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秋芳洞・秋吉台

萩・津和野・秋吉台 初日

開催日 2009年05月02日(土)晴れ
参加者 ケロガメ/ ジーク/ムカエル
デラリン/サリーナ/サイダー
総合評価 ★★☆
難易度
走行距離 40km
地域 中国

秋吉台スカイライン
秋吉台スカイライン

コース紹介

山口ツアーの初日、まず四十八瀬川を辿り、30kmほど続く山口秋吉台自転車道で秋芳洞へ。秋芳洞は東洋屈指の規模と言われる鍾乳洞で、一見の価値あり。草原に白い岩が顔を出すカルスト台地、秋吉台を『秋吉台スカイライン』で走り抜け、景清洞(かげきよどう)近くの宿まで。宿のそばの『景清洞トロン温泉』で一日の汗を流します。『秋吉台スカイライン』は気持ちの良い道ですが、秋芳洞からはちょっとした上りがあります。

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectRide With GPS

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
新山口駅 START 発12:15 r353 新山口11:53着、椹野川(ふしのがわ)沿い
四十八瀬川 3km 着12:30
発12:30
r28など 四十八瀬川沿いに自転車道
真名湯ノ口 12km 着13:20
発13:20
r31
小田長谷 16km 着13:35
発13:35
自転車道 朝尾川沿い
秋芳洞 25km 着14:05
発15:45
秋吉台道路r32 入場1,200円、所用40分
長者ヶ森駐車場
 秋吉台散策
32km 着16:30
発17:05
秋吉台道路r32 長者ヶ森周辺散策
WCあり
景清洞近くの宿 40km 着17:30
泊:ほっとビレッジ美東★/2食付8,400円
/08396-2-2285
秋遊ウォーク秋吉台

新山口駅にて新山口駅にて

恒例のゴールデン・ウィーク企画、今年は連続8日間に及ぶ過去最長のものになりました。前半を奈良で過ごし、後半はここ山口県と島根県、秋吉台から青海島、萩を経て津和野までの5日間です。

新山口駅に集まったのは6名。みんなよりずいぶん前に到着しスタンバイしていた新人デラリンは、宿泊企画初参加とあって、ちょっとドキドキ。さてデラリンの完走はなるのか?

旧山内家下屋敷長屋椹野川

新山口駅からは椹野川(ふしのがわ)沿いに北上し、 四十八瀬川沿いの自転車道を行くことにします。椹野川沿いは視界が開けて快適ですが、県道353号はそれなりに車の通りがあるので慎重に行きます。

四十八瀬川の土手を行く四十八瀬川の土手を行く

四十八瀬川に入りR9を越えると道がなくなりました。土手の上は通れるか通れないか微妙な感じ。そこに、

『まっすぐ、まっすぐ!』 と叫ぶは、お決まりサイダー野生の勘。今回はどうかな?

四十八瀬川四十八瀬川

500mほどでなんとかそこを脱出、今回は野生の勘、正解だったね。抜けたところの四十八瀬川沿いはほとんど車が通らない快適な道でした。東京付近ではもう終わりの菜の花がここではまだ元気に咲いています。

初々しい緑の中を行く初々しい緑の中を行く

周辺はだんだん森っぽくなってきます。様々な種類の広葉樹がエメラルドから深い緑まで、モザイクのようになって連なっています。ムカエルが先導し、デラリン、ケロガメ、サイダーと続く。

畑の脇を快走!畑の脇を快走!

お天気に恵まれた今日は暑い暑い! 

『デラリン、がんばっていま~す!』 と半袖でデラリンが畑の中をカッ飛ぶ。

見えた!カルスト大地!!見えた!カルスト大地!!

田んぼの脇をサイクリング・ロードは抜けて行きます。ここの田んぼは田植えがされたばかりのようです。

向こうの森の間に緑の丘が見えてきました。

『お~、あれがカルスト台地、秋吉台?』 とみんなで指差し、ワクワク秋吉台目指して疾走します。

秋吉台へ秋吉台へ

小田長谷から朝尾川沿いとなり川幅が広くなります。前方にはカルスト台地の秋吉台がはっきりしてきました。のどかでいい雰囲気の中を快調に進みます。アオサギやシロサギ? おっきな鳥がのんびり川にたたずんでいました。

山に囲まれた中をのんびり行く山に囲まれた中をのんびり行く

『快適走行ですね~』 とデラリンが飛ばせば、ケロガメ、ジークもつられてペダルを回します。自転車道は川沿いのこのあたりがハイライト、広い空、前方と後方に広がる山並みを眺めながら、壮快に走ります。

秋芳洞入口秋芳洞入口

そして川沿いをそのまま行くと、行くと… 先導サリーナが引くも、道は次第に細い細いダートとなり、ついにお店の裏側へ。「ここは行けないよ」とのお店のおばさんの×のジェスチャーで裏道をあきらめ、秋芳洞への参道のような正規ルートを入口までゆっくり進みます。ゴールデンウィークで人出も多く、自転車は慎重にね。入口近くに自転車をとめて、いざ秋芳洞へ!

