1914-07

リャチョン/カパチカ半島/チチカカ湖

ペルー 7

開催日 2019年08月06日(火)快晴
参加者 サリーナ/サイダー
総合評価 ★★
難易度

夕暮れのチチカカ湖
夕暮れのチチカカ湖

コース紹介

機中からアンデス山脈の中で噴煙を上げるサバンカヤ火山や真っ平らなアルティプラーノを眺め、フリアカで自転車タクシー・チョロに驚き、チチカカ湖の畔でトトラの野焼きを眺め、カパチカ半島の静かなリャチョン村を散策します。

動画(04'44" 音声:BGMのみ)

地図:GoogleマップgpxファイルGARMIN Connect/GPSies

発着地 累積距離 発着時刻  移動手段 備考
Arequipaの宿
2,300m
発05:50 タクシー Los Andes B&B/朝付
Arequipa空港 着06:20
発08:20
Air 朝食:サンドイッチ
LA2116/S1,082.5(フリアカまで)
Lima空港 着09:50
発11:20
Air LA2097/出発1h遅れ
Juliaca空港
3,840m

(START)
着13:25
発13:45
タクシー タクシー:S120
Juliaca
3,830m
(4km) 着14:00
発14:10
タクシー 水と果物購入
Capachica
3,870m
(46km) 着14:50
発15:00
タクシー お祭り
Llachónの宿
3,840m
(61km) 着15:15
夕食:S15/人
泊:Casa de Valentin /$19.55/朝付
時差:UTC-5, JST-14 /日の出06:02、日の入17:30/為替レート:S1=33円=US$0.3
Puno 8月:17°〜-3°C、9mm

ストで押し返されるバスストで押し返されるバス

今日はアレキパ(Arequipa)から、チチカカ湖(Lago Titicaca)の畔にあるカパチカ半島(Península de Capachica)のラチョン(Llachón)に移動します。チチカカ湖はこの旅の前半のメインスポットで、とても楽しみです。

この移動はバスの予定でしたが昨夜大騒動が起こり変更を余儀なくされ、急遽飛行機でアレキパから脱出することになりました。

早朝、タクシーで空港に向かっていると、あちこちに大勢の人が集まっているのが見えます。ストライキの群衆です。彼らはワゴン車に乗ってあちこちからやってきているようです。線路の向こう側の道路を二台のバスがもの凄い勢いでバックしています。いったい何事だろうと思って良く見ると、バスの正面から二台の車がバス目掛けて走ってきています。バスの進路をふさいで追い返しているのです。

これが昨夜の大騒動の原因です。ストライキでバスはアレキパの街中に入れず、私たちが乗る予定だったバスは運行中止に追い込まれたのです。

ミスティ山ミスティ山

空港が近づくと、聖なる山ミスティ山が現れました。

写真ではうまく表現できませんが、この山はとても存在感があります。

ラタム航空の飛行機とチャチャニ山ラタム航空の飛行機とチャチャニ山

今日の目的地のラチョンの最寄りの空港があるフリアカ(Juliaca)まではバスだと5時間です。しかし飛行機ではリマ経由でないと行けないので、それと同じくらい掛かります。しかもチェックインは出発の2時間前と、国際線並みの時間が必要とのこと。これだけで少なくとも2時間余計に掛かってしまします。しかし、宿泊地を替えずに済んだのはラッキーというものでしょう。

ようやく搭乗時刻になりました。ラタム航空の飛行機のうしろには、昨日一日中見ていたチャチャニ山が聳えています。

渓谷渓谷

フライトはアレキパからリマまでが一時間半、リマからフリアカが二時間です。せいぜい景色を楽しむことにしましょう。

アレキパを離陸した飛行機は赤茶けた山の上を飛んで行きます。その山の中に渓谷が現れました。アレキパの近くにはコンドルが飛ぶことで有名なコルカ渓谷(Cañón del Colca)があるのですが、もしかしたらこれがそうでしょうか。

