自転車と環境4 情報編

快適なサイクリングを楽しむには、サインやマップなどの情報提供がとても重要です。ドイツでは充実した情報提供が行われていて、自分の体力や都合に合わせたサイクリングができるようになっていました。だから、家族連れもお年寄りもサイクリングを気軽に楽しんでいます。


◆ サイクリングロードの標識

ロマンチック街道の自転車コース案内標識ドイツの郊外には、サイクリングロードが網の目のように張り巡らされていました。『ロマンチック街道コース』などネーミングされている著名ルートや、そうでなくても快適なルートがたくさん。だから自分のペースや状況に合わせて、その場その場でのコース変更も可能です。

そこで重要なのは、やはりサインとマップ情報。写真は南ドイツで、曲り角には、こんなサインが設けられています。(2003.08)

緑の道のサインこちらはスペイン、鉄道廃線跡を活用した自転車・歩行者道'Vias verdes'(緑の道)のサインです。行き先案内だけでなく、レストランや宿のサインも。まちなかから離れたルートだと、レストラン情報もあると助かります。(2008.08)

◆ サイクリングマップ各種

ドイツのサイクリングマップ各種ドイツでは、都市内規模、郊外を含む規模、地域(例えばバイエルン地方とか)規模など、さまざまなレベルでのサイクリングマップが本屋さんや観光案内で手に入ります。写真はミュンヘン周辺や南ドイツで入手したサイクリングマップです。(2003.08)

ただし街によってはサイクリングマップの重要度が低いこともあるので、ご注意を(例えば山深いオーバーアマガウの観光マップはもっぱらハイキング/登山ルート)。

Munchner Radlspassマップの中身をいくつか紹介します。

これはミュンヘン近郊をカバーした「Munchner Radlspass」。ミュンヘン中心部は1/25,000、周辺は1/50,000の縮尺でバインダー式になっています。自転車道、観光・レジャーのスポット、休憩所(ビヤガルテン)、お薦めサイクリングコースなどを掲載。観光・レジャースポットやコースの解説付き。

Das Blaue Landムルナウ(南ドイツの町)を中心として近郊のお薦めサイクリングコース(7コース)を紹介した地図「Das Blaue Land」。1/50,000の地図にファミリー、マウンテン、長距離の種類別コースと休憩所・インフォメーション・自転車店などが示され、別の冊子にコースごとの高低図と見どころなどが紹介されています。地図上にも簡単な勾配が矢印で示され、わかりやすい。

◆ 標識

ひとこぶらくだの標識イタリア/シチリア島で見た標識。(2000.08)

この「ひとこぶらくだ」は何の標識でしょう? 「ふたこぶらくだ」もあるのです。この先の道にアップダウンがあるというお知らせです。自転車にとっては、心の準備ができるので、ありがたいものです。ふたこぶの標識の後には、本当にふた山ありました。

◆ 夜はライトをつけよう!のサイン

オランダの自転車型のネオンサインオランダ/アイントホーヴェンの事例。無灯火自転車は危険です。「暗くなったらライトをつけよう!」という自転車への啓発ネオンサイン。かわいいね。

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