いよいよ佐渡! 関東と関西からおのおのの交通手段でまずは新潟港に集まりました。東京から新潟までは新幹線で2時間と思いのほか近く、そこから新潟港に移動しジェットホイルに乗ると1時間で両津港です。ここでビジターのマーバとマージが加わり、本日の参加メンバー全員が揃いました。
初日はジオポタ山岳隊の出動です。山となれば本格登山家のぺタッチとマーコンの出番。ぺタッチ隊長とマーコン副隊長企画のドンデン山ハイキングに出発します。両津港から車に15分ほど乗ると『アオネバ登山口』に到着です。この登山口は県道の脇に小さな看板があるだけで、ほかにはなんにもない静かなところです。
入口で準備を整えていると本格的な身なりをして下山してきた人が、『上の方はぬかるんでいるよ。雪もあるからその靴ではちょっと行けないかも~』 とマーバの靴を見ながらおっしゃいます。『ど、ど~しよ~』 といきなりの忠告にうろたえる私たちでした。しかしさすがベテランのペタッチ隊長、『とにかく行ける所まで行ってみましょう!』 ということでともかくハイキング開始! 入口に設置されている篭から竹の杖をおのおの選んで登山口を入ります。
アオネバ登山口を出発
この日は天候に恵まれ快晴、青空の下、ルンルンのマーコン副隊長を先頭に出発です。
登山道に入るとすぐに沢が現れました。サラサラという水の音を聞きながらゆっくり上り始めます。靴が心配なマーバ、ばっちり登山靴を準備してきたナオボーと続きます。
すでに小さな可憐な野花が咲き出しています。なんていう花かな?
最初は穏やかだった道も徐々に勾配を増し、沢もぐっと見上げるあたりから落ちてくるようになります。そんなところで沢の対岸を見れば、なんと桜が満開! そして足元には紫色の花や白い花が咲き出します。
『紫のはカタクリで白い可憐なのはニリンソウですよ。』 と先頭副隊長のマーコン。
“ニリンソウってどんな字かな?”
『たぶん二輪だよね~、自転車の。』
“きっとそうだよね~。いいね、自転車の二輪なんて。じゃあニリンソウをジオポタの花にしよう!” ということでここにジオポタの花が決定したのでした!
沢を上る
こうやってわいわいガヤガヤと進むにつれ、道はぬかるみ出し、時折渓流を丸太を渡しただけの橋で渡ったりするようになります。残雪もちらちらと見え出します。
いかにも危うそうな写真最後尾のマリーがあるところで、すっテ~ン! ところげどろんこに。『アイタタた~』 まあこんなことも楽しい道のりです。
私たちが野花を眺めていると、後ろから両津在住のカトーさんがやってきて、いっしょに歩くようになりました。このカトーさん、さすが地元だけあって野花にも詳しく、『あっ、これはエンレイソウ、こっちはオオイワカガミです。この小さいピンクの花はユキワリソウ、隣の白い花も色は違うけれどおんなじユキワリソウだよ。』 といろいろ解説してくれました。
昼食休憩
マーコンとカトーさんの解説付きで野花を堪能しつつ高度を上げて行くと、ちょっと広い休憩に打ってつけの場所に出ました。ちょうどアオネバ十字路までの中間点付近でもあるようなのでここでお昼にしました。
思い思いのお弁当を広げちょっとひと休みです。視界はあまり開けていないものの、脇には相変わらず渓流が流れ、その向こうには桜というすばらしいポイントです。
お揃いラガーシャツでジオポタ初登場のマーバとマージもここまでは絶好調。
カタクリ
そのマージが食事も取らずに這いつくばって撮影に勤しんでいます。そこにはこんなカタクリがひっそりと咲いていたのでした。
シラネアオイも満開です。
アオネバ
昼食のあとは少し勾配がきつくなり、ぬかるみも多くなってきます。そんなところでカトーさんが、『これがアオネバの名前の由来の、青粘ですよ。青い粘土みたいでしょ~』 と指差すところを見れば確かに青い色の土が。手に採ってみると確かにネバネバした粘土のようです。