砂漠の中の一本道砂漠の中の一本道

そのうち山は退き、砂漠らしきところに入ったようです。その中をまっすぐな道が一本通っています。

これは南北アメリカ大陸の国々を結ぶ、パンアメリカン・ハイウェイかもしれません。

太平洋から押し寄せる雲太平洋から押し寄せる雲

リマが近づいてくると、窓の上の方が真っ白になりました。雲です。

この上部側は太平洋側なので、この雲のように見えるものが冬の間リマの上空を覆うという、ガルーアと呼ばれるものなのかもしれません。

どこまでも続くアンデス山脈どこまでも続くアンデス山脈

リマでの乗り継ぎ便は一時間遅れで離陸し、アンデス山脈の上を飛んで行きます。

ああ、アンデス山脈。8,000km近くに及ぶ世界最長の山脈。途切れることのない山ひだ。これがアンデスか・・・

ソリマナ山ソリマナ山

アンデス山脈の山はみんな標高は高いのですが、このあたりは緯度が低いため、雪はまったくと言っていいほど見られません。

そんな中で一際高い山が見えてきました。山頂付近には雪を抱いています。この山はソリマナ山(Solimana:6,039m)でしょう。

コロプナ山コロプナ山

その隣にあるもう一つの雪山はコロプナ山(Coropuna:6,377m)。丸っこい頭が特徴です。

噴煙上げるサバンカヤ火山噴煙上げるサバンカヤ火山

アレキパから北西80kmにあるサバンカヤ火山(Sabancaya:5,976m)は2017年に噴火しましたが、なんと昨日も噴火し、その噴煙は海抜9,400mまで上昇したそうです。

これがそのサバンカヤ火山です。こんなふうに激しく噴煙を上げる火山を目の前で見たのは始めてです。今日は快晴でここまで空は真っ青だったのですが、このあたりに来て急に薄ぼんやりして来たのは、この噴煙のせいでしょう。

ミスティ山とチャチャニ山ミスティ山とチャチャニ山

サバンカヤ火山が現れたということはアレキパが近づいたということです。

今朝私たちが見た、ミスティ山とチャチャニ山も見えてきました。

アルティプラーノアルティプラーノ

私たちの便はフリアカに向かっています。下にあったアンデス山脈がなくなり、一面の平原が現れました。

これはアルティプラーノ(altiplano)と呼ばれる標高4,000m付近に広がる平原です。アンデス山脈はこの少し北で東西に別れ、その間に広大な平原を作り出しているのです。

フリアカフリアカ

予定より一時間遅れの13時半にフリアカの空港に着きました。ここの標高は3,800m以上あり、富士山山頂より高いです。私たちは標高4,000m以上を経験したこともありますが、そこで活動と言うほどのことはしてきませんでした。ですからこの高度はほとんど未経験と言っていい高さです。どうなるかな。

ここから今宵の宿があるカパチカ半島のラチョンまではタクシーで行くか、フリアカの街まで出て、コレクティーボ(共同ミニバス)に乗るかの選択です。すでに当初予定よりだいぶ遅れているので、不本意ながらタクシーに乗ることにしました。

空港内のパブリックカウンターで聞くと、ラチョンまでは150ソーレスだそうですが、運転手と交渉してなんとか120ソーレスになりました。この値段はプーノ(Puno)までの80ソーレスに比べ割高な気もしますが、ラチョンまでの方が距離が長い上、復路は客が見込めないことから、やむを得ないのかもしれません。

フリアカの果物屋フリアカの果物屋

ラチョンに向かう前にフリアカの街中で果物と水を調達しました。

ラチョンには食堂がなく、食料が買えるような店もほとんどないのです。

チョロチョロ

フリアカはなんとなくアジアっぽいです。露店がたくさんあり、三輪のモトタクシーや、インドあたりではリクシャー、タイやラオスではサムローと呼ばれる自転車タクシーもたくさん走っています。

この自転車タクシーはここではチョロと呼ばれるようです。ちょろちょろ走るからチョロ?

おしゃれなチョロおしゃれなチョロ

チョロの中にはこんなふうに彩り豊かに着飾ったものもあります。

このおばさんは上のチョロの横をすり抜け、こちらのちょっとおしゃれなチョロに乗って去って行きました。値段が同じだったらやっぱり、ちょっとでも綺麗な方がいいですね。

火事?火事?

フリアカの中心部から南東に向かえば、ここは市街地を急速に拡大しているようで、建設中の建物が道の両側にびっしり。

その先に黒い煙が立ち上っているのが見えます。我らが運転手は、あれはどうやら火事のようだと言います。

フリアカ郊外の景色フリアカ郊外の景色

建設中の建物がなくなり、のんびりした農地が広がるようになりました。

このあたりの地面は茶褐色で、それがどこまでも続くのですが、驚いたことに平らなところは全部耕されていて畑になっています。その畑に一つも作物が見当たらないのは、今が冬で乾期の真っ最中だからだそうです。これが12月にもなると、一面が緑になるそうです。

