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国東半島周遊

開催日 2005年03月19日(土)- 03月21日(月)
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★★
難易度 ▲▲△
走行距離 137km
地域 九州

両子(ふたご)山から国見温泉へ
両子(ふたご)山から国見温泉へ

コース紹介

大分県の国東半島を周遊します。周りは海、内陸は山と海山のどちらも楽しめます。この地方は奈良時代より宇佐神宮の神領地として栄え、独特の六郷満山文化を開花させました。中央に聳える両子(ふたご)山を中心に、古刹や遺跡、石仏が数多く散在しています。 今回はそれらを巡りながら山側を中心に楽しみます。車はほとんど通らず、どこもひなびた感じのとても良いところですが、その分飲食できるところが少ないので注意が必要です。舗装路ですが山なので当然上りが多く、中級から上級者向きのコースです。

走行ルート図
地図ベース:国土地理院20万分の1ベース 山旅倶楽部提供 (描画:カシミール3D 他)


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国東半島周遊 初日

安国寺+両子寺

開催日 2005年03月19日(土) 晴
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★☆
難易度 ▲▲△
走行距離 53km
地域 九州

コース紹介

すばらしいロケーションの安国寺から激坂のオレンジロード、両子山武蔵線を経て三浦梅園旧邸へ。山深い両子寺をお参りしたあとは、そこをぐるりと廻って赤根へ下ります。超激坂の上にある国見温泉で『あ~、いいきもち~!』

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻 ルート 備考
大分空港 START 発11:00 地方道
豊後高田国東線
安国寺 15km 着11:40
発12:00
昼食 2km 着12:10
発13:00

オレンジロード
R213沿いの焼肉屋
三浦梅園
旧邸
38km 着15:25
発15:30

両子山武蔵線
しばらくは改修中で見学出来ず
両子寺 44km 着16:15
発16:50

両子山武蔵線
国見温泉 53km 着17:30 泊:『あかねの郷』 8,715円
朝夕付 0978-82-1571

大分空港から安国寺へ向かう大分空港から安国寺へ向かう

ひょんなことから始まった今回の旅、とりあえず押さえた宿は国東半島の中央に聳える両子山のやや北に位置する国見温泉です。行きの飛行機の中で大雑把に今日のコースを検討。

大分空港からR213と平行に走る地方道を北上し、安国寺に向かうことにしました。その地方道が再びR213と合流して、すこし過ぎると安国寺は左の看板。豊後高田国東線に入ります。そしてすぐに左折、田舎らしい感じになってきました。

菜の花が満開菜の花が満開

木々にはちょっと見にはまだ新緑は見られないのですが、草花はすでに蒼青としていて、ところどころに満開の菜の花が匂っています。

安国寺安国寺

くねくねと細い道を幾度か曲がると安国寺に到着。足利尊氏が建立したものの一つで、尊氏の像と一木造りの運慶作の像があります。

静かでのどかな良い感じのロケーションに建つお寺です。境内の内外には梅がひっそりと咲いていました。

前方に両子山前方に両子山

豊後高田国東線をさらに西へ向かうと正面にぽこぽこしたかたちの山がいくつか見えてきました。『あれが両子山かな~』

このまままっすぐ進めば両子山に行き着くのですが、オレンジロードを南下して瑠璃光寺と三浦梅園旧邸に寄ることにしました。

まだ余裕のサリーナまだ余裕のサリーナ

『オレンジロードって素敵な名前ね~』とワクワクのサリーナなのですが…

よれよれと進むサイダーよれよれと進むサイダー

ところがこのオレンジロード、きついのなんの。

いきなり上りが始まり、えっちらおっちらが始まった。

我らがヴェネーノによれば、『しゃれた名前の道は広域農道に多くて、それはたいていとってもきつい!』のだそうです。

『え~、こんな道だったの~~』と山あいのオレンジロードをヨタヨタ進むサイダー。

山間の池山間の池

視界はあまり開けていないので、走ってもさほど楽しくはありません。そうは言っても、ところどころにこんな池があったり、アップがあるならダウンヒルもあるから、そこそこには楽しめます。山笑う季節や紅葉シーズンは良いかもしれませんが、とりあえずはマゾの方におすすめのコースということに(笑)。

川に鯉のぼり川に鯉のぼり

オレンジロードはまだまだ続くのですが、『も、もうダメ~』ということで、瑠璃光寺をパスして両子山武蔵線で三浦梅園旧邸に向かうことにします。

こちらの両子山武蔵線はしばらくはおだやかに民家と農地の間を進みます。

なぜか川の上には鯉のぼりが…

快適な道をどんどこ行く快適な道をどんどこ行く

両側が畑の中を気分良く進みます。道端には菜の花が続きます。

しかしこの道もいつしか山の中へと向かいはじめました。『え~、この道も結局は上りなの~』とサリーナ。

『こっちは視界が開けているからきもちいい~』とオレンジロードではヒーコラだったサイダー。

しかし、ウネウネ度が増して来ると沈黙状態となる二人でした。

大きくなった両子山に向かう大きくなった両子山に向かう

視界が開けると道はどんどん下り、谷沿いになりました。三浦梅園旧邸に立ち寄るも、ここはしばらく改修中で見学出来ないとのことで、そそくさと両子寺へと向かいます。前方に両子山が大きくなってきました。

山の麓まではこんな感じの道が続きます。

両子寺両子寺

最後にちょっとした上りをこなすとそこは山深い両子寺。静かでよい感じの参道。

鬼の石像鬼の石像

その先には長い石段とひょうきん鬼さんが。

奥の院からの眺め奥の院からの眺め

本殿裏の洞窟には不老長寿の霊水が湧いています。サイダー、サリーナともありがたくちょうだいしました。

さてここからは、両子山をぐるりと廻ります。やっぱり上り! 日が陰り、ずいぶん寒くなってきました。山を半周して山香国見線と合流すると、ようやく下りです。豪快に下って、下って、最後に超激坂を上るとそこが国見温泉です。露天風呂から夕日を浴びた両子山を眺めつつゆっくりと汗を流しました。

感想 by サリーナ

国東半島は、外周道路の一部を除くと車もほとんど通らないのどかなところでした。山あいのところどころにひなびたお寺や石仏があり、梅や菜の花も満開でした。公共交通はたまのバスしかなく観光客も少ないのですが、自転車があればお寺めぐりと美しい景色のポタリングをとても楽しめます。ただし山道なのでアップダウンはおおありですが! 町営温泉も心地よく、のんびりリフレッシュできました。

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uploaded:2005-03