いすゞはま荘の前
今朝は曇り空。いすゞはま荘の前で、宿のおかみさんに写真を撮っていただきました。
今日は天気予報が怪しいのと、ロートルはのんびり走ろうということで、当初予定の松崎周辺散策をパスすることにしてゆっくり出発です。
子浦の浜
まずは子浦の浜に立ち寄ります。右手側は漁港。
今朝は波も穏やかです。
上るサリーナとシュンシュン
まずは国道を上ります。
『今日は最初から上りか~』とサリーナ。『楽しい上りですね~』とシュンシュン。
海が見えた
上っていくうちに、左手に視界が広がってきました。
『海が見えてきた!』
妻良湾と子浦の風景
山や崖に囲まれた妻良湾と入口の防潮堤が見えます。
そして手前には子浦の集落。お世話になったいすゞはま荘もよく見えました。
養蜂箱
進んでいくと、国道の法面を補強する構造物の間に木の箱が一つずつ置いてあるのに気がつきました。これは養蜂箱でしょう。
『面白い場所に置いてあるね』『蜂たちは今は河津桜の蜜を集めるのかな』など話しつつ走ります。
サイダーがパンク
ところが『なんだか進まないよ~』とサイダー。後輪がスローパンクしていたようです。ありゃりゃ。
国道脇のスペースでチューブ交換。
河津桜の横を走る
パンク修理を終え、改めて出発。
道路脇には河津桜が咲いていました。蜂蜜になるかな~
海が見えた
上りは続きます。道路の両側はしばらく木々に覆われていましたが、やがて左手に海が見えてきました。
後ろに見えるのは妻良湾の南の岬でしょう。こんな景色が見えると上りもちょっと楽しくなりますね。
海辺のダイナミックな景色
そして前方にも突き出た岬のダイナミックな景色。しかし、空では山側から黒い雲が湧き出てきました。
その後、ちらほらと空から白いものが。『花びらかな』と呑気なシュンシュン。いやこれは雪だよ~!
夕日ヶ丘展望広場からの眺め
雪はちらほらで終わり、上っていくと夕日ヶ丘展望広場に着きました。急峻な岬に囲まれた海が見渡せます。
しかし、山側の空にはまだ怪しげな黒い雲。
サイダーとシュンシュン
ともかく雪が止んでよかったね~、とサイダーとシュンシュン。
ここからしばらく尾根道の後は下りです。
沿道の椿
キャンプ場を過ぎたら内陸へ。
周囲の景色はあまり見えませんが、時々赤い椿が沿道に現れます。
満開の桜に迎えられる
そして、下りに入ると一気に海辺が再び近づきます。
グワーンとU字のカーブを下ったところに、満開の桜が待っていました。『これは素晴らしい!』としばらく桜の鑑賞です。
斜面を埋め尽くす桜斜面を埋め尽くす桜
ここは千貫門海岸入口あたり。桜の情報はなかったので嬉しい驚きでした。
河津桜には少し早いので、他の種類の早咲き桜でしょう。斜面を埋め尽くすピンクの雲にうっとり。
桜を後に進む
ピンクの桜に見送られ、さらに先へと進みます。
雲見海岸
岬を一つ通り過ぎたら、そこは雲見海岸でした。海側には青い空が広がっています。
防波堤の先には二つの三角の岩『牛着岩(うしつきいわ)』があります。そして、そのはるか先にうっすらと見えるのは。。
富士山のシルエット
このシルエットは富士山!
