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ヴィラール=レイモンとヴィラール=ノートルダム/Villard-Reymond,Villard-Notre-Dame

ブルゴーニュとフランス・アルプス

開催日 2025年08月17日(日)快晴 11-24°C
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★★
難易度 ▲▲
走行距離 33km
累積高度 1,200m

ヴィラール=レイモンへ上る
ヴィラール=レイモンへ上る

コース紹介

静かな山道を上って孤高の山村ヴィラール=レイモンへ。村の上の峠からは、ブール・ドアザン平野と山塊のパノラマ。そんな絶景を楽しみながら崖地を下っていきます。

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻  備考
Le Bourg-d'Oisans
720m
START 発08:55 ル・ブール=ドアザン
泊:L'Ardoise bleue
La Palud
960m
7km 着09:40
発09:45
ラ・パリュ
Villard-Reymond
1,650m
16km 着12:15
発12:30
ヴィラール=レイモン、アルプスの孤高の村
伝統的な山村建築と雄大なパノラマ、これより3km砂利道
Col du Solude
1,680m
17km 着12:40
発13:25
コル・ドゥ・ソリュード/ソリュード峠
お弁当ランチ
Villard-Notre-Dame
1,540m
22km 着14:00
発14:45
ヴィラール=ノートルダム
église Notre-Dame de l'Assomption
Café de la Gardette
トンネル
990m
28km 着15:10
発15:10
無照明のトンネル三つ、ブール=ドアザン平野
グラン・ルース山塊、ロマンシュ渓谷、ヴェネオン渓谷の絶景
Le Bourg-d'Oisans
720m
31km 発15:30 泊:L'Ardoise bleue/€235/3泊
BIKE Oisansヴィラール ノートルダムとヴィラール レイモン
オルノン峠からヴィラール・レイモン/マウンテンバイクコース

パン屋さんパン屋さん

朝は、早起きサイダーのパンの買い出しから始まります。

フランスのパン屋さんはすごいです。どの町でも大体は朝6時から開店し、焼きたての美味しいパンを提供してくれます。

宿を出発宿を出発

そして、我らはいつものように朝食と昼の弁当作り。昼のサンドイッチはトマトやレタスに生ハムとカマンベールの豪華版です。

今日も快晴ですが、朝はやっぱり少々肌寒い。9時少し前に宿を出発。

ル・ブール=ドアザンを出るル・ブール=ドアザンを出る

ル・ブール=ドアザンを出て、朝日を浴びながら、まずは北へと進みます。

幹線を左折幹線を左折

幹線道路を2kmほど進んだら、左折します。

ヴィラール=レイモンまでは15kmとの表示がありました。

D526を谷へと入るD526を谷へと入る

左折して入った南西へ向かう道路(D526)は、最初は平坦ですが、そのうち上りになってきました。

6%前後の勾配を上りながら、谷の中へと分け入っていきます。

朝日を浴びて上る朝日を浴びて上る

朝日を浴びながらゆっくり上っていくと、

ロードレーサーに抜かれるロードレーサーに抜かれる

時々、ロードレーサーたちに追い抜かれます。

このあたりでは自転車乗りの姿を結構見かけました。私たちと同じルートを行くのかな。

ラ・パリュに到着ラ・パリュに到着

出発して7kmほどでラ・パリュ(La Palud)という小さな集落に着きました。

水場があったので、ちょっと小休止。

脇道へ入る脇道へ入る

ロードレーサーの多くは、このままD526を進んでいきます。この先はオルノン峠(Col d'Ornon)があります。オルノン峠はローカルレースでも使用される穏やかな峠だそうです。

