概要
スライドショウ(06'17" キャプション付 音声:BGMのみ)
動画(05'25" 一部音声あり)
リスボン バイシャ地区
ポルトガルの旅の始まりは首都リスボン。テージョ川の河口近くに築かれたこの都市は激坂と石畳だらけなので、自転車ではなく徒歩で散策。まずは、小高いバイロ・アルトとアルファマに挟まれた、リスボンの中心部というべきバイシャを中心に巡ります。
そこには美しいエレベーターがあり、街中をかわいらしいレトロなトラムが走り、いくつもある展望台からはテージョ川の対岸やお城、そしてリスボンの街全体が見渡せます。
ポルト
ポルトガル第二の都市ポルトを巡ります。ドウロ川の北岸に築かれたこの都市の起源は5世紀以前と古く、ここにあった古代ローマの港町ポルトゥス・カレがポルトガルの語源だそうです。教会や駅に飾られた華麗なアズレージョを眺め、魅力的なレストランが建ち並ぶ川岸を散策、そして美しい鉄橋が架かるドウロ川をクルーズします。
ポルト2
ポルト巡りは続きます。歴史地区の散策を終えたらちょっとだけ自転車でサイクリング。
ドン・ルイス一世橋をメトロの脇をすり抜けるようにして渡ったら、素晴らしい景観が眺められる展望台からポルトの街を眺めます。ドウロ川対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにあるポルトワインのワイナリーを見学し、ドウロ川でそのワイン樽を運んだ船ラベーロを眺め、快適な自転車道で大西洋のビーチに向かいます。
シャベス
ポルトガルの北部、スペインとの国境に近いトラス・オス・モンテス地方のシャベスは古代ローマ時代から温泉の湧き出る街として知られ、タメガ川に残る古代ローマ時代の橋は現在も使われており、その中央にはマイルストーンが置かれています。鉄のベランダの中世の街の家々の中に古い教会やお城があり、二つの要塞があります。
シャベス〜モンタレグレ
ポルトガルの北部、スペインとの国境に近いトラス・オス・モンテス地方を走ります。
古代ローマの橋が残るシャベスから、アップダウンを繰り返しつつラバガン川にできた湖を廻って、13世紀の要塞跡のお城があるモンタレグレまで。断面図からは読み取れない細かなアップダウンが随所にあり、累積登坂高度は1,400mとちょっときついコースですが、湖のまわりの景色は最高です。
ペネダ・ジェレス国立公園 1
トラス・オス・モンテス地方のモンタレグレから、自然豊かで独特の文化が残るペネダ・ジェレス国立公園に入り、国境を越えてスペインのバイシャ・リミア-セーラ・ド・スレース自然公園を行きます。
ゴロゴロ岩の山の間を上り、美しい湖目掛けてダウンヒル。その途中、花崗岩でできた小さな家々が建ち並ぶ村々を巡ります。二つの丘越えと細かなアップダウンがボディーブローのように効いてくるコースでもあります。
ペネダ・ジェレス国立公園 2
スペインのロビオスからバイシャ・リミア-セーラ・ド・スレース自然公園の中を行き、ポルトガルのペネダ・ジェレス国立公園に入ります。
ごろごろした岩が積み重なる山の間の道は激坂の連続で厳しいですが、この景色は他では見られません。終着地のセニョーラ・ダ・ペネダにはブラガのボン・ジュスのような階段を持つ聖堂が建っています。
ペネダ・ジェレス国立公園 3
ペネダ・ジェレス国立公園の聖地セニョーラ・ダ・ペネダから、美しい山間の集落を眺めつつ山を下り、エスピゲイロがいくつも並ぶソアージョを経由して、リマ川を下ります。ローマ時代の橋が架かるポンテ・ダ・バルカに寄り、古代ローマより栄えた美しい街ポンテ・デ・リマまで。
ポンテ・デ・リマ〜ボウロ
ミーニョ地方のローマ時代の橋が架かるポンテ・デ・リマから、小さな山ひだをいくつも越え、ジェレス山脈の麓にある12世紀の修道院があるアマーレスのボウロまで。