残念ながら頂上辺りは雲に隠れていますが、裾野からの曲線で雄大な山の姿を思い描くことができます。
富士山とシュンシュン、サリーナ
『何とか富士山見えるよね』『見えたってことでいいね』と笑顔の記念撮影。
海の上は晴れていますが、陸地は曇りでちょっと影になっています。
雲見海岸を出発
雲見海岸を出発。
ここからは、北に富士山を望みながら変化に富む海岸線を走る絶景コース。走りながら自然と笑みがこぼれます。
南アルプスとシュンシュン、サイダー
次のカーブに来ると、またしても牛着岩と富士山の景色がよく見えました。
そして富士山の左に視線を動かすと、白い雪を被る山脈が続いています。『南アルプスだ』『こっちも絶景!』とシュンシュン、サイダー。
日が差してきた
陸地にも少しずつ日が差してきました。美しい海岸線を眺めつつ楽しい走りが続きます。
進行方向の海岸線
これが進行方向の海岸線。手前には小さな赤井浜。そして海からせり上がった岬、いくつも浮かぶ岩の周りに波しぶきが上がっています。
走るサイダー
『この海岸線は素晴らしいねえ~』と、海を眺めながら走るサイダー。
エメラルドグリーンの海
日差しを浴びて、崖の松の下にはエメラルドグリーンの海。彼方には丸い地平線。
石部海岸
もう一つ岬を回ったら、進行方向に砂浜と集落が見えてきました。石部海岸(いしぶかいがん)です。
今日は当初予定の松崎までは行かず、この石部から海辺を離れて下田を目指します。
石部から棚田を目指す焼
石部に着いたら、右折して石部棚田へ。
このあたり、松崎町南部の岩地、石部、雲見の三地区は『三浦(さんぽ)』と呼ばれ、1965年に松崎~石部にバスが開通する以前は『伊豆の秘境』と呼ばれていたそうです。
山道川に沿って走る
山道川に沿って集落に入ると、ほどなく棚田への上りが始まります。
石部の上り
すぐに勾配はきつくなり、ヨロヨロと蛇行しながら上る面々。
目指す棚田の上の展望台までは250mの標高差があります。
上るシュンシュン
『これはキツいですね~』と言いつつ、何だか嬉しそうなシュンシュン。
どうも最近は厳しい上りにハマっているらしい。
上るサイダー
『ワシは本当にキツい~』と、特に上りにハマってはいないサイダー。
桜を横目に見ながら激坂を上り続けます。
もうすぐ棚田
10%以上の勾配もありながら、随分上ってきました。ここまで上った自分を褒めたいと思うサリーナ。
背後には海が見え始めました。そろそろ棚田に到着です。
棚田の下に到着
ヤッター!石部棚田に到着。前方の斜面に棚田が見えています。
ここは棚田の最も低いところ。とりあえず記念写真に収まるシュンシュンとサイダー。まっすぐは舗装路で、左に行くと石畳の道があるようです。
道しるべの脇の水仙
道しるべの脇には水仙が咲いていました。八重咲きの水仙ですね。
背後に海が見えた
しばらく休憩。背後には海が見えています。
実は、ここは標高100mほどの地点。展望台まではここから更に標高差150mほどを上らなくてはいけません。
シュンシュン発進
しかし、ここからはこれまで以上のキツい勾配が待っています。
『私は無理だわ~』と当然のように押しに入るサリーナの横を、シュンシュンが笑みを浮かべながら颯爽とペダルを踏みしめて上っていきます。
押すサイダー
『ワシも無理~』とサイダーも押し。このあたりの勾配は15%くらいはありそうです。
こんなところは、棚田や背後の海の景色を楽しみながらのんびり行きましょう。
石積みの棚田
石部棚田は江戸時代からの歴史があるといいます。
石部は良質な石の産地だったそうで、この棚田は東日本では珍しい石積みです。
広がる棚田
棚田は約370枚。一時は多くが耕作放棄されていましたが、住民が中心となって2000年から復田活動が行われ、現在の姿に蘇ったそうです。
棚田オーナー制度があり、子どもたちの農業体験の場としても活用されているとのこと。この見事な棚田に水が張られたところを見てみたいですね。
駆け上るシュンシュン
棚田の道を駆け上るシュンシュン。どこまで健脚なのか。
2000年に建てられた茅葺き屋根の作業小屋も加わって、海をバックに懐かしい風景が広がっています。
シュンシュンも押し
しかし、このあたりになると20%近い勾配。そう長続きはしません(笑)
シュンシュンも押しに入ります。
棚田の上を走る
棚田の上に到着。上ってきた棚田を横目に気分良く走ります。
日差しが出てきて、海の青さも際立ちます。
石部の棚田展望台
棚田の出口から200mほど西に『石部の棚田展望台』がありました。上ってみると、
棚田の風景
こんな景色が広がっていました。石部棚田から石部の集落、そして海の向こうには南アルプスと富士山!