私たちはここから脇道に入り、ヴィラール=レイモンを目指します。

渓谷を渡る渓谷を渡る

脇道に入って左手を見れば、かなり険しい谷になっています。

渓谷にかかる橋からは、かなり下に涼しげな川の流れが見えました。橋を渡ると、

上りの看板上りの看板

お馴染み、自転車乗り用の看板がありました。ここから上りが始まるよ~、というサイン。

峠の頂上までは9km、勾配は8%と書いてあります。おお、結構きつそう。。

ヴィラレを通過ヴィラレを通過

上りの始まり、始まり~

林の中、ヴィラール=レイモンまでの最後の集落ヴィラレ(Villaret)を通り過ぎると、

黙々と上る黙々と上る

つづら折れの細い山道が続きます。

それは人っ子一人通らない静かな道。林の中を、日差しの注ぐカーブを、黙々と上り続けます。

山と裾野の景色が見えてきた山と裾野の景色が見えてきた

そんな山道は、上るほどに景色もどんどん変わります。

ヘアピンカーブを曲がるたびに山の頂きが姿を現し、裾野の広がりが目に入ってきました。

上ってきた~のサリーナ上ってきた~のサリーナ

『結構上ってきたね~』と、充実した表情のサリーナ。

えっちらおっちら上ってきましたが、変化する山々の景色が上りのキツさを和らげてくれているようです。

右手に牧草地が見えた右手に牧草地が見えた

この山道に入ってから10回くらいはヘアピンカーブを曲がったでしょうか。このあたりで右手の渓谷の傾斜が緩やかになり、牧草地が見えてきました。

その背後には氷河に削り取られたような荒々しい形状の山並み。(TOP写真も)

道端の水場道端の水場

そんな道の脇に、水場が設けてありました。

花の飾られた水場でほっと一息、喉を潤します。

ヴィラール=レイモンが見えたヴィラール=レイモンが見えた

最後のヘアピンカーブを曲がったら、牧草地の向こうに民家の屋根が見えてきました。

あれが最初の目的地、ヴィラール=レイモン(Villard-Reymond)です。ついに着いた~

村の入口の倉庫脇村の入口の倉庫脇

村の入口にトイレがあったので小休止。

トイレ横の倉庫の脇に自転車を置くと、

自転車用工具と空気入れ自転車用工具と空気入れ

そこには何と、誰でも使える自転車用工具が置いてありました。

奥にはケージ付き空気入れもあります。自転車にやさしい配慮に感動です。フランス、いいなあ~

村に入る上の道からの景色村に入る上の道からの景色

さて、村に入りましょう。道は二股に分かれています。

下の道は車の駐車場のようだったので、上の道を上ります。上り勾配はキツいけど景色はさらに絶好調。

村の教会村の教会

しかし上の道は住宅地を通る枝道で、村の中心を通る本来のルートは下の道でした。

住宅の間を走り抜け、途中で教会の脇をすり抜けて、村の中心へ。

村の中心広場村の中心広場

教会を過ぎると小さな広場があります。それに面した正面の小さな建物は、村役場のマリーさん。

ここが村の中心です。色とりどりの旗で飾られて可愛いですね。

パンの屋台パンの屋台

そんな広場の傍らに、パンの屋台が出ていました。

美味しそうなパンとおじさんの笑顔がステキ。新鮮な卵も売っています。

広場の水場広場の水場

そして、広場の真ん中にあるのは屋根のかかった水場。

奥は洗濯スペースのようで、ここはまさに井戸端会議スペースということでしょう。村の人たちが楽しくおしゃべりしている姿が目に浮かびます。

ダートを押すダートを押す

このルートの峠の頂上は、実は村のもう少し先にあります。

ありゃりゃ、ここからは何とダートのキツい上り。あっさり諦めて押し。

峠まであと少し峠まであと少し

村が峠ゴールのイメージだったサリーナは、上る気力を失っています。何とかノロノロと上っていくサリーナ。

ソリュード峠からラルプ・デュエズを見るソリュード峠からラルプ・デュエズを見る

やっとソリュード峠(Col du Solude)に到着。ここは標高1680mです。

自転車を置いて丘から北東を眺めれば、眼下に視界を遮るものはなくル・ブール=ドアザンの平野が広がり、その向こうには昨日訪れたラルプ・デュエズの山並みの絶景が見渡せます。

