1816-18

ブレッド湖

スロヴェニア・クロアチア 18

開催日 2018年08月17日(金)快晴
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★☆
難易度
走行距離 10km

ブレッド湖
ブレッド湖

コース紹介

スロヴェニアで最も有名な観光地、ブレッド湖周辺を散策。湖畔の高台にお城を訪ね、ゆらゆらゴンドラ舟に乗って湖に浮かぶ瞳のようなブレッド島に渡る。夕陽のビーチで遊んだら、丘に上って湖と周辺を一望する絶景に出会います。

動画(06'08" 音声:一部にあり)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN ConnectGPSies

発着地 累積距離 発着時刻  ルート 備考
宿 (START) 発08:20 徒歩 Jazz Hostel Bled
Bled城 (2km) 着09:20
発10:10
徒歩 いったんゴンドラ舟乗り場で時間を確認後、Bled城へ
Pletna Bled (3km) 着10:30
発12:00
徒歩
ゴンドラ舟でBled島へ/往復14€/島の滞在30分/所要75分
宿 (4km)
START
着12:50
発16:20
湖畔道 昼食:部屋で自炊
Mlino 2.5km 着16:50
発16:55
湖畔道
Zaka beach 4.5km 着17:00
発17:40
湖畔道 ビーチで休憩
Mala Osojnica入口 6.5km 着18:00
発19:10
湖畔道 見晴し台/周回徒歩1.5km
宿 10.0km 着19:30
夕食:Jazz Hostel Bled
泊:Jazz Hostel Bled/82.54€
時差: -7h(サマータイム)/日の出05:20ごろ、日の入21:20ごろ /
為替レート:1€=130円/持物リスト料理