秋吉台秋吉台

秋芳洞はひんやりとして、百枚皿、傘づくし、黄金柱などいろんな見どころがあり、さすが東洋一といわれる鍾乳洞です。片道40分を楽しんだあとはエレベータでカルスト展望台に行くことにしました。

今から2~3億年前の海底に堆積した生物の死骸が作り出した秋吉台は、広大な緑の草原のあちこちに白い石灰柱群が露出するめずらしいもの。地質学上も貴重な遺産だそうで、特別天然記念物に指定されています。

すばらしい景色だね~、と夏みかんソフト、梨ソフトをなめながらカルスト展望台からの眺めを満喫するジオポタでしたが、行きはよいよい帰りは…? 秋芳洞入口に自転車を取りに戻る道のりは、推定20%近くはあろうかという下り。『ひょっとして、この道を自転車で上るのか?』 と徒歩30分の道のりを無口で下っていく面々。

上り!上り!

秋芳洞入口から自転車で乗り込んだのは『秋吉台道路』、先ほどのカルスト展望台への激坂ではありませんでした、ホッ。とはいってもやっぱり上り(笑)

『さっきよりは勾配が緩やかだよね~』 を合い言葉に、わっせわっせと上ります。へろへろ~と休憩をはさんだあとには、すばらしい景観の快走路が待っていました。

カルストロードカルストロード

秋吉台道路r32はカルストロードと呼ばれ、その名の通り、カルスト台地を緩やかにアップダウンしながら横切っています。次々と変化する景色が見事です。

カルスト台地を疾走カルスト台地を疾走

青空、草原、石灰岩。その広大で美しい景色の中をどんどん走るはデラリン、追うサリーナ。目指すは長者ヶ森です。

草原を疾走草原を疾走

ケロガメとジークも疾走! この草原には、大小さまざまなカレンフェルト(石灰岩柱の群れ)が多くみられる『地獄谷』、なぜかここだけ原生林の『長者ヶ森』、すり鉢状の窪地ドリーネなど、いろいろな見どころがあります。

長者ヶ森長者ヶ森

秋吉台の草原の中に、こんもりと原生林の生い茂るのが『長者ヶ森』です。森をちょっと通り過ぎたあたりに駐車場があり、ここからハイキングルートがいくつかあります。『カレンフェルトの地獄谷まで1時間くらいのハイキングだけど』 というサイダーには、上り疲れか誰も反応しません(笑)  多数決で“さくっと長者ヶ森ハイキング”に決定。

この森は平家の一武将の住処だったという言い伝えが記されていました。森は椿その他の常緑樹でほんとにこんもり、中に入ると別世界です。キャンプ候補地かとチェックしていたケロガメは、『キャンプ禁止』の立て札にちょっとがっかり。

カルスト台地を覆う筋雲カルスト台地を覆う筋雲

さらにどんどんとカルストロードを疾走します。西日に筋雲が広がる広大な景色の中を走り、大正洞入口を過ぎて2kmほどいくと、本日のお宿が現れました。

ほっとビレッジ美東ほっとビレッジ美東

『上り坂、大変だったでしょう!』と迎えてくれたのは、「ほっとビレッジ美東」のご主人のステキな笑顔。まずはすぐ近くの景清洞トロン温泉の露天風呂で汗を流し、続いて宿で洋風のおいしい夕食をがんがんといただきます。至福の時間を過ごし、秋芳洞も秋吉台も良かったね、明日は日本海だ~ と盛り上がって本日終了!

ひとこと by デラリン

ジオポタでの初めてのお泊りツーリング、楽しかったぁ~!
楽しかったけど、登りはツラカッタぁ~。
登りに限ってジークのシャーと言う音とともにサァーと駆け上がっていく後姿は
「嘘やろ・・?」「信じられへん!」
正直なところ、デラりんは皆さんについていくのがやっとでした。

でも参加できた4日間はどれもこれもすばらしく・・・
初日の川沿いの自転車道からはじまり、秋芳洞、トロン温泉の露天風呂。
次の日は石柱渓から豊田湖の快走。マラニックの人達。(そうめん流しをGETできなかったのがちょっと残念。)
3日目の明け方の海の色とトンビの鳴き声。道が見つからず途中で断念した海岸。萩市内の著名な方々の旧跡。藍場川のメタボ鯉。
4日目は前半の快晴が新緑をますますきれいに見せ、阿武川ダム、長門峡での快走の心地よい風。途中で二度も従業員トイレを借りたこと。でもこの日は荷物が軽くなったこともあり、ムカエルを登りで抜いた事はちょっと自信につながりました。へへへ!

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uploaded:2009-05-15