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霧島・桜島周遊 三日目

霧島周遊

開催日 2005年05月02日 (月) 曇り/雨
参加者 ジーク/マリー/サリーナ/サイダー
総合評価 ★★☆
難易度 ▲▲△
走行距離 53km
地域 九州

生駒高原から夷守岳を望む
生駒高原から夷守岳を望む

コース紹介

日本で最初の国立公園である霧島山を反時計廻りにぐるっと一廻り。あちこちに緑のトンネルがあって雰囲気抜群。お天気なら★★★コースでしょう。
霧島神宮からのR223はおおむね下り。みやまきりしまロードはちょっとアップダウン。そして『えびのスカイライン』は5~10%の上りが15kmほど続く、最大の難所です。生駒高原は春には菜の花、秋にはコスモスが咲き乱れます。この時期はアイスランド・ポピーが満開です。残念ながら雨のため、一周は叶いませんでしたが、いつかリベンジしたいコースです。

走行地図
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
霧島神宮温泉
 標高420m
START 発07:35 R223  
御池
 標高335m
15km 着08:35
発08:50
みやまきりしまロード 小休止
生駒高原
 標高475m
32km 着10:45
発11:20
えびのスカイライン アイスランド・ポピー満開
ここからの上りはきつい!
えびの高原
 標高1,200m
48km 着14:00
海潟温泉 泊:江洋館本館/12,000円
二食付/0994-32-0505

霧島神宮を出発霧島神宮を出発

今日は霧島から桜島へ下る予定の日。しかし昨日の雨で霧島一周を逃した私たちは、

『やっぱり霧島一周しなくちゃあね!』 というわけで、今日は霧島一周を選択。桜島近くの本日の宿へは電車とフェリーを乗り継いで行くことにしました。

曇り空、朝霧のなか、霧島神宮を出発。反時計廻りに霧島一周です。

鮮やかな緑の中を行く鮮やかな緑の中を行く

神宮からのR223は車が少なく快適です。そして、そこかしこに緑のトンネルが!

『わぉ~、すごい緑!』 と、はしゃぐマリーを先頭にどんどん飛ばします。

サイダーとマリーが行くサイダーとマリーが行く

御池まではず~と下りとあって、笑顔で飛ばすメンバーですが… 

その代償は本日の最後に待っていた激坂だったのです!

御池到着御池到着

快調に御池に到着です。

『この調子なら、今日は楽勝やな!』 とは中央のジーク。

左は、『そんなあまいもん、ちゃうで!』 と久々に関西弁のサリーナ。

右、『ウッフッふ』 とはいつでも呑気なマリーでした。

みやまきりしまロードを行くみやまきりしまロードを行く

御池からはR223を離れ、広域農道『みやまきりしまロード』へ入ります。 御池付近ではどこかに工事現場でもあるのかトラックの交通が多かったのですが、生駒高原付近ではほとんど交通がない快適なものとなりました。

広域農道、しゃれた名前の道とくればきつい勾配のアップダウンが付きもの。それらのなかではアップダウンが少ないほうですが、生駒高原近くはかなりの上りとなります。

夷守岳を後ろに夷守岳を後ろに

生駒高原に近づくと生駒富士と呼ばれている夷守岳(ひなもりだけ) がババ~ンと眼前に姿を現します。

この山の標高は1,344m。目指す『えびの高原』は1,200m。

『これからあの雲のあたりまでのぼらなあかんのやな~ ちょっとバスの時間、見てくるわ。』 と弱気になるジークです。

アイスランド・ポピーアイスランド・ポピー

『みやまきりしまロード』から『えびのスカイライン』に入ると、まもなく生駒高原(標高475m)に到着。

休憩ポイントの『花の茶屋』はまさにお花畑で、今の時期はアイスランド・ポピーが咲き乱れています。一般のポピーより花が大きく、背が低いようです。

ポピー畑から韓国岳を望むと、『いや~、やっぱりあそこまで登らなあかんの…』 と嘆きのジーク。バスは生憎、時間が合いませんでした。

生駒高原からの上り生駒高原からの上り

生駒高原を出発すると、いよいよ本格的な上りになります。4~5%に始まり…

激坂を行く激坂を行く

所々で10%を越すようになると、全員寡黙にただただペダルを踏み続けることになるのです。

そして、あ~、なんということか。今までなんとか持っていた空からは冷たいものが!

しかしどうあってもあと約700m登らなければなりません。

エッチラオッチラホイホイホイ!

雨の中のヤマザクラ雨の中のヤマザクラ

こんな時の唯一の慰めは、雨に洗われた木々の美しさ。標高が高いからでしょう、ヤマザクラが満開で目を楽しませてくれます。

そして下から登るにつれ、植生が変わってくるのが体感できますよ。

しかし勾配は増すばかりで、雨は本降りとなりギブアップ寸前!

えびの高原レストセンターでえびの高原レストセンターで

そこに現われたのはアカマツの林。昨日のハイキングで見た光景です。『お~い、こっちこっち!』 と手を振るジークは昨日の終着点近くの市営露天風呂に辿り着いていました。

ここで一風呂浴びたいところですが、今日は桜島まで移動しなければなりません。温泉は桜島までおあづけ。そして、雨では仕方がないと『えびの高原』レストセンターで自転車は上がりと決め込み、『激坂の雨中走行、お疲れさま~』 と、祝杯をあげました。

桜島桜島

えびの高原からはタクシーで霧島神宮駅へ移動です。通った道は緑豊かな下りで、『あ~、お天気だったらこのダウンヒルは楽しめたろうな~』 など思い思いの感想を持ちながら、電車で鹿児島中央駅へ向かいました。

そして湯煙りならぬ雨煙りの中、フェリーで垂水港へ。うっすらと桜島がその姿を現しました。

さて、あしたはどうなる?

感想 by マリー

初めての九州。ヤング・スワローとの飛行機の旅二回目。
一回目の、昨年夏の北海道の企て人ジークとの再会も嬉しく、ワクワクと出発しました。
前半降られてしまいましたが、雨は雨なりに・・・ 快晴はもちろん結構。
臨機応変の楽しみを経験しました。
幻想的な雲海は神話誕生にピッタリを納得。
雨の二日目は美味地鶏と泥パック温泉でエネルギーを蓄えて。
翌日激坂アタック。アァーーー徐々に増す雨脚。
し・か・し・雨中走も捨てたモンじゃない! 予想外の気持ち良さにびっくりしました。

四日目はうって変わって快晴夏日の桜島を360°堪能。
最後はその桜島をもう一度じっくり眺めた鹿児島観光と変化に富んだ旅になりました。

人との出会いの楽しさも満喫しました。
一泊目、ホテルのフロントお兄さんはとても親切に自転車置き場を考えて案内してくれました。
お散歩途中にみかけた、見事に『モッコウバラ』を咲かせている家の方とのしばしの植木談義。
霧島神宮の宿では、雨の為、畳んだまま持ち込んでおいた自転車を、朝ひろげた時の小母さんのびっくりした表情、『こんな立派な自転車になるんですか!』
海潟温泉では、朝、子供たち総出で見送ってくれましたし、
桜島、白浜のお蕎麦屋さんのおばあさんは、わざわざ裏へまわり鍵をあけて自宅のトイレを使わせてくれました。
タクシー運転手さんとのおしゃべりも楽しみました。
GW企画参加今年で五回目というジークに嫉妬してしまう(笑)
正しく GOLD な五日間でした。
これはもう、来年も絶対に逃せません。

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uploaded:2005-05