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小堀の渡しと利根川・小貝川自転車道

開催日 2022年12月10日(土)晴れ/暖か
参加者 レイナ/マージコ/コテッチャン/サリーナ/サイダー
シャトー宴 ルビオ/ペタッチ
ビジター ミッちゃん
総合評価 ★★
難易度
走行距離 38km
地域 首都圏

取手市上高井の小貝川
取手市上高井の小貝川

コース紹介

ゆったりとした流れの利根川をカルガモや白鳥と並走しながら『小堀(おおほり)の渡し』で渡り、利根川と小貝川のサイクリングロードを繋いで小貝川ポニー牧場でポニーと遊んだら、守谷のシャトーへ向かい鯛メシを食らうという企画。

動画(05'52" 音声:一部にあり)

地図:Googleマップgpxファイル/GARMIN Connect/Ride With GPS

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
天王台駅 START 発09:00 一般道
利根川CR
上野07:48→08:25天王台/650円
小堀の渡し 8km
↓ 
着09:30
発10:00
渡し おおほりのわたし
利根川/200円/自転車OK
取手ふれあい桟橋 8km 着10:30
発10:35
利根川CR
小貝川CR
取手緑地運動公園駐車場前経由
豊田堰 16km 着11:05
発11:15
小貝川CR 関東三大堰
小貝川ポニー牧場 26km 着12:00
発12:10
小貝川CR 県南総合防災センターにWC
藤代スポーツセンター
岡堰水神岬公園 33km 着12:45
発12:45
小貝川CR
一般道
茨城百景岡堰碑
守谷駅 38km 着13:15
野鳥の道
シャトー・ペタマンチ
日の入り16:26/CR:自転車道

天王台駅北口天王台駅北口

今回は恒例となりつつあるジオポタ出城での宴企画です。

つくばエクスプレス線の守谷駅近くにあるジオポタの出城(人呼んでシャトー・ペタマンチ)かつ茨城支部の管理人ペタッチは、物心がついてから半世紀以上も台所には足を踏み入れたことがなかったのですが、今年の夏の白馬で料理に目覚め、ただいまモーレツ修行中。その成果をメンバーにお披露目することに相成りましてござりまする〜(笑)

高架はR6水戸街道高架はR6水戸街道

まあそんなことで、ペタッチの怪しい料理の犠牲になるべく千葉県我孫子市のJR常磐線天王台駅に集まったのは、サリーナ、ビジターのミッちゃん、レイナ、マージコ、そしてサイダーでした。こんくらいいれば、まあ不味くても各人の被害は少なくて済むというものですねぇ。

ビジターのミッちゃんは『シャトー・ペタマンチって、ワイナリーですか〜』と。守谷からそう遠くない牛久には牛久シャトーっていうワイナリーがありますが、そことシャトー・ペタマンチは何の関係もございません。

利根川流域の田んぼ利根川流域の田んぼ

さて、シャトー・ペタマンチまでどう行くのが面白いかなってことですが、これはこのあたりが縄張りのコテッチャンから良いアイデアをもらいました。なんと天王台駅の近くの利根川には『渡し』があると言うのです。

『渡し』と言っても現代人には通じないかもしれませんが、これは渡し船のことです。現在はどんな川であろうと橋が架けられていますが、土木技術が未発達な時代には、川のあっちとこっちは船で渡っていました。そこで今回は利根川をこの『渡し』で渡ることにしました。

筑波山筑波山

ということで、利根川を目指して進みます。R6水戸街道をくぐり抜けると、利根川周囲に開かれた広大な田んぼに出ます。

その田んぼの遥か彼方には双耳峰の筑波山がうっすらと見えています。筑波山はこうして見るとやはり関東平野の雄ですね。真っ平らな平野の中に、この山だけが聳えているように見えます。

コテッチャン合流コテッチャン合流

ここでコテッチャンが合流。

コテッチャンはペタッチの料理の毒味ということがどんな意味を持っているのか、あまり良くわかっていないようです。まあ、犠牲者は多い方が楽しめるかな。(笑)