このコースには取り立てていうほどの観光名所はポンテ・デ・リマ以外はなく、ポルトガル北部のごく普通の景色が眺められます。ここには小さなぶどう畑、小さな林、小さな川、小さな村、そしてその中の激坂がたびたび登場します。
ジェレス周辺
ジェレス山脈の麓にあるアマーレスのボウロからカーヴァド川を遡り、ペネダ・ジェレス国立公園の湖を楽しみます。
ボウロ〜ブラガ〜ギマランイス
ジェレス山脈の麓のボウロから激しいアップダウンを繰り返し、祈りの町といわれるブラガの丘の上にある聖地ボン・ジェズスに上り、街に下ったらカテドラルにお参りします。そこから一山越えて、ポルトガル発祥の地ギマランイスに向かいます。
ギマランイス〜レグア
ポルトガル誕生の地ギマランイスを散策し、バスでドウロ川の畔にあるレグアに向かい、キンタ(荘園)と呼ばれるぶどう農家に泊まります。
ギマランイスは初代ポルトガル国王となったアフォンソ・エンリケスが生まれた地であり、お城や古い教会に加え、古い街並が楽しいところです。ギマランイスからドウロ川まではいくつもの山を越え、その斜面には美しい見事なぶどう畑が見られます。こうしたぶどうを栽培しワイナリーを持つキンタに泊まれば、そこは最高の居心地。
アルト・ドウロ(ドウロ渓谷)
ドウロ川上流、アルト・ドウロのトゥアから、ピニャンを経てレグアまで走ります。
アルト・ドウロはポルト・ワインやドウロ・ワインの産地であり、ドウロ渓谷と呼ばれる谷間の急斜面に、見事なまでのぶどう畑が段状に並びます。その土地はほとんど岩場といって良いほどのところで、それを砕いた石ころのような土に、一畝一畝丁寧に並べられたぶどうの木を見ると、感動さえ覚えます。決して他では見られない風景がここにあります。
アヴェイロ
中部地方のアヴェイロは『潟』に囲まれており、街中を小さな運河が巡ります。そこを滑って行くのは、かつて海藻を集めるために使われという小舟モリセイロで、大きく反り返った舳先と色鮮やかな彩色が特徴です。
鉄道駅はこの地方の歴史や人々の暮らしが描かれた美しいアズレージョで飾られ、中央運河にはアール・ヌーボー様式の建物が並んでいます。
トレイラ
ポルトガル中部地方の潟と運河の街アヴェイロから、大西洋に面した漁村トレイラまでのサイクリングです。
アヴェイロは塩田で栄えた街でもあり、天日干しの塩田が見られます。フェリーでリア・デ・アヴェイロの中を行き対岸に渡れば、そこには伝統的なモリセイロのような漁船がたくさん浮かんでいます。トレイラでは、かつて牛を使って漁をした時の漁船と、今は牛に変わって網や漁船を引き揚げるトラクターのユニークな姿が見られます。もちろんすばらしいビーチでひと泳ぎ。
リスボン2 アルファマ地区
首都リスボンで、サン・ジョルジェ城付近の展望台から街を見渡し、うねうねした細い路地の上に洗濯物がぶら下がる楽しい下町アルファマを散策します。トラムに乗って歩いたところを再び巡れば、これは遊園地のジェットコースター並みの面白さ。夜はお決まりのファドを楽しみます。
オビドス
谷間の真珠と呼ばれる、花が溢れる美しい城塞都市オビドスを散策し、大西洋にちょこんと突き出した漁村ペニシェまで走って、ひと泳ぎします。
エヴォラ
アレンテージョ地方のエヴォラを散策します。エヴォラはローマ時代より栄えた城壁都市で、オリーブやコルク樫の木が広がる平原の中にあります。その中にはローマ時代のディアナ神殿やその後のイスラム時代、キリスト教時代の建造物が混然と同居しています。
リスボン3 ベレン地区
リスボンの旧市街の中心部からベレン地区までのちょっとしたサイクリングです。テージョ川沿いにはコメルシオ広場からベレン地区まで快適な自転車道が延びています。ベレン地区では『ベレンの塔』、『 発見のモニュメント』、そして『ジェロニモス修道院』という三大見どころを巡ります。
リスボン4 サン・ジョルジェ城
リスボンのサン・ジョルジェ城を巡ります。小高い丘の上にあるこのお城からは、リスボンの街が一望にでき、数千年の歴史を辿ることができます。