観光に出発観光に出発

ブレッドの朝は快晴です。

部屋の前のテラスでゆっくり朝食をとったあと、徒歩でブレッド観光に出発。

聖マルティン教会聖マルティン教会

宿から湖まで下りてくれば、朝日に映えて聖マルティン教会の塔が聳えています。

ブレッド城ブレッド城

そしてその先には、木々の間から高台の上にブレッド城が見えました。

今日はあとで訪れる予定です。

ブレッド湖ブレッド湖

まずはブレッド湖まで下りてきてみました。

快晴の空を映すブレッド湖の奥には、白い教会の塔のあるブレッド島が望めます。

白い睡蓮の花白い睡蓮の花

湖面は青空を映して輝いています。近くの水面には、白い睡蓮の花が咲いていました。

ブレッド城と水鳥ブレッド城と水鳥

ブレッド島に行くには、ゴンドラ舟に乗るのが定番。

ゴンドラ舟乗り場はブレッド城の対岸、ブレッド・カジノの前にあります。行ってみると舟は10時からだそうで、今は9時過ぎなので先にブレッド城に行くことにしました。

ブレッド城への上り坂ブレッド城への上り坂

さてブレッド城。崖の上にあるのですから、当然山道をかなり上らなくてはいけません。

林の中のつづら折りの徒歩道を上っていきます。

城の入口城の入口

坂道や階段をゆっくりゆっくり上って、やっとお城の入口に到着。入場料を払って入ります。

門の向こうに城の塔がみえて、その『お城感』は堂々たるものです。

石畳の坂道石畳の坂道

石畳の坂道を上っていけば、次第にブレッド湖が後ろに見えてきました。

ブレッド城に入るブレッド城に入る

ブレッド城はもともと11世紀初めに建てられたそうですが、現在見られる城は16世紀の建築です。

城内には、チャペルやいくつかのミュージアム、そしてカフェやワインセラーがあります。

上階テラス上階テラス

ここは上階テラス。

半分はお城の建物に囲まれ、半分はブレッド湖を望むテラスになっています。

ブレッド湖とサリーナブレッド湖とサリーナ

そのテラスからの眺めは、ブレッド湖とブレッド島が見渡せる絶景でした。

これにはサリーナも大満足。

ブレッド島ブレッド島

雲一つない青空の下、湖に浮かぶ小さなブレッド島は絵画のように美しい。さすが、スロヴェニアで最も有名な観光地だけありますね。

ユリアン・アルプスの白い頂ユリアン・アルプスの白い頂

そして西の方を見てみれば、丘の間からユリアン・アルプスの白い頂が顔を覗かせています。

チャペルの内部チャペルの内部

テラスからの景色を堪能したら、チャペルに入ってみましょう。

ゴシック様式のチャペル内部の壁は、ピンクや黄色の絵に埋め尽くされています。主祭壇の両側には、城主のヘンリー二世とその妻が描かれています。

チャペルの天井チャペルの天井

天井にも鮮やかな絵が描かれています。

見張り台の通路と塔見張り台の通路と塔

次に、下階テラスを囲む建物へ。この建物には見張り台となる2階の通路が塔まで続いています。

下階テラスを見る下階テラスを見る

通路から南を向けば、下階テラスのカフェと、建物の間からエメラルドグリーンのブレッド湖が見えます。

ブレッドの町ブレッドの町

そしてこちらは、ブレッド湖の東側、ブレッドの町の中心方面を見たところ。

町の中心といっても緑が多く、その先には山並みが連なっています。

プレトナプレトナ

さて、お城観光を終えたら改めてゴンドラ舟乗り場へ。このゴンドラはプレトナ(Pletna)と呼ばれ、20人ほどが乗れる手漕ぎの木造平底ボートです。

プレトナの始まりは1590年に遡ると言われ、漕ぎ手は代々家族に受け継がれているそうで、料金は漕ぎ手に直接支払うため、チケット売り場などはありません。日本の川下り舟などと違って、漕ぎ手は後ろにいますね。