田んぼの中を行く田んぼの中を行く

毒がどれくらいあるのかはその時になってみないとわからないので、とにかく田んぼの中をどんどこ行きます。

この時期、稲が刈り取られた田んぼは次の季節の準備が始まっており、ひこばえの二番穂、稲孫(ひつじ)を田んぼに鋤き込んでいるところが多く見られます。

利根川右岸のサイクリングロードを行くレイナとマージコ利根川右岸のサイクリングロードを行くレイナとマージコ

そんな田んぼを眺めながら進んで利根川の土手に上ると、そこにはサイクリングロードが続いています。

今日は快晴で風もなく、最高のポタリング日和です。先頭を牽くのはEバイクのハリークインに乗るレイナ。それを追うのは、かつてはこのあたりの空を飛んでいたマージコ。頭上を見ればエンジン付きのパラグライダーが空を舞っています。今日は上昇気流も良さそう、と自分も飛びたそうなマージコでした。

対岸に取手の街対岸に取手の街

利根川は言わずと知れた大河で、信濃川、石狩川とともに日本三大河川の一つに数えられているだけあり、下流域のこのあたりは土手からはその流れが見えないほどに河川敷が広いです。

対岸に見えてきたのは茨城県の取手のまち。長〜い橋梁は、左がR6水戸街道の大利根橋、右がJR常磐線の利根川橋梁。この辺りで対岸に渡るには一般的にはこのいずれかの橋を使うことになります。

利根川橋梁をくぐるジオポタ利根川橋梁をくぐるジオポタ

自転車だったら大利根橋になりますが、車道から分離された歩道があるとは言えこの長さですから、決して快適とは言えません。電車だと川そのものを楽しむというわけにはいきません。利根川を快適に渡ることができ、川そのものも楽しめるのはやっぱり船でしょう。

二つの橋梁をくぐり抜けて土手上のサイクリングロードをどんどこ進んで行きます。

ゴルフ場の先に渡し場がちらりゴルフ場の先に渡し場がちらり

河川敷内はゴルフ場になっていて、その先にちらっと利根川が見えました。

その利根川の畔を良く見ると小さな小屋が立っています。コテッチャンによるとあそこが渡し場だそうです。

小堀の渡しの幟小堀の渡しの幟

ゴルフ場の端っこまでやってくると、そこに『小堀の渡し』と書かれた幟が立っています。

『コボリの渡しだね〜』とサイダー。ところが幟を良く見ると小堀にルビがふってあり『おおほり』とあります。え〜、小堀って書いて『おおほり』ってどういうこと? この謎はあとで解かれることになりますからお楽しみに。

小堀の渡しのアプローチ道路小堀の渡しのアプローチ道路

利根川サイクリングロードは当然ながら車は走れませんが、小堀の渡しには下の道からアプローチ道路があり、車で渡し場まで行けるようになっていました。

小堀の渡しへ小堀の渡しへ

土手から河川敷へ下り、小堀の渡しへ。

岸辺で遊ぶカルガモ岸辺で遊ぶカルガモ

利根川の下流域は河床勾配が極めて緩いため、通常時は川面も穏やかだからか、ここにはカルガモがたくさん群れていました。写真に写っているのは数羽ですが100羽くらいいたと思います。利根川でこれほど多くの鴨を見たことはないですね。ちょっとびっくり。

このあたりの利根川のこちら側は基本的には千葉県我孫子市なのですが、小堀の渡しの周囲だけは茨城県の取手市です。これは小堀の渡しができた理由と大きく関わっています。

小堀の渡し場小堀の渡し場

現在の利根川は江戸時代の東遷事業により銚子方面へ流れるようになりましたが、その後も改修が重ねられました。

明治時代の終わり頃までここの利根川は南に大きく蛇行した流れで水害が絶えなかったため、1907年(明治40年)からの改修で現在の流れになったのです。利根川の土手から南を見ると古利根沼が見えますが、この古利根沼こそが当時の利根川の流れだったのです。

