国見温泉からの上り
宿の前の激坂をどんどん下り、『どっちかな~』。『ここを行ってもいいけれど、宿の反対側のほうが近いみたい。』とサリーナ。おいおい、早く言ってくれよな。
というわけで激坂を引き返します。ところがこの激坂、宿までかと思ったらとんでもない、道は山中へと向かい、激坂、激坂、ああ~激坂!
下に小さな集落
そのぶん雰囲気はとてもよろしく、木々の間からの眺めもよかったので、良しとしましょう。
舗装路ですが下りはちょっと荒れたところがありました。ググッ~と下ると、ぱっと視界が開けて、ひなびた里に下ります。遅咲きの梅がいい感じ。
しばらく進むとなにやら周囲は変わった山々に囲まれ出しました。夷耶馬というところです。近くには夷谷温泉もあって雰囲気抜群!(TOP写真)
集落を抜ける
今日はこれまで1台も車と遭遇していません。谷沿いをどんどこ進むと、こんな小さな集落を抜けます。
無動寺石仏公園の石仏
道が少し広がったかな、と思うと無動寺に到着。ここで『グラッ』と来ました。地震です。外にいてもちょっと恐いくらいに揺れました。この地震、あとでわかったのですが、福岡県が震源でその地方には大きな被害をもたらしたものです。
裏手にある石仏公園にはこんなひょうきんな石仏が。
応暦寺奥の院への石段
近くの椿堂は弘法大師を祀る『椿大師』。応暦寺には小さな磨崖仏があるとのことで、ちらっと立ち寄るつもりが、300m先の奥の院まで石段を上ってしまいました。静かでいい雰囲気なんだけど、苔むした勾配のきつい石段にへろへろ…。
畑の際に咲く菜の花とサリーナ
真玉のスパランドは温泉。地元の人々で賑わっていました。ここで昼食。他にはレストラン、あまりないからね。
昼食後は海を目指します。畑の中のいい感じのカントリーロードを行くサリーナ。
海辺の景色
海岸沿いのR213に出ました。これまではほとんど出会わなかったのだけれど、国道だけあって、多少車の通りが多くなりました。
対岸は福岡県の行橋あたりでしょうか? 岬を廻るようにして道は上り。
花粉症でダウン
海辺の展望所でちょっとひと休み。花粉症でへろへろのサイダーは上る気力もなく、展望台の足元でごろん!
国道はほどなく海岸線を離れて、海は見えなくなります。そのうち天気が怪しくなってきました。なにやら空からポツポツと冷たいものが…
ダートを行く
国道はあまり楽しくないと、1本内陸の道を行きます。雰囲気はいいのですが、『ありゃ~ん、ダートだよ~』
香々地の先、国道には長いトンネルがあります。トンネルを迂回すべくカントリーロードを進むと、民家の軒先をかすめたり、畑の中になったりと、変化が楽しい。
櫛海というあたりで再び国道と合流したあとは、山香国見線で内陸へ向かいます。
山へ向かう
前方にもこっとした山が現われました。両子山の手前の千燈岳でしょうか? このあたりの山々は良く似た形で高さも同じくらいのものが多く、どれがどれだか良くわかりません。ところどころに現れる畑の菜の花は満開。
重なる山々
山の裾野をぐるっと廻るように進むと、次から次ぎへと山々が現われます。一番遠くのが両子山? このすぐ先に「あかねの郷」への分かれ道があり、激坂を上ると温泉が待っています。