おお、これは素晴らしい~! 上った甲斐がありました。

東に広がる山々の絶景東に広がる山々の絶景

『絶景でよかっただろ~』と満面の笑みのサイダー。

東方面の背景は、昨日通った静かな山道のある山塊と、ロマンシュ川の源泉に至る険しい山々です。

草むらの花草むらの花

峠では、モーターバイクのグループやハイキングの人たち数人が景色を楽しんでいました。お弁当ピクニックしている人たちも。

時刻は13時少し前。私たちもここでお昼にしましょう。木陰の草むらでお弁当を広げると、そこには金属のような花びらの花が咲いていました。スペインの山の中でも見かけたカルリナ・アカウリス(キク科)です。

ダートの下りダートの下り

お腹を満たしたら、自転車発進。最初は緩い下りです。

『うひゃー、ダートが続く~』と叫ぶサリーナ。

山道から北東の眺め山道から北東の眺め

しかし、ダートの山道の左手を見れば、ル・ブール=ドアザンの平野とラルプ・デュエズの絶景が広がり、

山道から東の眺め山道から東の眺め

南へと目を移せば、ロマンシュ川と、昨日通ったオリ(Auris)あたりの山道、エクラン山塊の眺めが見渡せます。

絶景を下るサイダー絶景を下るサイダー

まるで鷲になって空を飛んで見渡しているような大パノラマの中を、自転車で下っていくのです。

『これは最高だぜ~』とサイダー。

絶景を下るサリーナ絶景を下るサリーナ

『すごいね~』と眼下の絶景に大喜びで下るサリーナ。

ダート道の左は崖だから、気をつけて下りましょうね。

ダートをどんどん進むダートをどんどん進む

しばらく走ると、左手の崖の傾斜が少し緩やかになってきました。

両側に牧草地両側に牧草地

そして、道の両側には牧草地が現れました。

正面の奥は、氷河に削られたような荒々しい山々。

牛さんたちとサイダー牛さんたちとサイダー

牧草地では、白い牛さんたちがのんびり過ごしていました。

突然現れた自転車乗りに興味津々の様子。

お昼寝モードの牛さんたちお昼寝モードの牛さんたち

『あんたらだれ~』と牛さんたち。お昼寝の邪魔だったかな。すまんすまん。

養蜂箱養蜂箱

そして、牧草地の傍らにはこんなものも発見。養蜂箱ですね。

ヴィラール=ノートルダムに到着ヴィラール=ノートルダムに到着

さらに林の中を下っていくと、石造りの民家が現れました。次の村ヴィラール=ノートルダム(Villard-Notre-Dame)に着いたようです。

確かここにはノートルダム教会と、休憩できるバルがあるはずだ、とサイダーが地図をチェック。

ノートルダム教会への坂道ノートルダム教会への坂道

まずは教会へ行ってみましょう。ノートルダム教会は、村の高台にあります。

自転車を押し上げて坂道を上ります。

ノートルダム教会ノートルダム教会

門を開けて近くと、石造に漆喰壁の簡素な教会でした。

しかし、残念ながら教会の扉は閉まっていて入れませんでした。

バルに到着バルに到着

では、次はバル。小さな集落の中、あっちかなこっちかなとウロウロしましたが、『BAR』と書かれた小さな看板を発見。

看板の矢印の方向の細い路地を入っていくと、『あった~!』 カラフルなパラソルの見晴らしのいいテラスが現れました。

至福の一杯至福の一杯

この景色の中で、至福の一杯。ああ、沁みる~~

テラスには、自転車で来て昼食をとっているカップルもいました。ここはマダムが一人で切り盛りするバル・レストラン。この山の中の小さな村で開いていてくれて、本当に大感謝です。