小堀の渡し船小堀の渡し船

そのころは現在の古利根沼まで小堀村でしたが、利根川の付け替えで村が分断されてしまったため、新しい利根川に渡しを設けて、あっちとこっちに分かれた村の行き来をはかったのです。それが現在まで小堀の渡しとして残っているというわけです。

向こうから渡し船らしきものがやってきました。あれ、でもなんかホームペイジに載っている船と違うな〜

桟橋を下る桟橋を下る

しかしやっぱりあの船が渡し船だったようで、船着場に寄せてきました。

船頭さんがやってきて、私たちを見るとちょっと困った顔をしています。自転車何台ですかと聞くので6台と応えると、実はいつもの船がメンテナンスでドッグに入っていて今日は代船なため、自転車は3台しか載せられないと言うのです。しかしこちらは全員折り畳み自転車であることを伝えると、それなら大丈夫と。こういう時、折り畳み自転車はいいですね。

無事に載せられた6台無事に載せられた6台

通常時は12人までOKで自転車は無料とのことですが、今はコロナで人数を8名に絞って運行しているそうです。

いつもの船なら6台はそのままでも載せられるそうですが、この船では確かに折り畳まないと3台がいいところですね。

小堀より乗船した6名小堀より乗船した6名

この代船はオープンエアの木造船で、足場パイプを組み立てた簡単な骨組みにビニールの屋根が架けられています。

日差しがない時や風がある日はちょっと寒そうですが、今日は陽気が良いのでこのオープンエアは気持ち良いです。

船頭さんとサリーナ船頭さんとサリーナ

ともかく、6人と6台を無事載せることができて、いざ出航!

ここで船頭さんに小堀と書いてなぜ『オオホリ』って呼ぶのかを聞いたところ、かつてこのあたりには小さな堀がたくさんあってそれを『オッポリ』と呼んだそうです。それがいつのまにかオオホリになったとのこと。

利根川を遡る利根川を遡る

小堀の渡しは3ヶ所から乗船可能です。右岸は私たちが乗った小堀、そして左岸は『取手緑地運動公園駐車場前』と『取手ふれあい桟橋』の2ヶ所。

2つ先まで200円の同料金なので、私たちは『取手ふれあい桟橋』まで行くことにしました。

取手緑地運動公園駐車場前船付場取手緑地運動公園駐車場前船付場

このあたりの川幅は地図で見ると200mほどで、水深は3mほどだそうです。

カルガモを眺めながら進んで5分もすると、対岸の取手緑地運動公園駐車場前の船付場に到着します。

取手緑地運動公園駐車場前に降りる取手緑地運動公園駐車場前に降りる

各船着場では下船乗船のために10分ほど停泊するので、ここでいったん上陸することにしました。

船頭さんはかなりベテランのようで、ピタッと船着場に寄せてくださいました。

取手緑地運動公園駐車場前取手緑地運動公園駐車場前

利根川の左岸は広い取手緑地運動公園で、船着場はその駐車場の近くにあります。

緑色の小屋は渡しの待ち合いスペースで、小堀の渡しの歴史や時刻表が壁に貼ってあります。それによるとこの渡しは1915年(大正3年)に始められていますから、100年以上の歴史があることになります。

白鳥白鳥

一休みしたら取手緑地運動公園駐車場前を出て取手ふれあい桟橋へ向かいます。

川面に白いものが浮かんでいます。白鳥です。船が近づいても逃げる様子はなく、優雅に泳いでいます。オオハクチョウより小型なのでコハクチョウかコブハクチョウです。コブハクチョウに特有な嘴の付け根のコブは確認できませんでしたが、嘴がオレンジ色でかつ目の周りが黒いので、これはたぶんコブハクチョウでしょう。船頭さんは白鳥が良く見えるように、そして白鳥を驚かせない程度に近づいてくれました。

