0611-3
美山『かやぶきの里』~トロッコ列車~嵯峨野・嵐山
開催日 | 2006年11月20日(月)小雨 -曇り |
参加者 | ジーク/ペタッチ/マーコン/ナオボー/マリー ブンブン/ケン・ボーズ/サリーナ/サイダー |
ビジター | ミエチャン |
総合評価 | ★★ |
難易度 | ~ |
散策距離 | - |
地域 | 近畿 |
かやぶきの里
山の裾野の斜面に肩を並べるようにして茅葺きの民家が建つ、美山町北村の『かやぶきの里』を散策。亀岡からはトロッコ列車に揺られて紅葉の保津峡を下り、最後は嵯峨野・嵐山の紅葉を満喫! 愛宕街道の愛宕神社付近にも茅葺きの民家が見られます。
茅葺き民家の前で
外は雨。止んだかな~、と思ったらまた降ってきた。さて今日はどおしましょう? 天気予報でもなかなか判断がむずかしいところです。ここは安全を取り、自転車はあきらめてのんびり散策ということにしました。
まずは初日に通過した『かやぶきの里』です。
並んだ茅葺き屋根
50戸中38戸が茅葺きで、この規模は岐阜県の白川郷、福島県の大内宿に次ぐ全国3番目のものだそうで、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。一時は茅葺き職人がいなくなり苦戦したようですが、現在は村から職人が育ち、全国でその腕を奮っているそうです。すぐ前を流れる由良川の対岸が茅場となっており、村の中に茅の収納庫も準備されています。
民族資料館は休館で立ち寄れませんでしたが藍美術館を見学しました。寛政8年(1796年)建築でこの集落では最古のものだそうです。1階は藍染めの工房で2階には全国・世界中から集められた藍染めを展示してありました。
保津峡下りのトロッコ列車
バスと電車で亀岡まで移動したあとはトロッコ列車で紅葉の保津峡を下ります。渓谷のすぐ脇をガタゴトとのんびり走るオープンエアのトロッコからの景色は見事で、ちょっと怖くて楽しい!
嵐山の紅葉
トロッコ列車で30分、到着した先は嵐山。トロッコも満員でしたがこちらも満員です。保津峡とは打って変わって静かな流れの桂川のむこうに赤黄緑と色とりどりの紅葉が。
嵐山公園の紅葉
今年の紅葉は今ひとつのようですが、それでも真っ赤に染まったもみじに感動です。
竹林
そしてこちらは日本で一番美しいといわれる竹林。ん~~、タケノコはないね。(笑)
化野念仏寺の紅葉
そしてまたまた真っ赤なもみじが。
愛宕街道
散策の終点はこちら。愛宕街道の愛宕神社付近です。『かやぶきの里』とはまた違った形の茅葺き民家が、旧街道に沿って建ち並んでいていい雰囲気。こちらも重要伝統的建造物群保存地区です。
愛宕街道のかやぶきの民家
紅葉と民家が続く、続く。旅の中締めは茶屋のお抹茶とゆずしぐれでのんびりと。もちろん本締めは京都駅に移動して大宴会です。
今回は残念ながら自転車ではあまり走ることは出来ませんでしたが、バスと電車と徒歩ののんびり旅もまた別の楽しさがありました。
3日目、協議の結果、生憎の雨に自転車を諦めた。
『かやぶきの里』を堪能したあと、バスやJRあるいはトロッコ列車を乗り継ぎ、嵐山の紅葉を観たあと、京都駅に帰着。お別れは、駅ビル11階『美々卯』の『うどんすき』!
初めてお会いする方、丹後半島周遊以来3年ぶりの方。
自転車の取り持つ縁で直ぐに輪の中に。
お会いした瞬間から古い知己のように声をかけて頂いた。
わずか3日のお付き合いだが、10年来の友人のような気がした。
別れは辛かった。
経(たて)もなく緯(ぬき)も定めず少女(おとめ)らが織れる黄葉(もみぢ)に霜な降りそね
権力争いの政略により、24歳の若さで処刑された天武天皇第3子の大津皇子の歌。(万葉集 巻八)
『少女たちは縦糸や横糸にこだわらず、気持ちのままに織ったのですよ。それがこの見事な山々の紅葉。どうか霜は降りないでおくれ』
もう直ぐ12月、いずれ霜が降りる
あの渓流に氷柱ができる
葉を落としたブナ林に雪が降り積む
谷も山もしばらく眠る
櫃倉谷よ、しばし眠れ
眠りのあとには見事な新緑をつくれ
美味しい水を存分につくれ
美しい紅葉をまた見せてくれ
常寂光寺
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