新山口駅にて
恒例のゴールデン・ウィーク企画、今年は連続8日間に及ぶ過去最長のものになりました。前半を奈良で過ごし、後半はここ山口県と島根県、秋吉台から青海島、萩を経て津和野までの5日間です。
新山口駅に集まったのは6名。みんなよりずいぶん前に到着しスタンバイしていた新人デラリンは、宿泊企画初参加とあって、ちょっとドキドキ。さてデラリンの完走はなるのか?
新山口駅付近
新山口駅は名称からすると新駅のように思えますが、実はこの駅は2003年(平成15年)までは小郡駅(おごおりえき)と称していたもので、『のぞみ』が停車することになり、さらに平成の大合併で小郡町と山口市の合併の協議が進んでいることもあり、駅名変更となったそうです。
椹野川竣工記念碑
新山口駅からは椹野川(ふしのがわ)沿いに北上し、 四十八瀬川沿いの自転車道を行くことにしました。椹野川はかつては度々氾濫していたようで、ここには明治時代に建てられた椹野川竣工記念碑が立っています。
椹野川
椹野川沿いは視界が開けて快適ですが、県道353号はそれなりに車の通りがあるので慎重に行きます。
四十八瀬川の土手を行く
四十八瀬川に入りR9を越えると道がなくなりました。土手の上は通れるか通れないか微妙な感じ。そこに、
『まっすぐ、まっすぐ!』 と叫ぶは、お決まりサイダー野生の勘。今回はどうかな?
四十八瀬川の土手道
草だらけだった土手上はいつの間にか草がなくなり道らしくなってきました。
四十八瀬川
そして500mほど走ると舗装路になりました。今回は野生の勘、正解だったね。抜けたところの四十八瀬川沿いはほとんど車が通らない快適な道で、東京付近ではもう終わりかけている菜の花が元気に咲いています。
山口宇部道路の高架橋
静かな住宅地の先に突然巨大構造物が現れました。山口宇部道路です。山口宇部道路は県道ですが自動車専用道路のようですね。
山に入る
山口宇部道路の下をくぐり抜けると、四十八瀬川沿いの道の周囲はぐっとスペースが狭まり、山に入って行きます。
初々しい緑の中を行く
周辺は森に。様々な種類の広葉樹がエメラルド色から深いヴィリジャンまで、モザイクのようになって連なっています。
そんな景色の中をムカエルが先導し、デラリン、ケロガメ、サイダーと笑顔で続きます。実はこのあと道はちょっとした上りとなり、県道の小郡三隅線に出て二本木峠を越えなければならないのですが、この時はまだそれを知る者はいません。(笑)
二本木峠を越えた小郡三隅線
残念ながら二本木峠越えの写真はお見せできませんが、なんとか峠を越えた私たち。
峠で休憩したら真名湯ノ口まで山間のダウンヒルが待っていました。
自転車道を行く
小田長谷からは自転車専用道の山口秋吉台公園自転車道線に入ります。
この道は厚東川(ことうがわ)に沿って続いており、道脇は田んぼで快適です。
見えた!カルスト大地!!
この田んぼは田植えがされたばかりのようで、小さな稲の苗が並んでいます。
先の森の上に緑の丘が見えてきました。
『お~、あれがカルスト台地、秋吉台?』 とみんなで指差し、ワクワク秋吉台目指して疾走します。
田んぼの脇を快走!
お天気に恵まれた今日は暑い暑い!
『デラリン、がんばっていま~す!』 と半袖でデラリンが畑の中をカッ飛ぶ。
赤い屋根がある景色
狭かった田んぼが広がり、その向こうに赤い屋根の民家がいくつか見えます。あれはトタンではなく瓦屋根です。このあたりの瓦は赤いのです。
秋吉台へ
前方にはカルスト台地の秋吉台がはっきりしてきました。のどかでいい雰囲気の中を快調に進みます。アオサギやシロサギなどの大きな鳥がのんびり川の中に佇んでいました。
山に囲まれた中をのんびり行く
『快適走行ですね~』 とデラリンが飛ばせば、ケロガメ、ジークもつられてペダルを回します。自転車道は川沿いのこのあたりがハイライト、広い空、前方と後方に広がる山並みを眺めながら、壮快に走ります。
このあと道は厚東川を離れ、秋芳洞から流れ出てくる稲川沿いに入ります。
秋芳洞アプローチ
そして川沿いをそのまま行くと道は次第に細いダートとなり、秋芳洞の入口に連なるお店の裏側に出ました。ところが、「ここは行けないよ」とのお店のおばさんの×のジェスチャーでこの先は諦め、参道のようになっている正規ルートに戻り、秋芳洞の入口までゆっくり進みました。ゴールデンウィークで人出も多く、自転車は慎重にね。入口近くに自転車を停めて、いざ秋芳洞へ!
