2020年、コロナ禍で外出もなかなかままならず、ステイホームが続くと日々の運動不足が気になりました。そんな時、毎日の歩行・走行距離を旅のルートに当てはめて、旅したつもりで健康づくりに役立てるアプリを見つけ、やってみるとなかなか面白い。
そこで、自分が行ってみたい海外ポタのコースをつくり、手入力で『行ったつもり』の旅を楽しみながら運動不足解消を図ることにしました。
by サリーナ (IT技術協力:マージコ)
・ 1日の歩行・自転車走行距離の目標を決める。
(サリーナの場合、朝ポタの距離・頻度と日常の歩行距離を考えて1日7kmと設定)
・ 目標のペースで行けば最終目的地まで何日で到達するかを計算する。
それを『ペースメーカー』として、自分(チャレンジャー)の歩行・走行距離の記入欄を並べた表を作る。
(下のような表)
・ 実際の歩行・走行距離を毎日記入し、地図などを見てその日の到達地点に思いを馳せる。
サリーナの作った『インカ道』は険しい上り下りがあり、標高は3,000m、4,000mを超える大変なルートなので、バーチャルであっても上り坂や標高が高いキツさを何らかの手段で反映させたいと考えました。
そこで、『上り坂や標高の高いところは平地走行距離より長く走らなければならない』ということにしました。なるべく簡単に、次のような設定です。
・ 影響を受けるのは勾配4%以上・標高3,000m以上として、距離の倍率を設定。坂のプロフィールと標高がわかるアプリ(Ride With GPSなど)でルート上をチェックし、該当する区間を抽出する。
[坂道] *連続距離が概ね10km以上の区間のみ反映させる・ ルートの1kmごとに[坂道]、[標高]の上記の倍率を記入し、平地1kmに該当する距離([坂道]x[標高])を設定。ペースメーカーによる地図上の距離と換算後の距離、その横にチャレンジャーの現在地の記入欄を並べた表を作成する(下記の表1)。
表1:1kmごとの記入表(日数65~68日、累積距離448~475kmの部分を例示)
・ 表1を1日ごとに再整理した表2を作成し、チャレンジャーがその日に実際に走った距離を表2に記入。その日までの累積距離がわかったら、表1の「現在地」の欄を走ったところまで色ぬりする。
表2:1日ごとの記入表(日数65~78日の部分を例示)
つまり、ペースメーカーは毎日7kmを刻むわけですが、上り坂や標高の高いところなどキツい区間は、我々チャレンジャーはもっとたくさん走らなければならないという設定です。
ちなみにこの設定を当てはめると、『インカ道01』では1日7kmのところが最大10.3km、最小5.0kmとなり、全895kmの行程が換算後は全970kmとなりました。
では早速始めましょう!
NO. | タイトル | 国 | 走行距離 | 難易度 | 参考ページ |
---|---|---|---|---|---|
01 | チャラ~クスコ~マチュピチュ(インカ道01) | ペルー | 895km | ▲▲▲ | 2019ペルー |
02 | ラパス~アウサンガテ~アマゾン(インカ道02) | ボリビア、ペルー | 953km | ▲▲▲ | 2019ペルー |
西海岸のインカの漁港があったチャラから、地上絵のナスカを経由して4000m以上の高地を越え、インカの都クスコへ。階段畑や塩田などを訪ねた後、ウルバンバ川の聖なる谷を行き、インカ・トレイルを進んだ先は、天空都市マチュピチュ!
ボリビアの首都ラパスから標高4000m前後の大平原アルティプラーノを北上。チチカカ湖を眺めつつペルーに入り、インカの都市を訪ねながら巡礼の地アウサンガテ山に詣で、最後の峠を越えたらアマゾンジャングルの中を豪快なダウンヒル!
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