ジオポタ恒例のゴールデンウィーク企画、今年は丹後半島へ向け、いざ出発! 京都から山陰本線、タンゴ鉄道宮福線へと。これらの電車からの風景は田園、そして山間部への春のおとずれを感じさせるすばらしいものでした。
福知山にて参加メンバー全員が車内で合流。天橋立は後日ということで網野へと急ぎます。
いきなり昼食です。昼食は電車の中で済ませるという案もあったのですが、網野にはなにやらすばらしい『ばら寿司』があるといいます。この情報はきさ家さんの『きこきこ日記帳』よりいただきました。
さっそくおすすめの『とり松』へ向かいます。ここのバラ寿司は鯖の『そぼろ』を二重にした豪華なものでした。
お昼のあとは久美浜に向かって出発です。
『ん〜む、ここは山側が楽しそう! 明日からは海岸沿いのコースだから今日は山の中へ行きましょう!』 とは、いつも野性の勘のサイダー。ありゃ、いきなり計画変更?
ということで、なぜか山へと向かうメンバーでした。
まずは平坦な田園風景。『おおらかで、素敵なとこやな~。』 とは企て人、笑顔の先頭のナオボー。このあたりは、のんびりおしゃべりしながら余裕で楽しく進みます。
しかし、『山の中』ということになれば、やっぱり上り?
徐々に勾配がきつくなってきた。風景も田園から『山』へと変わりつつある。
責任を取って?先頭を引くサイダー。そのあとに企て人ナオボー、サリーナ、ケンボーズと続く。『上りはあそこまでですよ〜。』
ほんまかいな? 疑念を隠せないメンバーなのですが…
『ほ~ら、もう終わった。』
最初の上りを終えると山あいの村に出た。
確かに平らだねえ~、ここは。まだまだ余裕のメンバーは、野花がきれいだとか新緑が素敵だとか言い合っている。
しかし、しばらくすると目指す先の風景は… 道は見当たらず、山が覆い被さり…
『ど~してくれんの、サイダー!(怒)』
『ありゃ、どうしましょ… でも道はあるはずなんですよ、ローマまでね。。』 といいかげんなサイダー。
地元の人に訪ねると、
『ろーまってとこは知らんが、ここを行けば久美浜までは行けるよ。』
教えてもらった道は、幅員は狭いもののきちんと鋪装されていました。
『わぁお、こんなとこ行っちゃって大丈夫かしら~ん?』とは責任重大な企て人ナオボー。
道は山の奥へ奥へと我々を誘います。
『今日は山の中のコースですから…』(汗)のサイダー。
しかし、奥へ奥へと入るにつけ、新鮮な春の芽生えを新たに感じるのです。
『子供のころはよく、こんなところを駆け回ったっけね。』とはチューボーとケンボーズ。
山もずいぶん深まってきた。『峠は越えずにショートカットルートがあるはずなのですが…』
しかしその道には冊が穿たれていた。入れたとしても絶望的なダート。やむなく全員で小さな峠越えです。
ホー、オケキョ〜
『なんや〜いまの、ウグイスやろか?』 『少し音程が悪いような気がしますが、ウグイスですね。』
ナオボーとケンボーズはこんな会話を交わしながら、『のんびりといきましょう〜。』と押しモードに。
勾配は7~8%でしょうか。1kmに満たないくらいの距離をえっちらおっちらと上ります。
快速ジーク、サリーナは余裕で上り、頂上でチューボー、サイダーを励まします。『もうすぐ頂上だよ~、がんばって~。』
上りのあとは豪快なダウンヒルです。
木々の間をかすめるような豪快な下りが終わると里に出た。
『いまの下り、すごかったやな〜、いつの間にあんなに上ったのやろ〜? こっちから上ったらたいへんやな〜』 と驚きのナオボーでした。
里には里の美しい景色が広がっています。
ここからもしばらく緩い下りが続き、久美浜まではあっという間。
久美浜には砂州を挟んで日本海と隔てられた潟湖である久美浜湾があります。
この久美浜湾の南に、四季折々の花で有名な『如意寺』があります。
『関西花の寺25ケ所霊場』の第7番札所で、この時期はミツバツツジが境内をピンクに染めて見事です。9月には萩! 約500種の四季折々の花が境内や散策道を彩るまさに『花のお寺』。
住職が『あの花は○○で、あちらは…』と説明をしてくれました。
植物に詳しいケン・ボーズを中心に境内を散策するメンバー。
ツツジやヤマブキ、そして見知らぬ花もたくさん咲いて心を和ませてくれます。
門の外にはこれから廻る久美浜湾が広がっているのが見えます。
『湾って、なんでこれが湾なんじゃ〜?』とはジーク。
確かに海と繋がっているようないないようなで、湖のようでもありますが。。
久美浜湾の西側は水辺を通る箇所が少ないのがちょっと残念ですが、小高いところからの眺めが麗しい。
おだやかな久美浜湾をぐるりと廻り、網野方面へ少しもどると本日の宿に到着です。
そこは久美浜温泉。ゆっくりお湯に浸かって、今日の疲れを癒します。
夕食は豪華舟盛り付き〜