの海風を受けての最初の走りは快適そのものでした。水御堂のあと位置のエネルギーを失うのを惜しんでの細い近道、斜度10度を超す急坂を車を押して喘ぎ喘ぎ登る1キロ半は難儀でしたが、どうせ標高差300m弱を登るのだから、緩やかな道でも苦労は同じことでしょう。着いた「淡路花ざしき」は天国でした。
一宮の民宿小松荘では玄関に「割烹民宿ですので部屋及び接客サービスはよくありませんが料金の割りに料理は他の旅館又は民宿よりはるかに良い材料をおいしく安くをモットーに営業させていただいております」と特筆大書してあり、正にその通り、板前修業したとは思われない切り方でしたが豪快そのものの料理を満喫しました。
2日目の西海岸は集落や漁港も愉しみましたが、津井を過ぎる辺りからアップ・ダウンが現れて消耗、一同は大鳴門橋の上からも渦潮を見ようとて先を急ぐのですが、橋は見えても大分高い所にあるし、遂に私はダウン、諦めて舟からだけでいいと引き返し、伊毘港に下りてスケッチなどして独り待ちました。やがて電話、皆は苦労して橋まで登ったけれど、今日は小潮で渦が小さいから観潮はやめて宿に直行しようと言う。殺生な! 折角待ったのにと私は独りヘリオス号に乗ったのですが、相客は新婚さんと3人だけの楽しさ。さすがに間近に見る渦は小さいといっても直径10mはあるでしょうか、瀬戸内側と外海との水位の差も見えて面白く、激流がぶつかり合いもみ合い白い波頭を立てて迫力ある光景でした。皆が見てないから少々自慢げに書いておきます。
淡路島は玉葱の産地、宿の国民休暇村南淡路で又も魚の料理を満喫した後、夜の二次会での玉葱焼酎は玉葱の香りがあるとの謳い文句でしたが単なる焼酎、少し度が過ぎました。
3日目は昨夜の玉葱焼酎が残って体がしんどかったのですがとにかく出発。海岸線に沿って洲本に向かう道は風はなく陽も麗らか、右は広々とした海、眠気を催すほどの心持ちでした。
4日目からの一行4人はフェリーで関空に渡って高野山へ向かったのですが、私はのんびりと神戸に戻りました。
今回のポタリングでは、ベテランの方々がいろいろ教えて下さったので助かりました。常に一定のリズムで脚を漕いでいるほうがいい、下りでは前輪・後輪両方のブレーキを同時に使え、小径車は速度を出しすぎるとブレるからほどほどに、登りは無理せずに歩いてもいい、等。これで私も大分慣れることができたと思います。年配者でも何とか走れそうです。最初の予定では3日間のツアーで疲れるだろうから神戸宅で一休みし、翌日東京に帰る積りでしたが、意外に体も快調、着替えと洗濯を済ませて午後の新幹線で無事東京に帰着した次第です。
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