木立の中を進む
展望台を出発し、一旦国道に入った後、左折して木立の中の道を進みます。
静かな一本道
静かな一本道は緩い上り。サイダーが引き、
後ろを守るシュンシュン
シュンシュンが後ろを守ります。
島見峠からの下り
少し開けたところに出てきたら『島見峠』のサイン(バス停)がありました。特に島は見えないですね。そこには天神原植物園があり、ササユリの花が見られるそうですが、それは6月頃のこと。
ここからはザーッと下ります。
蛇石の集落
ザーッザーッと下ってきたら、川沿いの集落に出てきました。
この川は青野川、昨日河津桜を見に行ったところの川の上流です。そして集落の名前は『蛇石(じゃいし)』。
蛇石
その由来はこれ、青野川に向かって突き出ている『蛇石(へびいし)』です。
伝説では、2.4km離れた大池に棲む大蛇が石にされたもので、これは頭部。尻尾は大池にあるのだとか。
市ノ瀬あたり
ここからは、青野川に沿って緩やかな下りが続きます。
そろそろお昼時。『昨日お昼を食べたあたりでゴハンかな~』と呑気に走っていましたが。。
南上あたり
空に雲が広がり、次第にあたりが暗くなってきました。
青野川の土手には菜の花。そこ以外はどんよりと沈んだ色に変わっています。
下賀茂に到着
そして、河津桜の下賀茂にやってきました。
空は灰色一色。そして、ついにポツポツと冷たいものが。
菜の花と潮鰹のペペロンチーノ
慌てて自転車を停めて、昨日は行列で入れなかったイタリアンのお店に駆け込みました。
頼んだのは菜の花と潮鰹のペペロンチーノ。潮鰹は西伊豆町田子(たご)の伝統的保存食。地元ならではの味で『美味しいね~』なんて言っていた頃、何と外では雪が吹き荒れていました。
下賀茂を出発
『こんなに雪が降るのは、私たちも初めてですよ!』とお店の方たちも驚きの天気です。これは長居かな~、とスイーツにも手を出すシュンシュン。
しかし荒れた天気は30分ほどで収まり、日差しが戻ってきました。ちょうど食事時だけ雪とは、ラッキーでした。
一条川沿いを行く
ここからは内陸を通って下田方面へと向かいます。
まずは青野川に注ぐ一条川に沿って北東へ。
上るサリーナ
そして、一条川と別れて西へと進むあたりからややキツい上りが始まります。
ペダルを踏みしめて上るサリーナ。
八声トンネルを抜ける
そのピークは八声トンネル。
トンネルを抜けたらあとは下田までずっと下りでホッと一息。
市街地に入る
下って下って、大賀茂トンネルを抜けたら下田の市街地です。
無事下田駅に到着
青空の下、無事下田駅に到着。時刻は15時過ぎ、結構早く着きました。昨日の出発地点のサスケハナ号の前で再び記念撮影。
今日はお天気がどうなるかとヤキモキしましたが、走っている間は雨雪に降られず、西伊豆の変化に富んだ海岸線や富士山と南アルプス、そして棚田の風景を満喫できました。
それにしても棚田の上りは大変で、お天気のこともあって松崎をやめてショートカットして正解でした。この時期は天気と桜の開花時期の読みが難しいですね。