このアプローチに流れているのが稲川です。
秋芳洞入口
さすがに東洋一といわれる鍾乳洞の秋芳洞入口。ゴールデンウィークのこの日は入口から奥まで行列ができていました。
秋芳洞入口にて
本日のメンバーは左から、鼻が痒いジーク、まだまだ元気なデラリン、おいらはいつでも元気さのムカエル、ここまでは順調よのサリーナ、フライデイでがんばるケロガメ、カメラはサイダーでした。
百枚皿
秋芳洞はひんやりとしていい気持ち。この温度は四季を通じて17℃で一定だそうです。
内部には百枚皿を始め、様々な鍾乳石が並んでいます。百枚皿は実は500枚以上あるそうですよ。
黄金柱
これは黄金柱! 黄金でできているわけではなさそうですが。(笑)
くらげの滝のぼり
くらげの滝のぼり! 秀逸なネイミングですね〜
片道40分の見学を楽しんだあとは、エレベータでカルスト展望台に行くことにしました。
カルスト展望台より秋吉台を望む
秋吉台は今から2~3億年前の海底に堆積した生物の死骸が作り出したもので、広大な緑の草原のあちこちに白い石灰柱群が露出するめずらしいもの。地質学上も貴重な遺産だそうで、特別天然記念物に指定されています。
すばらしい景色だね~、と夏みかんソフトや梨ソフトをなめながらカルスト展望台からの眺めを満喫するジオポタでしたが、行きはよいよい帰りは… 秋芳洞入口に自転車を取りに戻る道のりは推定20%近くはあろうかという下り。『ひょっとして、この道を自転車で上るのか?』と徒歩30分の道のりを無口で下っていく面々。
秋芳洞からの上り
秋芳洞入口から自転車で乗り込んだのは『秋吉台道路』。先ほどのカルスト展望台への激坂ではありませんでした、ホッ。とはいってもやっぱり上り(笑)
『さっきよりは勾配が緩やかだよね~』 を合い言葉に、わっせわっせと上ります。へろへろ~と休憩をはさんだあとには、すばらしい景観の快走路が待っていました。
カルストロード
秋吉台道路r32はカルストロードと呼ばれ、その名の通り、カルスト台地の中をアップダウンを繰り返しながら横切って行きます。次々と変化する景色が見事です。
カルスト台地を疾走
青空、草原、石灰岩。その広大で美しい景色の中をどんどん走るはデラリン、追うサリーナ。目指すは長者ヶ森です。
草原を疾走
ケロガメとジークも疾走! この草原には、大小さまざまなカレンフェルト(石灰岩柱の群れ)が多くみられる『地獄谷』、なぜかここだけ原生林の『長者ヶ森』、すり鉢状の窪地ドリーネなど、いろいろな見どころがあります。
牽くサイダー
ここは広くて気持ちいいね〜 と先頭を牽くサイダー。
長者ヶ森
秋吉台の草原の中にこんもりと原生林の生い茂るのが『長者ヶ森』。
森をちょっと通り過ぎたあたりに駐車場があり、ここからハイキングルートがいくつか伸びています。『カレンフェルトの地獄谷まで1時間くらいのハイキングだけど』 というサイダーには上り疲れか、誰も反応しません。
長者ヶ森入口
多数決でさくっと長者ヶ森ハイキングに決定。
長者ヶ森の木々
この森には平家の一武将の住処だったという言い伝えが残されています。森は椿その他の常緑樹でほんとにこんもりしており、中に入ると別世界が広がっていました。
ここでキャンプできそうかなとチェックしていたケロガメは、『キャンプ禁止』の立て札にちょっとがっかり。
北山
長者ヶ森のすぐ北にはその名も北山という標高367.6 mの小山があります。その横がカルストロードのピーク地点です。
カルスト台地を覆う筋雲
そのピークまで上ったら、今度はダウンヒルでどんどことカルストロードを疾走。
西日に奇妙な雲が広がる広大な景色が広がっていました。
ほっとビレッジ美東
大正洞入口を過ぎて2kmほど行くと、本日のお宿が現れました。
『上り坂、大変だったでしょう!』と迎えてくれたのは、「ほっとビレッジ美東」のご主人のステキな笑顔。まずはこのすぐ近くの景清洞トロン温泉へ向かいその露天風呂で汗を流し、続いて宿に戻って洋風のおいしい夕食をがんがんといただいたのでした。
至福の時間を過ごし、秋芳洞も秋吉台も良かったね、明日は日本海だ~ と盛り上がって本日終了!
ひとこと by デラリン
ジオポタでの初めてのお泊りツーリング、楽しかったぁ~!
楽しかったけど、登りはツラカッタぁ~。
登りに限ってジークのシャーと言う音とともにサァーと駆け上がっていく後姿は
「嘘やろ・・?」「信じられへん!」
正直なところ、デラりんは皆さんについていくのがやっとでした。
でも参加できた4日間はどれもこれもすばらしく・・・
初日の川沿いの自転車道からはじまり、秋芳洞、トロン温泉の露天風呂。
次の日は石柱渓から豊田湖の快走。マラニックの人達。(そうめん流しをGETできなかったのがちょっと残念。)
3日目の明け方の海の色とトンビの鳴き声。道が見つからず途中で断念した海岸。萩市内の著名な方々の旧跡。藍場川のメタボ鯉。
4日目は前半の快晴が新緑をますますきれいに見せ、阿武川ダム、長門峡での快走の心地よい風。途中で二度も従業員トイレを借りたこと。でもこの日は荷物が軽くなったこともあり、ムカエルを登りで抜いた事はちょっと自信につながりました。へへへ!