残雪の中を上る
徐々に雪渓が近づき、私たちはついに残雪のなかの道なき道を進むようになりました。木々の足元だけぽっかり穴が開いたように雪がないのは、木々があったかいからだって。
『滑らないように一歩一歩ゆっくりしっかり進んでください。』 とマーコン副隊長。
『あっ、ありましたよ、 あの木の下。ザゼンソウです。』 とカトーさん。なるほど仏様が座禅をしているような姿の植物が沢の近くにひっそりと佇んでいました。
県道からキャンプ場入口に入ったところ
金北山を眺めながら、アオネバ十字路でひと休みして先へ進むと、ますます雪が深くなりました。運動靴のマーバは恐る恐るみんなの後を付いてきます。新雪のようなふかふかの雪ではないからなんとか前に進むことができました。しかし時々、ボスッ!っと雪が抜け足が埋まってしまうこともあります。雪の下の方は溶け出していて空洞になっているところがあるからだそうです。
ドンデン池
突然視界が開け、雪がなくなり芝生のような牧草地が見えだしました。このあたりでは牛の放牧をしているのだそうです。
先ほどまでの沢とは違う沢が現われ、ザゼンソウもたくさん姿を表わすようになるとキャンプ場です。その先に再び雪景色が現われるとそこがドンデン池でした。不思議とこのあたりは池の周辺だけ雪が残っているのです。
ドンデン山へ尾根を行く
池の南側の丘に上るとそこから東には両津港、西には入川あたりでしょうか、外海府が見渡せるすばらしい景色が待っていました。
ドンデン池と雪、ふたつの海とドンデン山頂を眺めながらのんびりおやつ休憩です。
ドンデン山頂まであと一歩
さて、ドンデン山頂まではあと一歩です。青空の下、山頂アタックに入るジオポタ山岳隊です。
ドンデン山登頂の記念撮影
池からゆっくり15分ほどでドンデン山登頂に成功! と喜びのジオポタ・シニアーズ山岳隊は左より隊長ペタッチ、関西支部長ナオボー、ジオポタ・ランナーズのチューボー、お騒がせマリー、サリーナ、副隊長マーコン、運動靴で踏破のマーバ、写真班マージ、案内ありがとう地元のカトーさん、写真班その2ジーク、カメラはサイダーでした。
文弥人形
無事登頂に成功し、早めに宿に到着した私たちは翌日のための自転車整備を終えた後、近くの潟上温泉に浸かりに行きました。佐渡最古の温泉である古い湯は朱鷺が傷を癒したいう言い伝えがあり“朱鷺の傷湯”と呼ばれるそうで、ちょっと熱い小さな温泉。新しい湯は広い湯舟にジャグジーで適温の近代的な湯でした。
さて温泉から帰った私たちを待っていたのは国見荘の山菜を中心とした夕食とその後の近松物の人形浄瑠璃でした。“文弥人形”は国の重要無形民俗文化財に指定されていて、ここ国見荘はその保存継承に力を注いでいるようです。一段が終わり人形の繰り手が現われるとなんとそれは、さっきそこで私たちの食事の世話をしてくれていたここのおかみさんではないか! その後、このおかみさんから解説を聞き、人形を持たせてもらうことができました。それは見かけによらず、ずっしりととても重いものでした。
さて、明日からはいよいよ自転車で佐渡を駆け巡ります。どんな世界がまっているかな。
感想 by チューボー
佐渡は流罪の地だからどんなところかと興味があったが、人情豊か土地でした。それに、いろんな文化が根付いているのにも驚きました。
極めつけは、国見荘の文弥人形芝居でした。薪能も仕手が人間国宝(でしたね)と良かったけれど国見荘の文弥人形芝居は、今そこで私達に、ご飯や味噌汁をついでくれていたおばさんがあの5キロもある人形をあやつるんだからびっくりしました。感動しました。
自転車も雨が降らず、かんかん照りにもならず丁度いい加減な天気でよかった。
あの大佐渡西海岸の岩屋口の先の最後のZ坂、頑張って一気のぼりをしてみました。






