自転車で最もうんざりするのが長~いトンネルです。安全な自転車歩行者帯があればまだいいのですが、歩道なし、あるいは狭い歩道だけのトンネルは数多くあります。新設トンネルではぜひ自転車に配慮してほしいし、危険なトンネルではできる限り迂回路を確保してほしいです。それが可能なトンネルも現実にあるのですから。
◆ その1 西伊豆/黄金崎トンネル(2001.03)
約1kmの長いトンネル。迂回ルートなし。しかも、人1人やっと通れる程度の狭い歩道しかありません。暗い上、ほこりがたまって所によっては壁から水がしみだしてスリップしやすい。押して歩いても恐くて不快なトンネルでした。少なくとも自転車には全く配慮されていません。
◆ その2 西伊豆/宇久須の北のトンネル(2001.03)
歩行者と自転車用にやや広めにつくられた歩道。ガードレールもあり安心して走れます。トンネルはつくられた年代によって歩行者や自転車への配慮度が違うようですね。しかし、黄金崎トンネルは本当に危険なので何とかならないものでしょうか。
◆ その3 秩父/大峰トンネル(2003.06)
建設年次が新しければ自転車に配慮されているかと思ったら、そんなことはありませんでした。この2.2kmのトンネル、1990年代の建設らしいのですが、狭い歩道と路肩、そして中央には分離柵があって車はよけてくれません。ジオポタが出会った最も恐ろしいトンネルの一つ。
停車スペースはトンネル内に1箇所のみ。そりゃあ自動車ならそれでいいかもね…。このトンネルに入ったが最後、距離感を失う薄暗い真直ぐな道を、自動車に怯えながらひたすら黙々と走ることになります。
◆ その4 秩父/中津川沿い(2003.06)
歩道が狭いトンネルはどうしようもないのでしょうか。ときにこんな選択肢が残されている場合があります。トンネル開通以前に使われていた旧道です。
地形に沿って曲がりくねっているけれど、自動車にわずらわされず自転車や歩行者にはとても快適な道が残されています。アップダウンが厳しい場合もありますが、トンネルの恐怖とつまらなさに比べるべくもなく、はるかに快適です。
しかし、自転車や歩行者のことを考えたわけではなく単に放置されただけの旧道。道路はひび割れ、朽ち木を乗り越えて進まなければならないことも。自転車・歩行者用の道と位置づけ、メンテナンスしてほしいものです。
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