広がる火元広がる火元

あの黒煙が近づいてくると、火元は一カ所ではなく複数箇所であることがわかりました。

我らが運転手はやっとこの煙の正体がわかったらしく、あれはトトラ(Totora)を燃やしているのだと言います。トトラは葦に似た植物で、このあたりの湖畔にたくさん生えているそうです。

燃えるトトラ燃えるトトラ

私たちは今チチカカ湖に向かっているのですが、そのチチカカ湖にはトトラで作られた浮き島で生活する人々がおり、トトラは昔からその他にもいろいろな使い方がされ、このあたりの人々にとっては大切な植物なのだそうです。

そのトトラの生育を促すために、時々こうしてトトラを燃やすことがあるのだそうですが、本当はこの行為は法律で禁止されているとか。

カパチカカパチカ

カパチカの集落の入口で私たちの車は突然通せんぼを食らいました。道の真ん中に石が置かれ、通行できないようになっています。まさかここでもストライキ?

一人の男がやってきて、運転手となにか話しています。運転手は仕方ないなという顔をして車をバックさせています。え〜、まさかこれ以上行けないってことはないだろうね・・・

我らが運転手は別の方角に舵を切ると、お祭りだからメインスクエアのあたりは車は入れなくなっていると説明してくれました。あ〜良かった、ストライキじゃあなくて。

お祭りに向かう人々お祭りに向かう人々

賑やかな屋台、華やかな衣装を身に付けラッパを担いで行く男たち、カラフルなショールと変わった形の帽子の女たち。アリーナではどうやら闘牛が行われるらしい。

これまではケチュア族が多かったのですが、チチカカ湖周辺はアイマラ族です。ここに集まってきている人々もきっとアイマラ族なのでしょう。インデイヘナの人々は普通の日でも民族衣装を着ていることが多いようですが、この日は特にみんな着飾ってやってきています。男性も女性もファッションで既婚者か独身者かわかるそうです。女性はフリルスカートの段が多いのが既婚者、スーッとしたシンプルなスカートは独身者のようです。

道は人と車で溢れかえっており、私たちの運転手はカパチカの中心部を抜けるのに四苦八苦していました。ここでふと思ったのですが、今日はタクシーで来て本当に良かったです。コレクティーボだとここで乗り換えなければならないのですが、これではこのあとどうなるかさっぱりわからなかったでしょうから。

チチカカ湖チチカカ湖

なんとかカパチカ村を抜け出た私たちの車は、その後は快調にチチカカ湖に向かっています。うっすらとした遠くの山が徐々にはっきりしてくると、その下に真っ青なチチカカ湖が見えてきました。

これが標高3,800mにあるチチカカ湖です。大型の船が航行できる湖としては世界最高所にあると言われています。面積は琵琶湖の12倍、四国の半分ほどの大きさがあります。

この写真で湖の上に茶色の細い帯が見えると思いますが、あれがトトラです。

チチカカ湖湖畔の畑チチカカ湖湖畔の畑

チチカカ湖の湖畔にはよく耕された畑や牧草地が連なっています。

カサ・デ・バレンティンカサ・デ・バレンティン

湖畔のスペースが大きくなり、畑に変わって民家が現れると、そろそろラチョンです。

15時過ぎにカサ・デ・バレンティンの入口に着きました。結局アレキパからここまでの移動に、9時間以上掛かってしまいました。

小さな門をくぐると、細いダート道がチチカカ湖に延びています。これを下ると私たちの今宵の宿があります。

カサ・デ・バレンティンの庭カサ・デ・バレンティンの庭

ダート道の先はこんな景色。広い庭の向こうに真っ青なチチカカ湖が見えます。正面に見えるのはこれも静かで良いところだというチュクイト半島(Península de Chucuito)。このあたりの主要な街プーノは、この写真の少し右のあたりです。

とても静か。最高のロケーションです。

ペルーの国花カントゥータペルーの国花カントゥータ

庭先の赤い花はペルーの国花のカントゥータ(cantuta)。この花は『魔法の花』また『インカの聖なる花』とも呼ばれ、赤以外に黄色のものもあります。

時々小さなハチドリがやってきて、花の蜜を吸っています。

トウモロコシの粉トウモロコシの粉

カントゥータの下に広げられているのはトウモロコシの粉です。自家製なんですね。

トウモロコシはペルーではインカのころからとても大切な作物だったそうです。粉は、水や牛乳、またはラードを加えて練り、トウモロコシの葉っぱで包んで蒸したタマル(Tamal)や、粉を加えてとろみを出した煮込みスープのチョチョカ(Chochoca)として食べられます。