プレトナのサイダープレトナのサイダー

爽やかな湖面をゆらゆらと進むスローな舟旅、なかなか楽しい。

エメラルドグリーンのブレッド湖のまわりの景色をゆっくり眺めながら進みます。

湖からみたブレッド城湖からみたブレッド城

先ほど訪れたブレッド城が後ろになりました。

湖からは、ほんとに急な崖の高台になっていますね。

ブレッド島ブレッド島

船着き場を出てから20分ほどでブレッド島に到着。

緑の木々にこんもりと覆われた丸っこい島の真ん中に白い教会の塔。おとぎ話の世界のようです。

聖マリア教会聖マリア教会

島に着いたら40分ほど自由時間。階段を上るとすぐに聖マリア教会の前の小さな広場に出ます。

ここにはカフェやお土産屋さんもあります。

聖マリア教会内部聖マリア教会内部

島に教会が建てられたのは8〜9世紀に遡るそうですが、現在の建物は17世紀の改築によるバロック様式です。

天井から垂れ下がったロープを引っ張って鐘を3回鳴らせば、願い事が叶うんだそうな。このロープ、結構重いです。

南の船着き場南の船着き場

次に、島一周にチャレンジ。といっても一周400mくらいです。

私たちが着いたのは島の北の船着き場ですが、南にも船着き場がありました。

水辺のサイダー水辺のサイダー

水辺の小道からブレッド城やブレッドの町の眺めを楽しむ。

そして湖をよく見れば、ちっちゃい魚がたくさん泳いでいます。

北の船着き場北の船着き場

ぐるっと一周して北の船着き場に戻ってきました。

そろそろ出発の時間です。乗ってきたプレトナはどれだっけ? あ、青と白のシマシマのやつでした。

ブレッド島を出発ブレッド島を出発

湖にはプレトナが行き交っています。帰りものんびりゆっくりと、手漕ぎのプレトナは湖面を進む。

湖を進む湖を進む

静かなブレッド湖ではボート競技も行われるようで、朝早くには競技用ボートが練習していました。

また、今はやりのスタンドアップパドルボードを楽しむ人たちもいます。

町に戻る町に戻る

ブレッドの町に戻ってきました。

昼になったので、スーパーで買い物していったん宿に帰ります。

部屋の前でランチ部屋の前でランチ

そして、部屋のキッチンで簡単に調理し、宿の部屋の前のテラスでランチです。

今日のメニューはオイルサーディンのミックスサラダ、ソーセージとパプリカのちょうちょパスタ。白ワインでカンパ〜イ。

自転車で出発自転車で出発

ゆっくりランチ、その後昼寝などをしていると、気がついたら午後4時過ぎ。

あわてて準備して、自転車でブレッド湖一周に向かいます。

MlinoMlino

湖沿いに時計回りで進むと、ムリノ(Mlino)にやってきました。湖岸で遊ぶ人たちもいます。

中心から少し離れるだけで、すぐにのんびりした雰囲気になります。ここにもプレトナの発着場があるそうです。

ブレッド島とブレッド城ブレッド島とブレッド城

さらに走って、ブレッド島の南、ブレッド城の対角線の位置にきました。

ブレッド島、どこから撮っても絵になりますね。

湖の対岸に到着湖の対岸に到着

湖のちょうど町から反対側までやってきました。泳ぐのはこのあたりのビーチがお勧め、と宿のおじさんに教えてもらっていたところです。

この近くにはキャンプ場もあります。「さて、どのあたりで泳ぐかな〜」とサイダー。

Zaka beachZaka beach

ここはZakaというビーチ。日は傾いてきていますが、ビーチには結構たくさん人がいてくつろいでいます。

湖にブレッド島とブレッド城、背景には山並みと、いい感じ。

湖のサリーナ湖のサリーナ

ではさっそく水の中へ。アドリア海以来、久しぶりのビーチです。

かなり冷たいかと思ったけど、入ってしまえば気持ちいいね〜、とパチャパチャ遊ぶ。

城とサリーナ城とサリーナ

ブレッド城を見ながら泳ぐ。豪華な背景でいい気分です。

見晴し台への道見晴し台への道

湖に浸かってリフレッシュしたら、ブレッド湖を見下ろす見晴し台に上ることにしました。これも宿のおじさんに教えてもらった情報です。

登り口がどこかわからずちょっとウロウロしましたが、ビーチから少し戻ったところに入口が。すぐにダートの上りになったので、自転車を置いて徒歩で上ります。

ゴロ石道を上るゴロ石道を上る

その上り道は周回コースなのでどちら回りで行くか悩ましいところでしたが、とりあえず勾配が緩い方の遠回り道を選択。反時計回りです。

『勾配が緩い』といっても結構な山道で、しかもゴロゴロ石。あまり上っている人もいないので「こっちで大丈夫かな?」とちょっと不安も。

木漏れ日の中木漏れ日の中

夕陽の木漏れ日の中を上っていきます。

サイダーはサンダルなので、ちょっとヨロけそうになりながら進む。

見晴し台に到着見晴し台に到着

結構遠いね〜、と言いつつ上っていると、木々の向こうに何人かの人がいる場所に出ました。ようやく見晴し台に到着です。

ブレッド湖全景ブレッド湖全景

そこの前に出てみると、「おお〜!」

ブレッド湖の全景とその真ん中に瞳のように浮かぶ小島。そして周囲の森や山々まで一望に見えます。(TOP写真も)

ブレッド島ブレッド島

午前中に訪れたブレッド島。教会などの建物がくっきりと見えます。

ブレッド島とブレッド城ブレッド島とブレッド城

夕陽を真正面から受けるブレッド島のまっすぐ後ろには、崖の上のブレッド城が。

長い階段長い階段

ブレッド湖のすばらしい景色を堪能し、見晴し台をあとにします。

帰りの道は湖に向かって急坂をジグザグに下りていきます。そして転げ落ちそうな長〜い階段がありました。

階段を下りる階段を下りる

この階段、手すりなしではかなり危なそう。

落っこちないように慎重に下りていくサイダー。

途中からの湖の景色途中からの湖の景色

帰り道には、ときどき湖が見渡せる場所があります。

こちら側から時計回りに上ってきた人たちは、超絶的な激坂に息も切れ切れ。下りていく私たちに「この先上ると、もっといい景色が見えるの〜?」と、この辺りでやめたい様子。はい、まだ少しあるけどがんばって!

宿へ向かう宿へ向かう

自転車を置いたところに戻ると、すでに夕方7時になっていました。

あとは湖をまわってブレッド城の下を通り、宿に向かいます。

湖沿いを走る湖沿いを走る

そろそろみんな、ビーチから歩いたり自転車で引き上げようとしている時刻。

馬車を追う馬車を追う

湖の南側では主に車と一緒の道路を走りましたが、北側の湖沿いは自転車や徒歩の道になっていて走りやすく楽しい。

サイダーの前には馬車が走っていました。

夕食はバーベキュー夕食はバーベキュー

そして宿に到着。今日は宿の食堂でバーベキューが食べられるというので、食堂に行ってみました。この宿"Jazz Bled"のオーナーはもちろんジャズ好き。壁にはジャズメンの絵が描かれています。

チキンやソーセージ、ポークなどがばんばんグリルされ、次々とお皿に乗ってきます。サラダやベークドポテトも山盛りで「いただきま〜す」。

さて、明日はラドヴリツァやヴィントガル渓谷など、ブレッド近郊の見所を自転車で巡ります。

< 前日へ スロヴェニア・クロアチア TOP 翌日へ >
世界自転車コースリスト GEO POTTERING home