トイレトイレ

出発前にトイレを借りたら、こんなトイレでした。

私たちはヨーロッパでは初めて見ましたが、山の中の村ではこんなトイレが結構あるそうです。

下り再開下り再開

ヴィラール=ノートルダムからは舗装路となります。ここからは、東側に絶景が広がる急な山道の下りが続きます。

ほとんど人も車もいないルートですが、反対側から上ってくるサイクリストとすれ違いました。

山並みの景色を楽しむ山並みの景色を楽しむ

右前方には雄大に広がる山並み。そんな景色を楽しみながら、気持ちよく下ります。

下は深い谷下は深い谷

そして下を覗いて見れば、深い谷。ここはル・ブール=ドアザンの平野から南へと続く谷です。

その谷を流れるのは、ロマンシュ川と分かれたヴェネオン川。

どんどん下るどんどん下る

ヘアピンカーブを曲がって曲がって、どんどん下っていきます。

崖との間は、お馴染みの低いコンクリートのガードのみ。

ブクレット湖とロマンシュ川の谷ブクレット湖とロマンシュ川の谷

視界の開けているカーブでストップ。崖下に見えた青い湖はブクレット湖(Lac de Buclet)です。

そして、その先には昨日走った反対側の山道やロマンシュ川の通る谷。

平野を見渡す平野を見渡す

ヘアピンカーブの連続は終わり、標高は1200mくらいになりました。ここからは崖の縁を北へまっすぐ下っていきます。

というわけで、右手側はブール=ドアザン平野の絶景がずっと続き、奥の方に見える町がル・ブール=ドアザンです。またストップして写真撮影を(笑)

東の平野と山塊の絶景東の平野と山塊の絶景

これが、ブール=ドアザン平野と山塊の絶景。平野の中央を横切るのはロマンシュ川。

昨日は、この東の山塊の崖の上を左から右へ走っていったわけです。こうして走ったルートの全貌が見えるのもちょっと感動。

ロマンシュ川の渓谷ロマンシュ川の渓谷

そして、ロマンシュ川が流れ出る渓谷が見えます。そこも昨日走ってきたところです。

岩が頭上を覆う山道岩が頭上を覆う山道

今私たちが走っている道は、崖を削った形そのままにゴツゴツとした岩が頭上を覆っています。

そんな山道を進んでいくと、

トンネルトンネル

トンネルが現れました。長さは119mとの表示があります。

真っ暗で照明はありません。急いでライトを点灯。

暗いトンネルを進む暗いトンネルを進む

削り跡も荒々しい細く真っ暗なトンネルを進みます。

また平野の絶景また平野の絶景

トンネルを出ると、また絶景が迎えてくれます。

少しずつ標高が低くなって、平野がどんどん大きく見えてきています。

次のトンネル次のトンネル

そして、次のトンネルが現れました。こちらも荒々しく削られたトンネルで、真っ暗。

トンネルを出たトンネルを出た

そのトンネルの出口に出ました。ここは長さ132mでした。

平野が近くなった平野が近くなった

さらに標高は低くなり、今の標高は1000mくらい。

平野が近づき、広くなっていくのを実感しながら走っていきます。

3番目のトンネル3番目のトンネル

小さな橋を渡ると3番目のトンネルに入ります。ここはヴィラール・ノートルダムトンネルといって、これまでで最も長い365m。

内部でカーブもある暗いトンネルを慎重に進みます。

最後の短いトンネル最後の短いトンネル

そのトンネルを出たら、また次が現れました。『またか~』と呟く2人。

しかし、それは出口の見える短いトンネルで、サーっと駆け抜けます。

ル・ブール=ドアザンに到着ル・ブール=ドアザンに到着

トンネル群を抜けると、林の中に入ります。緑の中を気持ちよく走ったら、ほどなく住宅地が現れました。その道はすぐに宿の後ろの道に繋がり、楽しい気分のままゴール。

今日は累積高度1200m、この旅で最も上りのキツいコースでしたが、総距離は短かったので全体としては楽しく走れました。宿到着は15時半。すぐに買い物をして、宿でゆっくり過ごすことができました。

快適な気候で絶景を堪能したル・ブール=ドアザン滞在も今日まで。明日はグルノーブルへと移動します。

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