カサ・デ・バレンティン前のビーチカサ・デ・バレンティン前のビーチ

私たちがタクシーを降りたところにちょうど、バレンティンの息子のヘスス(Jesús)がやってきました。ヘススは私たちがインターネットでやり取りした相手で、彼はもうみんな分かっているよ、という感じですぐに私たちを部屋に案内してくれました。

今日はトラブルで到着が遅くなってしまったので遠出はできませんが、ちょっとその辺を廻りたいと言うと、ヘススは地図でこんなふうに散歩したらどう、と提案してくれました。

埠頭を見下ろす埠頭を見下ろす

一休みしてラチョンの散策に出かけます。

バレンティンの家のすぐ目の前はラチョンの埠頭で、その横は砂浜。ほとんどビーチと言ってよさそうなところです。

ラチョンの埠頭ラチョンの埠頭

ということで、まず埠頭に下りてみました。

埠頭のアーチ埠頭のアーチ

埠頭の入口にはインカのものなのか、石のアーチがあります。

このあたりではこうしたアーチをあちこちで見ることができます。

埠頭の先端からケスカパを見る埠頭の先端からケスカパを見る

埠頭の先端まで行ってみました。この埠頭は石積みでかなりしっかり造られています。

やってきた側を見ると、バレンティン家のさらに向こう側は小高い丘になっています。あれはケスカパ(Qeskapa:3,970m)という丘で、その頂部は展望所になっているようなので、今日登ってみたかったのですが、あそこに登るには往復で二時間以上掛かるというので、断念しました。

セロー・カルスセロー・カルス

視線を右に移せば、もう一つ丘が見えます。セーロ・カルス(Cerro Carus:4,110m)。

あそこからはチチカカ湖に浮かぶアマンタニー島(Amantaní)とタキーレ島(Taquile)が見えるそうなので、明日是非登りたいと思います。できれば自転車でね。

ビーチビーチ

埠頭からその横に移ると、そこは本物のビーチでした。ここには非常に細かい砂浜が広がっています。

先に見える島は織物などでユネスコの無形文化遺産に登録されているタキーレ島。

足あと足あと

足下の砂の上には奇妙な印が。どうやら鳥の足あとのようですが、これはどんな鳥でしょう。

チチカカ湖の湖面チチカカ湖の湖面

まったく穏やかな湖面です。

チチカカ湖はかなり大きな湖なので、波がかなりあるのかと思っていましたが、少なくともこの日はそれは皆無でした。

砂浜を行くサリーナ砂浜を行くサリーナ

少し先に植物が生えているのが見えます。おそらくあれはトトラでしょう。ちょっと見に行ってみます。

トトラトトラ

岸から少し離れたところに高さ1mほどのトトラが生えています。

トトラという言葉はケチュア語(インカ帝国の公用語)から来ているといい、高さは通常で4mほどまでに、最大では6mにもなるそうです。ここのはかなり低いですね。

トトラが刈り取られた跡トトラが刈り取られた跡

少し先へ進むと、岸辺のトトラが刈り取られた跡がありました。

この付近の人々もなにがしかのかたちでトトラを使っているようです。

黒豚さん黒豚さん

トトラの手前には畑があり、しっかり耕されています。そろそろ次の季節の種まきが始まるのでしょう。

そのさらに手前では黒豚さんがブーブー。

黒牛さん黒牛さん

先では農民が放牧していた黒牛を家に連れて帰るところのようです。

畑に座る農民畑に座る農民

黒牛さんの向こう側の畑には、民族衣装を着て畑仕事をする農民がいます。

地面に這いつくばって、大きな土の固まりを小さくしているようです。

羊さん羊さん

いつの間にかうしろから羊の群れがやってきました。草をムシャムシャしながらゆっくり進んで行きます。

ここで湖畔の道はなくなったようなので、牛さんの後を追って高台に向かいました。

高台から見るチチカカ湖高台から見るチチカカ湖

ここは標高3,800m。ちょっと上りになっただけですぐにへえへえしてしまいます。

そういえば、標高2,300mのアレキパに滞在したのは高度順応のためでもあったのですが、高度をいったん下げてしまうとこれは最初からやり直しと聞きます。リマにいたのはほんの数時間ですが、どうなんでしょう。

