久住高原の草地
今回の参加者チコ、ユーリン、サリーナ、サイダー全員が揃った今日は久住高原から南阿蘇の高森までのんびりサイクリングの予定。
しかし今日もお天気があやしい。雨はどんよりとした曇り空に変わったものの、『ど~しよ~か~、どこ通ろ~か~』 と迷う。
“名水山吹の水”へ向かう
『やまなみハイウェイは車が多いからカントリーロードにしようよ。』 とサイダー。
『池山水源も良さそうだし、久住高原ビレッジから大草原を眺めるのもいいよね。』 とチコ。
『“名水山吹の水”っていうのもあるよ。』 とサリーナ。
『僕はラクチンなコースならどこでもいい。』 とちと情けないユーリン。
快適なカントリーロード
今日はお天気がいつ崩れるかわからないから近道を行こうと、とりあえず“名水山吹の水”を目指すことにします。
お天気は今一つだけれど、やっぱり草原の中は気持ちいい。
久住高原は高台だからず~と下りです。
たまにはダートも
快調に進んでいたと思ったら
『ありゃ、ダートだよ~。』 時にはこんな道も楽しい。実はほんのちょっとだけです。
ダートにもかかわらず快調に先頭を突っ走るチコ。
“名水山吹の水”
再び舗装路に出、激坂を下ったところにありました“名水山吹の水”
『え~、こ、これがあ~ …』
『山吹の水って水源じゃあなかったのね~』
『やっぱり少し遠回りでも池山水源のほうが良かったかな~』
と小屋の下にある小さな石から湧く“名水山吹の水”を見た私たちはちょっとがっかり。でも水はほんのりと甘いのです。
“名水山吹の水”を後にする
“名水山吹の水”のあともカントリーロードをどんどん行くと草原は森に変わってゆきます。丘の上からは遠くに『うぶやま牧場』の風車が見えます。
『うぶやま牧場でアイスたべよ~』 とチコ、ユーリン、そしてサリーナ。しかしこの会話を何故かサイダーは聞いていなかった。これがあとでとんだハプニングを引き起こすことになろうとはこの時点では誰も知らないのでした。
森が山という雰囲気になるとアップダウンが現われはじめます。
うぶやま牧場への上り
カントリーロードからr131、そしてr40に入ると激坂です。そしてなんと雨が…
『うぉ~激坂や~、いてこましたれ~』 とダッシュするユーリンですが、坂半ばにしてスローダウン。
一方のチコは、『今回は軽いギアを付けてきたから上りもへっちゃら。』 とここでダッシュ。
うぶやま牧場の風車が大きくなってきました。
うぶやま牧場
これが運命の分かれ道。
先行するサイダーは坂の頂上、うぶやま牧場の入口によろよろと到着してみんなを待ちます。
『ルートは、左だよ~』 とサイダー。
『うぶやま牧場は、左ね~』 と言いつつ休憩も取らずに走り去るチコ!
サリーナ、そしてユーリンとサイダーの前を駆け抜けて行く。
『お~、みんな激坂登ってきたのに休憩しないなんて元気だね~。おいらはちょっと休憩してから行くよ~』 と独りごちるサイダー。
一息ついたところで、『さあみんなを追い掛けよう~』 と小雨の中を走り出したサイダー。ところがなかなか先行した3人に追いつかない。
『あれ~、ずいぶん先に行ったな~』 とスピードアップするも追いつかない。そして笹倉の交差点に到着するも3人の姿はない。『おかしいな~、どこかで追い越したのかな…』 と思いつつしばらく待つことにするのだが。
そのころチコ、ユーリン、サリーナの3人はなんと『うぶやま牧場』の中。
『やっと着いた~、さっきの坂すごかったね。アイス、アイス!』
『サイダー遅いね。いつまで休憩しているんだろうね~。でもとにかくアイス、アイス!』 と激坂の疲れをアイスで癒すのでした。雨足が強くなってきた。
一方のサイダー、交差点で数十分待つも3人が現れる気配はない。『こりゃあもしかして…』 と次ぎの分岐点まで行ってみることに。しかしやはり3人の姿はない。再び笹倉の交差点に戻り数十分。交差点に到着してから1時間が過ぎている。『… まあ、目的地はみんな分かっているからね~』 と単独で出発。
そのころ3人はアイスも食べ終わり、
『サイダーがまだ来ないのは、いくらなんでもおかしいよ~。』 ということでそのへんを捜し回るのだが、もちろん発見出来るわけがない。
『雨が強くなってきたよ。サイダーは先に行って道の駅でお茶でもしてんじゃあないの。』 とのんびり1時間ほど休憩し雨足がおだやかになったころ、ようやく『うぶやま牧場』を出発。しかし道の駅に到着するもサイダーの影なし(お~い、なんだよ道の駅って、おいらはなんにも聞いちゃいないぜ! とはサイダー)。ということで少々ザワザワするのだが、『… まあ、目的地はみんな分かっているからね~』 との~んびり昼食。
森林地帯でちょっと休憩
さてその3人、昼食後はいよいよアップダウンが多い森林地帯に突入。
『アヘアヘ、このコースはちょっときついよ! 休憩休憩。』 とさすがのチコもちょっとバテぎみ。
後ろのユーリン、『おいらはみんなになんとかついて行くさ。』 と頼りがいがあるような、ないような…
まあともかく休憩を重ねつつも山の中を進み、目的地南阿蘇高森の休暇村を目指すのでした。
地鶏定食
そのころサイダーは独り、激しく降り始めた雨の中を山中遊覧。もうやけくそ状態です。
『あ~、夏は雨中走行も涼しくていいね~』 などと言いつつびしょぬれ状態で森の中を駆け抜け、途中では木造の面白い橋を発見したりとそれなりに楽しむものの、目指した道は行き止まり。その後もアップダウンに苦しめられハンガーノック寸前でようやくR265に出た。そして最初に現れた地鶏の店に倒れ込むように入るのでした。その時刻は14:00、そのころ他の3人は丁度お昼を済ませて、あの笹倉の交差点を出発したところでした。
この店の地鶏定食が最高! 炭火焼きで地鶏は食べきれないほど、五穀米と『だご汁』に小鉢がついてなんと1,600円也。だご汁は大分あたりに行けば『だんご汁』と呼ばれているものとほぼ同じかな。まあ、団子を平べったくしたような形でうどんの一種のようなもの。そこへ女将、『鮎はお嫌いじゃあないでしょう、これは知人が捕ってきてくれたんですよ。』 と生きの良い鮎を出してくれた。
ゴツゴツとした山へ向かう
地鶏やにて後続?を待つサイダーですが、そろそろ女将との話しも尽きてきた。早めに宿に着き温泉に行くのも悪くないな、と腰を上げる。
前方にゴツゴツとした山が現れました。阿蘇山の根子岳でしょうか。あと1~2kmで本日の宿です。宿に到着したサイダーが荷を解いていると3人がやってきました。
『や~、無事だったのね、ところでどこ行ってたの?』 とお互いに聞き合うのでした。
高森温泉館
まあ、無事合流出来たのでよしよし。さっそく雨と汗で濡れた身体を流そうと隣の高森温泉館へ。
すごい唐破風の入口を入ると、なんとここはスーパー銭湯かというくらいに沢山のお風呂が待っていました。
へろへろと大灯籠にもたれかかるサイダーと、『私はまだまだよ!』 元気なチコでした。