JR常磐線の利根川橋梁JR常磐線の利根川橋梁

JR常磐線の利根川橋梁が近づくとそのすぐ横にオレンジ色のポールが見えます。

あそこが取手ふれあい桟橋です。

取手ふれあい桟橋取手ふれあい桟橋

小堀と取手緑地運動公園駐車場前の船着場は簡単なものでしたが、ここは利根川に4本の杭を打ち、そこにフロート型の船着場を浮かべた立派なものです。

船頭さんによればオレンジ色の杭の上の方に付いている水の跡は去年の増水の時のもので、2019年の台風19号の時は取手緑地運動公園駐車場前の船着場などは流されてしまって、しばらく運行できなかったそうです。

取手緑地運動公園取手緑地運動公園

利根川のあっちとこっちを結ぶ小堀の渡しは乗船時間は短いものの、とても楽しいです。利根川には最近まで三つの渡しがありました。そのうちの一つ、伊勢崎市の『島村の渡し』が2022年4月に廃止され、残るはここと群馬県の『赤岩の渡し』だけになってしまいました。この小堀の渡し、いつまでも残ってほしいです。

さて、取手ふれあい桟橋からは取手緑地運動公園を通って利根川の土手へ向かいます。

取手緑地運動公園内を進む取手緑地運動公園内を進む

大河川の河川敷内の公園は大きいだけでガランとしていて冴えないところが多いですが、ここは利用率が高く、自転車で走ってもなかなか気持ちの良いところです。

利根川左岸のサイクリングロード利根川左岸のサイクリングロード

利根川の土手に上りました。利根川は左岸にもサイクリングロードが続いています。

続利根川左岸のサイクリングロード続利根川左岸のサイクリングロード

『快晴のサイクリングロードはとっても気持ちいいですね〜』 と、どんどこ行くマージコ。

相野谷川相野谷川

取手緑地運動公園が終わると相野谷川を渡ります。

この相野谷川の先で土手は終わり、土手上のサイクリングロードもおしまいになります。

湿地帯の中のサイクリングロード湿地帯の中のサイクリングロード

しかし土手はおしまいになっても湿地帯の中にサイクリングロードが続いていきます。

小貝川小貝川

この湿地帯の中のサイクリングロードが90°向きを変えると、そこが利根川に小貝川が合流する地点です。

サイクリングロードからこの合流点そのものは見えませんでしたが、すぐに右手に小貝川の流れが見えてきます。利根川は河川敷が広くて川面はあまり見えませんでしたが、小貝川のそれは狭く、川がより親しく感じられます。

小貝川の先に利根川小貝川の先に利根川

振り返れば小貝川の流れの先に利根川が見えています。

あそこが小貝川と利根川の合流点です。

戸田井橋戸田井橋

小貝川の最下流に架かる戸田井橋が見えてきました。対岸は茨城県の利根町。

コテッチャンによれば小貝川はこの辺りの他の川、利根川や江戸川に比べ、きれいだそうです。きれいの意味を聞きそびれましたが、水がきれいという事以外に小貝川の流れを含む景色がきれいということもありそうです。

北浦川北浦川

左手にうっすらと筑波山が見えています。筑波山はこのあたりのシンボルでどこからでもよく見え、目印になるのですが、川はうねうねとあっちを向いたりこっちを向いたりするので、筑波山も右へ行ったり左へ行ったりします。

その筑波山の側から北浦川が流れ込んでいます。む、北浦川? 北浦といえば霞ヶ浦の隣にある湖ですが、北浦川はその湖とはまったく関係ありません。この川には白鷺とホシハジロがいました。

豊田堰豊田堰

そのすぐ先には巨大な豊田堰があります。対岸は茨城県の竜ヶ崎市。

この豊田堰は同じく小貝川に設けられた岡堰、福岡堰とともに関東三大堰といわれるものです。これら三堰はいずれも江戸時代初期に灌漑用として関東郡代伊奈忠治(伊奈忠次の次男)により溜井方式の堰として造られました。それが今日まで引き継がれているのです。

