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マリ 5 (ジェンネの月曜市)

Mopti → Djennei

総合評価 ★★★
開催日 1995.01.09(月)- 01.10(火) 難易度 ▲▲△

ジェンネの月曜市
ジェンネの月曜市

旅の紹介

◆  ドゴン族の村を離れ私たちが向かった先はジェンネ。 そこでは巨大なモスクの広場でエネルギッシュな月曜市が開かれていた。

マリの旅の主要箇所の地図
マリの旅の主要箇所の地図

  1995.01.09(月)

モプティでバラフォンを奏するグリオモプティでバラフォンを奏するグリオ

昨夜ドゴン族の村からモプティに戻ったばかりの私たちですが、今日は何としてもジェンネに行かねばなりません。 ジェンネの月曜日は特別。 遠く隣国からさえも人々が訪れるという大マーケットが開かれるからです。

カンプマンの近くでジェンネへのブッシュ・タクシーを待っていると木琴のおじさんが現れました。 このあたりでは伝統的な音楽を奏する人々はグリオと呼ばれており、儀式や祭礼には欠かせない人々です。 世襲制で、日本で言えば琵琶法師のような口承伝承の語り部のような人々らしいです。 一見みすぼらしいただの木を繋いだだけのバラフォンから、魂を揺さぶるような音楽が次々に紡ぎ出されてゆきます。

広場でぶらぶらしていると顔見知りのガイドがやってきました。

『君たちジェンネへ行くんだったよね。 僕のお客も行くんだけれどいっしょにタクシーで行かない?』 と誘ってきました。 私たちが予定していたブッシュ・タクシーとは乗り合いタクシーのことで、バンの後ろに木製の簡単なベンチを付けたような作りのもので、満席になるまで出発しません。

ニジェール川の渡しニジェール川の渡し

値段しだいだな〜と思っていると、2人で500CF(100円)しか違わないし、すぐに出発できるので、彼の提案に乗ることにしました。

少し走るとニジェール川に出ました。 ここは『渡し』で渡ります。

小さなマーケットの魚屋小さなマーケットの魚屋

対岸の船着き場は小さなマーケットになっていて、漁民は採れた魚を無造作に並べ、その隣では簡単な食事を出している者たちがいます。

対岸からはどんどん車を飛ばします。 我らがタクシーは例によって途中からブッシュ・タクシーと化し、最初5人だった乗客は最大13人に! これはチャーターした主の経済化という側面もありますが、このあたりはどこでも足が非常に少なく、乗り合いというのが常識なのです。 もともとブッシュ・タクシーを予定していた私たちは500CFで出発の時間を早めたと思えばまったく問題なし。

道端の食堂道端の食堂

途中の休憩ポイントです。 ちょっとした食事はどこでもこんな感じです。 鍋はなにか煮込みのようなもの、洗面器のような器に入っているのは稗のパン、ミレット・ガレット。

走ること3時間。 ジェンネの少し手前のパブリック・チェック・ポイントでガイドを付けさせられました(3,000CF/2人)。 外国人旅行者はこの国にとっては大切な収入源なので仕方がない側面もありますが、このガイドはあまり役に立たなかったな〜。

ようやくジェンネに到着。 ドゴンのガイド、バビロンが教えてくれたシェ・ババという宿に行ってみます。 部屋を見せてもらうとそこはドゴンのそれと同じで、土の床に泥の壁だけです。 ベッドはおろかゴザもなし! もうドゴンの生活はいいよね〜 ということでここでは昼食だけ。 なにかわからないソースが掛かったごはんに鳥肉とバナナフライで1,500CF/2人。

ジェンネの大モスクジェンネの大モスク

遠くに巨大な泥の固まりが見えてきました。 ジェンネの大モスクです。 その土の固まりには棘棘がたくさん着いています。 近付くとその棘棘はドゴンの倉庫で見たのと同じに、構造となる木材が壁から突き出たものでした。

この異様な大建築物に圧倒されながら歩き続けると、同じ方向へ向かう人々、また無数の人々が反対方向からやってきます。

人、人、そして人!人、人、そして人!

人の波をかき分けるようにして大モスクの下の広場に到着すると、

『す、凄い!』

『す、すご〜い!』

逆光に照らされた巨大モスクを背景に無数の人々がうごめいています。

とにかくブゥォォ〜〜と広がる人、人、人!!

これが噂に聞くジェンネの月曜市だ!

マーケットの人々マーケットの人々

カラフルな衣装を身に纏った女たちは頭に篭を乗せ、ターバンを巻いた男たちは熱心に品定めをしています。 衣類や鍋釜などの日用品から、これはいったいなに?とまったく想像のできないものまで、とにかくありとあらゆるものが売られています。

ここは西アフリカ最大のマーケットの一つで、なんと遠くはブルキナファソあたりからもやって来るそうです。

頭に籠を乗せて川を渡る人々頭に籠を乗せて川を渡る人々

このマーケットは何時間見ていても飽きることがない。 売られているもの然り、きらびやかな女たちの衣装とアクセサリー然り。 ここは女たちのファッション・ショーの舞台でもあるようです。

たっぷりと買込んだ品々を頭に乗せた人々の後を付いて行くと川を渡りはじめました。 この行列、向こう岸からも果てしなく、どこまでも続いて行くのでした。

籠を頭に乗せて帰る女たち籠を頭に乗せて帰る女たち

近くには小さな村がいくつかあり、ちょっと面白そうなので出かけてみることにしました。

ピロッグ(小舟)で20mほどの小さな川を渡るとフラニ族の村がありました。 この種族は伝統的に漁民で昔ながらの漁で生活しているのだそうです。

ジェンネのマーケットからの帰りなのでしょう、2人の女が頭に器を乗せて村へ帰って行きます。

フラニ族の村の広場の魚籠フラニ族の村の広場の魚籠

やっぱりこの村も泥の家です。 家と家の間の小さな広場は公共のスペースらしく、漁に使う網や魚籠が吊るされていました。

  1995.01.10(火)

大モスクの前でバスを待つ人々大モスクの前でバスを待つ人々

翌朝、火曜日の朝です。 昨日はあんなに大勢の人で埋め尽くされていたモスクの広場は閑散としていました。

遠くから月曜市にやってきた人たちなのでしょう。 あちこちに民族衣装を着た人々が佇んでいます。 一泊して今日バスで帰るのだろうと思います。

モスクの前は長距離のバスターミナルでもあります。

セグー行きの小さなバスセグー行きの小さなバス

私たちもセグーへ向かうバスを待ちます。 やってきたのはベンツマークが付いている小さなおんぼろバス。 屋根上にどんどん荷物が放り投げられて行きます。 私たちのリュックも放り上げられてしまいました。

ヤギを連れてきたおじさん、大きな袋を取り出すとその中にヤギを放り込み、そらヨッ〜 と空中へ! あっという間にバスの屋根に括り付けられてしまうヤギくん。 あちゃ〜

荷物の準備も整いいよいよ出発、バスに乗り込みます。 しかしこれからがすごかった。 バスって一列 2×2+ 補助席=5人でしょ。 ところが私たちのこのバス、小さい上になんと一列6人なんですよ〜。 しかも隣は巨漢の女で乳飲み子を抱いているときた。 これで300kmも走るのかと思ったら 汗、汗、汗…

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uploaded:2005-12-15