頭痛などはないので、たぶん問題なかったかなと思いますが、いずれにせよ、ここではゆっくり歩かないとだめです。

中央広場付近にたむろする人々中央広場付近にたむろする人々

登って行くと道は上のメインロードに出ました。このあたりがラチョンの中心部で、小さな雑貨屋と中央広場(Plaza principal de Llachón)があります。このあたりの建物はみんなアドベ(日干し煉瓦)でできていて、屋根はトタン葺きです。もちろん私たちのバレンティン家も。

この角ではコレクティーボかモトタクシーでも待っているのか、ただおしゃべりしているだけなのかはわかりませんが、何人かの人が佇んでいます。

道行く人々道行く人々

ちょうどこの時コレクティーボがやってきて人々を降ろしました。

買い出しからでも帰ってきたのか、家族らしき人々が大きな荷物を担いで家に帰って行きました。

中央広場に立つ教会中央広場に立つ教会

中央広場には教会が立っています。右の塔はアドベではなく石造の立派なもので、かなり古いもののように見えます。

左のお堂は一瞬新しく建てられたものかと思いましたが、よく見ればファサードだけ新しくされ、そのうしろの建物本体はこれも古いものでした。

ラチョンのゲートラチョンのゲート

中央広場の先は建物の密度が薄くなり農地になるようなので、ここで引き返すことにします。

車の道を行くとちょっと変わったゲートがありました。これはラチョンの入口を示すものだと思いますが、特に村名は書かれていません。

ゲート付近から見たチチカカ湖ゲート付近から見たチチカカ湖

時は17時。影がたいぶ長くなってきました。日没まであと30分ですが、まだ空は広くかなり明るく感じます。チチカカ湖もまだ青い。

バレンティンの門の前に立つサリーナバレンティンの門の前に立つサリーナ

バレンティンに帰ってきました。

先ほど私たちがやって来たときは、入口の門の工事をしていたのですが、これはすっかり完成したようです。

サイダーと羊サイダーと羊

門をくぐろうとすると、先ほど湖畔で見かけた羊の群れがやってきました。

あの近くの農家の羊かと思ったのですが、お家はちょっと離れたところのようです。

リャマリャマ

バレンティンの隣の庭先にはリャマがいました。これはアルパカではなくリャマです。

だんだんアルパカとリャマの違いがわかってきましたよ。

チチカカ湖の夕暮れチチカカ湖の夕暮れ

17時半。ちょうど日没の時刻です。今見ているのは南西方面で、太陽はこのちょっと右側に沈んでいきました。

夕方から出て来た雲がちょうどいい具合に夕陽を受けて、空をオレンジ色にしてくれています。

夕食風景夕食風景

ラチョンに食堂はないので、旅行者はみんな宿で夕食をいただきます。私たちももちろんその仲間です。ヘススから、夕食は19時だよ〜、と言われていたのでその時刻に食堂に向かいます。

バレンティンにはこの日私たちを含め、5組が宿泊していました。4組はカップルで、1組は10人近くの団体。バレンティン、以外と収容力があるようでびっくり。

野菜スープ野菜スープ

さて食事です。まずはスープ。

ニンジンやインゲンなどの野菜を細かく刻み、黄色唐辛子アヒ・アマリーリョの粉を加えたものです。小さなプチプチも入っていますが、これはセリナというものだそうです。セモリナのことでしょうかね。

鶏肉と野菜の煮込み鶏肉と野菜の煮込み

メイン・ディッシュは鶏肉と野菜の煮込みで、ごはんが添えられています。こうした料理には必ずジャガイモが入っているのがペルーです。

スープ同様、味付けに塩は最低限しか使われず、胡椒は使われていないようで、素材本来の味が感じられます。この煮込みも優しい味で、とてもおいしいです。

鶏肉と野菜の煮込みコカの葉とコカ茶

食後のデザートのあとはコーヒー、紅茶、ハーブ・ティーなどを。

そうそう、ペルーではコカ茶がよく飲まれます。コカはコカインの元となる植物で、日本には持ち込みが禁止されていますが、こちらでは古くから嗜好品や医療薬として用いられてきました。コカ茶はコカの葉っぱを数枚カップに入れ、熱湯を注いでしばらく待ち、コカの成分が抽出された後に飲みます。コカには神経を興奮させる作用があるそうですが、このコカ茶ではまったくそのような感じはしませんでした。

さて、とんだ事件から今日はカパチカ半島にやってくるのが遅くなってしまいましたが、なんとか辿り着けて良かったです。チチカカ湖の畔のラチョンは、静かで本当にいいところ。ここはほとんど音がない世界です。

明日はチチカカ湖のメイン・イベントで、トトラの浮き島に暮らすウロ族の人々を尋ねます。これは楽しみ〜

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