茨城県南部の伝統的な農家建築茨城県南部の伝統的な農家建築

ということでこのあたりは穀倉地帯で米農家が多い土地です。

大きな屋敷を持つ農家が今でも付近にはたくさん残っています。

豊田堰付近豊田堰付近

かつて利根川ではレンギョを養殖していたことがあり、それが自然化したのか豊田堰の下にはその群れが時々押し寄せて来るそうです。

小貝川サイクリングロード小貝川サイクリングロード

そうそう、利根川のサイクリングロードはそのまま小貝川のサイクリングロードに繋がっていますから、車に煩わされることなく、のんびり川を眺めながら走れます。

続小貝川サイクリングロード続小貝川サイクリングロード

先頭を牽くのは4回目の参加となるビジターのミッちゃん。20インチの小径車ルノーでの参加は2度目で、電車輪行も2度目。今回は船での輪行も経験しました。だんだん小径車と輪行に慣れてきているようです。

小貝川サイクリングロードと筑波山小貝川サイクリングロードと筑波山

どこかに消えていた筑波山が正面に現れました。陽が高くなり水蒸気が多くなってきたのでその姿はぼーっとしていますが、二つの頂ははっきり見えます。左の尖った方が男体山(871m)で、右のなだらかな方が女体山(877m)。筑波山は女の方が僅かに高いです。

この川面に白いものがいくつか浮かんでいます。白鳥です。大きさから見てコハクチョウかコブハクチョウでしょう。

谷田川合流点谷田川合流点

先で川が分かれています。右は牛久沼から流れて来る谷田川。その右は竜ヶ崎市の佐貫駅あたりです。

藤代駅付近藤代駅付近

JR常磐線のところは土手上を通れず河川敷に下りなければならないのですが、ここは階段で残念。

県南総合防災センター県南総合防災センター

R6をくぐりしばらく行くと県南総合防災センターが見えてきます。

利根川も小貝川も土手上のサイクリングロードは快適なのですが、トイレは河川敷の公園などにしかなくアクセスがあまり良くありません。この防災センターはサイクリングロードのすぐ横にあり、トイレもサイクリングロードから直接アクセスできるようになっていてとても便利です。

小貝川ポニー牧場小貝川ポニー牧場

県南総合防災センターのすぐ先は藤代スポーツセンターで、その端っこに小貝川ポニー牧場があります。

ポニーの親子ポニーの親子

ポニーは馬の品種ではなくチビ馬の総称だそうです。しかし日本ではその姿形からチビでもポニーと呼ばれないものもあるようです。

ポニーと言って思い浮かべるのはやはり、このような少しずんぐりした丸っこい馬ですね。

畑の中を行くサリーナ畑の中を行くサリーナ

藤代スポーツセンターの先で小貝川サイクリングロードは工事中だったので下の道を行きます。

土手から離れないように走っていたら、あれれ、こんな道になっちゃった。

麦畑麦畑

冬の畑は作物が少ないですが、この畑では麦が芽を出していました。

黒い土に鮮やかな緑色が映えます。

長屋門の家長屋門の家

そんな畑を作っているのは長屋門があるこんな農家でしょうか。

取手市山王の小貝川取手市山王の小貝川

コテッチャンが言ったように小貝川はとてもきれいな川です。

利根川や江戸川が人工的に造られた真っすぐな部分が多いのに対し、小貝川は自然にできた流れのままのように見えるところが多く、変化に富んでいるのが特徴です。

岡堰岡堰

岡堰にやってきました。これは豊田堰のところで触れたとおり関東三大堰の一つです。対岸は茨城県つくばみらい市。こちら側は相変わらず茨城県取手市です。

岡堰のすぐ上流に岡堰中の島があり、そこに間宮林蔵の像が立っています。若き林蔵は1791年(寛政3年)の小貝川大氾濫で壊れた岡堰の改修工事に参加したことによりその才を認められ、これがのちの間宮海峡発見に繋がることになったのです。

