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バリ島 2

Canggu~Tabanan~Yeh Panas~Canggu

開催日 2005.09.05 (月) 晴れ一時曇り
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★
難易度
走行距離 68km

チャングーのライス・フィールドの畦を疾走するサリーナ
チャングーのライス・フィールドの畦を疾走するサリーナ

◆ コース紹介

チャングー村の近く、タバナンの周辺には美しいライス・フィールドが広がるという。 そしてその北には温泉地イエ・パナスが。

走行地図
地図ベース:Tuttle Publishing Periplus Editions Street Atlas BALI 1/200,000

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バナナの林のある細道バナナの林のある細道

朝、プールで一泳ぎしているとヴィラのマネージャー、マデーが声を掛けてきた。

『今日はどこかへ出掛けますか?』

『とりあえずタバナンのあたりでもブラブラしようと思うんだけれど、どこがいいかな~』

『タナ・ロッ寺院の夕日はいいですよ。 タバナンの北にはイエ・パナスというホット・スプリング(温泉)があるよ。』

ということで、まずイエ・パナスへと向かうことにしました。 ヴィラを出、ライス・フィールドの畦を抜け(TOP写真)、小川を渡るとヴィラの2本西側の通りに出ました。 バナナとヤシの木ばっかりで他にはなにもありません。

社

この道を北へ進み、チャングー通りを越えると小さな集落をいくつも通り抜けます。 民家には必ずといっていいほどいくつもの社が造られていて、そこには必ずお供えの花があります。 大抵この社の屋根は茅葺きのようですが、写真のは茶色の瓦ですね。

ライスフィールを行くライスフィールを行く

集落の間にはライス・フィールドが広がります。 私たちのヴィラの近くもそうでしたが、このあたりのライス・フィールドも収穫が終わりかけているところが多く、あの水を張った輝くような風景には出会いませんでした。

今は乾季(4月~9月)の終わり、やはり田植えに適しているのは雨季(10月~3月)ということでしょうか。

お供え用の小屋お供え用の小屋

村の入口の道の両側には、ヒンドゥー教のお寺の入口の門と同じような割れ門が建っていることがあります。 この村の入口にはお供え用の小屋が。 そこには女たちがひっきりなしにお供えを運びます。

タバナンの大通りタバナンの大通り

いくつかの村々を通り越すと大きな道に出ました。 デンパサールからタバナンの町を抜けさらに西へと延びる大幹線です。 道の両側には瓦屋、石屋、壺屋といった専門店がずらっと並んでいます。

車とモーターバイクの交通が激しく、路肩は舗装の程度が悪く凸凹なのでちょっと疲れます。

こんな町中でも子供達は元気。 小学生くらいの女の子が店先の果樹から、長い棒を使って実をもいでいました。

この道はかなわないとタバナンの手前の町で休憩。 母娘でやっている小さなワルン(食堂)の店先にはお惣菜が並べられていて、弁当持ち帰りも可能なようです。 お弁当はざら紙のようなものに包んで。 黄金の液体小瓶が10,000Rp(120円)也。 その後雑貨屋で買い求めたスプライト大は1,600Rp(20円)でした。

メインルートを行くメインルートを行く

タバナンの町からは北に進路を取り、バトゥ・カウ寺院へのメインルートを行くことにします。 裏道は帰りに取っておきましょう。

この道は車もモーターバイクもあまり通らない快適な道でした。

うねうねとした上りになり、上り切ったところの村で温泉を尋ねれば、なんと今上ってきた坂の下だと言います。 来た道を戻りグオ~っと下ったところのイェ・ホ川の畔なのでした。

プールプール

入口が道路から奥まったところにあるので分かりにくいのですが、アプローチの鬱蒼とした木々の間を抜けるとひっそりとした温泉がありました。 157,500Rp/人はちょっと高いようにも思いましたが、せっかくだからと入ることに。 小さなプールだけなら30,000Rp?らしいのですが私たちのは温泉付き。 バリの温泉ってどんなだろう? とちょっとわくわく。

これは温泉の下にあるプール。

温泉温泉

この上に低い塀で囲まれた温泉が8つ?あります。 私たちが案内された塀の中には5~6人で入れる位の大きさのジャグジー付き岩風呂が。 少しぬるめの快適な温度の温泉です。

お、温泉じゃ~。

温泉に浸かり、プールに浸かり、レストランで遅い昼食とだらだら過ごしました。

ライステラスライステラス

次ぎは海岸にあるタナ・ロッ寺院の夕日を見ようと出発準備をしていると突然、雲行きが怪しくなってきました。 この季節でもスコールはたまにあるそうなのですが、経験のない私たちはどれくらいのものなのか、どれくらい続くのか見当が付きません。 それでタナ・ロッは止めにして、近道でチャングーのヴィラへと向かうことにしました。 ここには青々とした棚田が見られます。

お祭りの女たちお祭りの女たち

途中道、村々には必ずお寺があり、そのいくつかではお祭りが行なわれています。 道端に集まりお祭りの準備をしている人々です。

公式の行事でお寺に入る場合はサロンという腰巻きをし、スランドンという帯をし、男は頭に八巻のようなものを冠ります。

お祭りののぼりお祭りののぼり

裏道を通っていたはずなのにいつの間にか幹線らしき道に出てしまいました。 裏道はのんびりと走るには最高なのですが、入り組んでいる上に地理案内がほとんどないので実はどこを通っているのか分からなくなることが良くあります。

こちらはまた別の村のお祭り。 全員が白い衣装で統一していますから、より格式の高いお祭りか御目出度い催しのようです。 お葬式だとこれが黒一色に変わりますし、どのような時なのかは良くはわかりませんが、白と黒のチェックのサロンで統一されることもあるようです。

サイダーと子供たちサイダーと子供たち

ちょっと休憩をと立ち止まるとあっという間に子供たちが寄ってきました。 小さなタイヤの自転車が珍しいのか、私たちの自転車を指差してわいわいがやがや。 カメラを向けるとVサイン!

夕空の中を走る夕空の中を走る

日が傾くころ再び裏道に戻りました。 そしたらお天気も快復! 

『これだったら、タナ・ロッの夕日はきれいだろうね。』 と少し残念がりながらライス・フィールドのなかの一本道を行きます。

しかし、この後再び自分達の所在が分からなくなり、あちこちで道を尋ねながらの帰還となったのでした。

チャングーのヴィラに到着した時はちょうど赤い夕日が沈む時でした。

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