茨城百景『岡堰』碑茨城百景『岡堰』碑

岡堰を過ぎたところにちょっとした公園風のところがあり、そこに『茨城百景 岡堰』と書かれた石碑が立っています。

右に見えるのがその石碑で左奥が岡堰です。

岡堰上流の湿地帯岡堰上流の湿地帯

岡堰そのものは当然ながら現代的な建造物になってしまっていますが、茨城百景というだけありこの周辺はそれなりに情調ある景色が残っています。

岡堰水神岬公園岡堰水神岬公園

岡堰水神岬公園もその中に含まれる一つです。

この公園には小さな水神の社があり、その前に、なぜだかわわかりませんがとても低い鳥居が立っています。

小貝川と筑波山小貝川と筑波山

この付近の小貝川は複雑に蛇行しており、それが景色に変化を与えてくれて楽しいです。

筑波山もきれい。

本日の走行メンバー本日の走行メンバー

本日の走行メンバーは左より、サリーナ、マージコ、レイナ、コテッチャン、ビジターのミッちゃん、カメラはサイダーでした。

小貝川とジオパトラーズ小貝川とジオパトラーズ

貝塚の用水路沿いを行く貝塚の用水路沿いを行く

そろそろお腹が空いたということで、本日の目的地の守谷へ急ぎます。

鳥のみち鳥のみち

守谷はつくばエクスプレスの開通により街がとても大きくなりましたが、守谷駅から1kmほどのところには森が残り、その中に『鳥のみち』というなかなか素敵な遊歩道が通っています。

鳥博士のルビオによれば野鳥が活動するのは早朝とのことなので、ここでの野鳥観察は明日にして、我らがシャトーに急ぎます。

ルビオの塩ギンナンルビオの塩ギンナン

シャトーで出迎えてくれたのは管理人のペタッチではなく、鳥博士のルビオでした。ペタッチは一人では心もとないと、かつて本当のシェフだったルビオに助けを求めたようです。

私たちが到着するなり、ルビオが出してくれたのが塩ギンナン。これは大きくて旨し!

ペタッチ作の鯛メシペタッチ作の鯛メシ

塩ギンナンを頂いていると、やおら管理人ペタッチの登場。ペタッチは超簡単スイッチポン料理と、某師匠から教わった本格料理を出すとのことで、みんなの期待が高まります。

まず出てきたのはなんと、豚の角煮! なぜこれがスイッチポン料理なのだ? ぺタッチは最近、最新式の電気圧力鍋を導入したらしく、AIのお蔭でこれに材料を切って放り込むだけでできるのだといいます。そしてもう一点は鯛メシ!! こちらは巨大鍋で登場。これには全員、『お〜っ!』という叫びと同時に、目が点。(笑)

鯛メシを囲む面々鯛メシを囲む面々

紹介が遅れましたが、右端が我らがシャトーの管理人ペタッチどんです。これでどや、まいったか〜 という顔をしておりますね。

いや〜、鯛メシ、恐れ入りましてござりまする〜 美味かったっす!

パネトーネパネトーネ

デザートはイタリアのパネトーネ。

これは誰が作ったかは不明ですが、本格的にバニラアイスクリーム添えで頂きました。

お宝ムービー大会お宝ムービー大会

ペタッチの豪華料理のあとは、お宝ムービー大会。

ところがサリーナが用意したのはなんとVHSのビデオテープだったので、さあ大変。シャトーにはビデオデッキがないとのことで、てんやわんやの大騒ぎとなったのです。しかしコテッチャンがすべてそろえて持ってきてくれ、問題は無事解決。

ビデオの中身はサリーナの子供の頃の映像かと思いきや、まったく違って1998年のツール・ド・フランスでした。あのイタリアのクライマー、マルコ・パンターニが優勝した年です。まあ、懐かしい! 最初は50インチのテレビで見ていたのですが、その後プロジェクターにも繋げることが判明し100インチの大型スクリーンに投影してのムービー大会となっていったのでした。

利根川の『小堀の渡し』は楽しかったし、小貝川サイクリングロードも快適でした。シャトー・ペタマンチはいつものように荒れていましたが、美味い料理が頂けて満足です。また半年後に定期検査をやりますよ〜


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